用意するもの
●打ち込みソフト(DAW)
SONAR、CUBASE等々。VSTiプラグインが使えればフリーのものでもいいです。 ちなみに僕はFL Studio 8。軽くて使いやすく、なによりかっこいい(ステマ)。
●Magical 8bit Plug
「YMCK」のYokemuraさんが作ったソフトシンセ。http://www.ymck.net/download/index.html 波形、ADSRといった基本的な設定に加えてピッチベンド機能も備わっており、ほとんどこれで事足ります。
その他、僕は使いませんでしたが、
・YMCK Player
・ナムコサウンドプレイヤー http://www.bandainamcogames.co.jp/mobile/app.php?id=908
といったアプリが気になるところです。iPhoneを携えてフィーリングプレイなーんて、できそうです。
作り方
1.打ち込みソフトを立ち上げます。
2.打ち込みソフト内で、Magical 8bit Plugを起動させます。
VSTiプラグインをそれぞれの打ち込みソフトのやり方で立ち上げてください。
3.音を作ります。
例えば・・・ (A:Attack D:Decay S:Sustain R:Release BR:BendRange SS:SweepSwitch ST:SweepTime) ・キック音 Square A:0、D:0.15、S:0、R:0、BR:2.00、SS:Negative、ST:0.11 音を高くすることで、かわいいタム音も出せます。
・スネア、ハイハット noise A:0、D:0.27、S:0、R:0.07、ベンド無し ベロシティ、ボリューム、音の高さをいじることで、スネアとハットをしっかり区別しましょう。
・パルス 25%Pulse A:0、D:0.07、S:0.58、R:0.15、ベンド無し パルス音は目立つのでスキです。
これを、波形だけスクエア、サインに置き換えると・・・
サイン波は丸っこい音です。ベース音に使われるイメージがあります。スパンカーではほとんど使いませんで したけど。
4.音を並べます。
気をつけるといい点は2つ。
一、できるだけ同時音数を抑える
ファミコンはハードの性能上、サイン、パルス波、ノイズといった基本的波形しか使えなかったことに加え、 同時に音を4音までしか出せませんでした。 その時代の作曲家たちはその制約の中、メロディー、和音、リズムを形作っていったのです。ゾクゾクします ね。 逆に言うと、音数がそれよりも多くなるとファミコンのテイストから外れてしまうということです。 ときには「音を省く」という作業が必要になることもあります。
二、細かい音を使う
先ほども言ったように、作曲家たちは制約の中、様々な工夫を凝らして曲を作っていました。 そのうちのひとつが、高速に音を移動させることによる擬似和音。
ドとミを“ちょっぱや”で移動させることで、あたかも同時になっているように聞こえませんか? このように、16分音符、32部音符など細かい音を使うことで、4つしか同時に音が出せなくても色々な ことができるのです。
5.仕上げに効果音をまぶします。
例えば・・・ ジャンプ square A:0、D:0、S:0.64、R:0.07、BR:4.43、SS:Positive、ST:0.10
コイン、または得点音 25% pulse A:0、D 0.03、S:0.21、R 0.58、ベンド無し (Releaseもっと切ったほうがいい?) コインの音階は「シミ」です。 “コインはシミ”と覚えましょう。
コイン.mp3
そのほかにも、ゲームボーイ起動音、シューティング音などは簡単にできます。
上級編としては、マリオがキノコをとってでっかくなるときの効果音は細かい音の組み合わせなので、
それをミミコピ出来れば似たものは作れるでしょう。
6.出来上がり!
ね、簡単でしょ?
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