113スレ/じー…

Last-modified: 2014-12-25 (木) 07:18:24
163 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/10/23(木) 01:39:19.94 ID:Dkb3eXpv0
ガチャ ギィィ…

まどか「ほむらちゃん、元気にしてた?」

ほむら「私を牢屋の中に閉じこめておいてそんな質問をするなんて…まどかは意地悪ね…」

まどか「ち…違うよ!私…そんなつもりじゃなくて…」

ほむら「ふふっ…大丈夫…わかってるわ、まどかが優しい子なのは私が誰よりわかってる」

ほむら「本心から私の身を心配してそう聞いてくれたのでしょう?わかってるわ、まどか」

まどか「…意地悪なのはほむらちゃんの方じゃない…」

ほむら「それで?そろそろ決断してくれたのかしら」

ほむら「円環の力を取り戻した貴女なら今の私を完全に消滅させるくらい…簡単でしょう?」

まどか「……」

まどか「このお部屋の中に居ればほむらちゃんの悪魔の力も封じられるし…今は私の円環の理としての力は問題なく動いてるよ、だからほむらちゃんを消さなくても…」

ほむら「私はいつか必ずここから脱走して、またまどかを裂いて人間に戻すわ…どれだけ時間がかかっても、私が生きている限り必ずそうする」

まどか「…」

ほむら「私はきっと生きている限りまどかにまた人間として幸せな生活を送って欲しいという欲望を捨て去る事が出来ないもの…ふふふ」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「…まどか…貴女はいつも決断を迫られた時は…悩んで、悩んで、悩み抜いて…でも最後には必ずハッキリした答えを出していた」

ほむら「だから今回もきっとそうなるのでしょう、こんなに時間がかかるとは思わなかったけれど」

まどか「ほむらちゃん」

まどか「今のほむらちゃんの状況は私が決断を先延ばしにして保留にしてるからじゃないよ」

まどか「これが私の選んだ方法だよ、ほむらちゃんを消さない為にはこれしかないの…だから、ごめんね…このままずっとここで…」


164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/10/23(木) 01:40:11.87 ID:Dkb3eXpv0
まどか「私がずっと監視してればほむらちゃんはここから逃げ出せないよ?だからほむらちゃんを消す必要なんて、無い」

ほむら「貴女の監視がなければここから抜け出すことも可能なのだけれど…」

まどか「大丈夫だよ…一秒だってほむらちゃんから目を離さない、一瞬だって気を緩めてあげない」

まどか「絶対ににがさないからね、ほむらちゃん」

ほむら「なるほどね…秩序を守る為には危険な事をやらかすとわかっている人物を抑えつけて何もさせないのが一番なのかもしれないわね…」

まどか「じー…」

ほむら「考えてみれば確かに理想的な解決法かもしれないわね、優しいまどかはかつて最高の友達と呼んだ相手を…いくら悪魔に成り下がった存在だとしても、それを消すのは心が痛むでしょうし…」

まどか「じー…」

ほむら「それに……ちょ、ちょっとまどか…見過ぎよ…」

まどか「だって目を離したらほむらちゃん逃げちゃうもん」

まどか「じー…」

ほむら「う…っ…」

まどか「ほむらちゃんちょっぴり顔が赤くなってきたよ」

ほむら「か…解説しないで…」

まどか「赤ほむらちゃん」

ほむら「まどか…何を言っているのまどか…」

まどか「赤ほむらちゃんそろそろお腹空いてない?お昼にしよっか」

ほむら「やめてまどか…その呼び方を定着させようとするのはやめて…赤ちゃんみたいな響きで凄く恥ずかしいわ…」

まどか「ほむらちゃん唐揚げどう?はい、あーん」

ほむら(私の顔から一瞬も目を反らさずお皿の上の唐揚げを箸で摘んだ…本当にこのままずっと私を見続けるつもりなのかしら…)

ほむら「…あ、あーん…」

まどか「ほむらちゃん、また顔が赤くなってるよ」

ほむら「…い、いいから早く食べさせて…あーん…」

まどか「どうしよう…ほむらちゃんかわいい…鳥の雛みたい…」

ほむら「も…もう!もう自分で食べるわ!」


165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/10/23(木) 01:40:44.56 ID:Dkb3eXpv0
まどか「あははっ、ごめんねほむらちゃん…ほむらちゃんと食事するのなんて久しぶりだから…ついはしゃいじゃった」

ほむら「うぅ…」

夜

まどか「そろそろ寝よっか、ほむらちゃん」

ほむら「えぇ、寝るけれど…まどかももう寝なさい、神様とは言え女の子なんだから夜更かしなんてしちゃだめよ」

まどか「駄目だよ、私はほむらちゃんから一秒だって目を離さないって…そう言ったじゃない」

まどか「という事で夜用まどかを連れてきたよ」

夜まどか「ほむらちゃーん、こんばんは!」

ほむら「えっ…」

まどか「このまどかは夜に強いまどかだよ、それじゃ私は寝るね…おやすみほむらちゃん…zzz…」

夜まどか「じー…」

ほむら「ま…まどか…もしかして私が寝てる間ずっと見てるつもりなの?」

夜まどか「もちろんそうだよ!さっきまで沢山寝てきたから睡眠時間は心配しなくても大丈夫だよ、ほむらちゃん!」

ほむら(あぁ…みられてるわ…目を瞑っててもまどかの視線を感じるわ…)

朝

まどか「おはようほむらちゃん!夜用の私も夜勤お疲れさまでした!」

ほむら(夜勤!?これって夜勤なの!?)

夜まどか「じゃあ引継ぎするね、ほむらちゃんは私に見られてたからかなかなか寝付けないみたいだったけど、しばらくしたらちゃんとぐっすり寝てたよ!きっと疲れてたんだね」

夜まどか「あとは寝言で私の名前を10回くらい言ってくれたよ、その後に続く言葉が『ごめんなさい…』とかネガティブな言葉ばっかりでちょっと悲しかったな…でも一回だけ『だいすきよ…まどか…』って言ってくれてね、それで」

ほむら「そ…それ以上は駄目よ!!…私ってそんな寝言ばっかり言ってるのかしら…それがまどかに全部筒抜けなんて…寝るのが怖くなってきたわ…」

まどか「それじゃあほむらちゃん…次は私だよ!今日も一日よろしくね!」

ほむら(なぜかしら…なんだか凄く追いつめられてしまったというか…詰みというか…チェックメイトというか…この心地よさに身を任せてしまいたいというか…)

ほむら(悪魔としての私が完全に終わってしまった気がするわ…)




173 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/10/23(木) 08:33:42.86 ID:3xWS8bz+0
>>165
アルまど「対ほむらちゃん三銃士を連れてきました!」

デビほむ「対ほむらちゃん三銃士・・?」


朝まどか「ほむらちゃんの歯磨きと朝食の専門家、朝まどかだよ!」

昼まどか「ほむらちゃんのお昼ごはんとお昼寝時の膝枕の専門家、昼まどかだよ!」

夜まどか「ほむらちゃんのお風呂のお世話と添い寝の専門家、夜まどかだよ!」

アルまど「うぇひひ、絶対逃がしてあげないんだからね!」


デビほむ(私ったら幸せで死ぬでしまうかもしれないわね・・)

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1413807482/163-165
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