135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/04/25(金) 01:01:03.61 ID:ga3nrtgm0
>>129
ソイツはいつでも夜にやってくる。トカゲの姿でやってくる。
誰もが寝静まった真夜中に、どこからとも無く部屋の中に侵入している。
その部屋の主は未だその侵入に気付いていない。
そして、今日もまた部屋の主に思うがままにその欲望をぶつけ、陵辱の限りを尽くすのだ。
ソイツの名はダークオーブ。
救済の女神の力を悪魔の力で封じた邪悪な宝玉。
いつものごとく、『トカゲ』は音もなく部屋に忍び込んでいた。
部屋の主に気づかれている様子はない。彼女はベッドの中でよく眠っていた。
素早く、静かに。ソイツはベッドをよじ登り、目的のポイントに進入する。
今日もまた、ソイツは欲望の限りを、部屋の主『鹿目まどか』にぶつけるのだ。
「『まどか、愛しているわ』そうつぶやくとほむら様はまどか様の顎に手をかけ、ゆっくりと顔を近づけていきます」
「う、うぅ~・・・・・ん」
「唇を合わせると、ほむら様はその舌でまどか様の口の中を蹂躙します」
「んぅ・・・・・・ほむらひゃ、らめぇ…………」
「弱い言葉の抵抗も虚しく、ほむら様の手がまどか様の胸に伸びていきます」
「うぅ………わらひたち、おんなの、こ………」
「おや?そう言う割に舌を伸ばしていますね?ほむら様も気付かれたようですよ。目を細めてまどか様を観察しながら胸を揉みしだき始めます」
「やっ・・・・・らめぇ・・・・・・」
「そしてついにはまどか様を押し倒し、その手は大事なとk」
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
絶叫と共に飛び起きるまどか。
すごい勢いで首を振り周囲を見渡すが、誰もそこにはいなかった。
囁きの主を見つけることは、ついに無く。
「ゆ、夢……なの?」
胸の動悸がまだ治まらない。
顔もものすごく熱くなっているのを感じる。
「ど、どうしてあんな夢を……ほむらちゃん……」
夢の中での『相手』に想いを馳せ、自分の気持ちの在処を己に問うてみるが、答えは見つからない。
ただ、奇妙な焦燥は、まるで魂に刻まれたように感じ取ることが出来た。
きっと、その焦燥の答えを見つけるために今自分は生きているのだと、何故だか確信していた。
そこまで考えて、まどかは別のことに気がついた。それを何とかしなければ、もう眠れないだろう。
「うぅ、下着、取り替えなきゃ……」
普通は思春期の男子がするような体験を、女子の身でありながら味わっていることなど、まどかは夢にも思っていなかった。
暁美ほむらは知らなかった。
「おはよう、まど」「ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ!?」「……その反応はいくらなんでも納得がいかないのだけど」
ここ数日繰り返されるこのやりとりの原因が、己のトカゲの狼藉にあることを。
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