112スレ/わたしのしるし、あなたのしるし

Last-modified: 2014-11-24 (月) 18:26:55
476 名前:ほむまどちゅっちゅしろ[sage] 投稿日:2014/10/12(日) 11:00:34.96 ID:vH97Kp3Q0
「まどか」
 細い首筋に唇を寄せ、恋人の名前を呼ぶほむら。
 くすぐったさに震える小さな身体を抱きしめ、そのまま強く口づける。
 痕を付けようとしていることに気付いたまどかは、ほむらの腕の中から逃れようとするが、時既に遅し。
 鏡を見ると、虫刺されのような赤い痕が付いていた。

「ほむらちゃんひどいよ、こんな目立つ所に」
「目立つ所だからこそよ。貴女が私のものであるというしるし」
 まどかは抗議するが、ほむらはまるで悪びれない。
「それとも、見えない所ならいいのかしら?」
「そ、そういう事じゃなくて……ひぅ、やぁ……んっ」
 そんな事を言いながらも、次々にキス痕を付けてゆく。
 そうして斑模様のようになったまどかの首を見やり、ようやくほむらは腕を解いた。

「うぅ、こんなに真っ赤になっちゃってる」
「うふふ、素敵よまどか」
「むぅ~……えいっ、お返し!」
 楽しげな微笑みを浮かべるほむらの肩に素早く腕を回し、首筋に口づけるまどか。
 だが。
「あら、私にもしるしを付けてくれたのね。嬉しいわ、まどか」
 まどかの反撃を受けてもなお、ほむらは笑顔を崩さない。
 それどころか、鏡を見るその表情はどこか誇らしげですらあった。

(少しくらい、恥ずかしがってくれてもいいのに……)


この後まどかの機嫌が悪くなったが、ほむらがおやつのケーキを譲った上で唇にキスしたら直った。
そのままベッドに倒れ込んで滅茶苦茶ほむまどした。完。

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1412402119/476