13スレ/300

Last-modified: 2014-04-09 (水) 06:36:37
300 名前:270[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00:19:52.53 ID:UarpQpzN0
うpしてみました
初投稿なもんで、色々意見きかせて欲しいです
http://loda.jp/madoka_magica/?id=2908 (リンク切れ)


以下、本文

マミ「おはよう、暁美さん」
ほむら「あ、巴さん。おはようございます」
マミ「これ、受け取ってもらえるかしら?」
ほむら「?これって・・・」
マミ「ふふ、今日はバレンタインデーでしょ?かわいい後輩にはあげないとね」
ほむら「うわぁ!ありがとうございます!あ・・・でも、私何も用意してないです・・・」
マミ「ううん、いいの気にしないで。それより、暁美さんは誰かにあげたりしないのかしら?」
ほむら「私は・・・そういうのは・・・。それに私なんかにもらってもきっと困るだろうし・・・」
マミ「あら、そんなことないと思うわよ?」
ほむら「そう、でしょうか・・・」
マミ「そうだ!良かったら放課後、うちに来ない?一緒に作りましょ!」
ほむら「えっ・・・!」
マミ「もし、誰か渡したい相手がいるなら後悔しないように。ね?」
ほむら「・・・巴さん。でも、ごめんなさい。私はやっぱり・・・」
マミ「そう・・・。でも、もし気が変わったら遠慮なく言ってね」
ほむら「・・・はい。ありがとうございます」
~教室~
ほむら(誰か渡したい相手がいるなら後悔しないように・・・か)
まどか「ほむらちゃん!おはよ!」
ほむら「ひゃっ!?」
まどか「あ、ごめん!驚かせちゃったかな?」
ほむら「あ!ううん、大丈夫だよ!こっちこそごめんなさい!」
まどか「・・・ほむらちゃん、何か考え事?」
ほむら「・・・え?」
まどか「なんかボーッとしてたからさ。考え事してたのかなって」
ほむら「えっと・・・ううん、大したことじゃないよ」
まどか「そっか!もし何か相談事があったらいつでも言ってね!」
ほむら「うん、ありがとう鹿目さん」
キーンコーンカンコーン
ほむら「あ、チャイム鳴っちゃったね」
まどか「うん・・・あのね、ほむらちゃん」
ほむら「え?何?」
まどか「後で、話いいかな?」
ほむら「うん、大丈夫だよ」
まどか「エヘヘ・・・ありがとう」
先生「授業はじめますよー!」
ほむら(・・・鹿目さん、話ってなんだろ?)
~昼休み~
まどか「・・・ほむらちゃん」
ほむら「鹿目さん」
まどか「ほむらちゃんはさ・・・誰かにその、チョコあげたりするのかな、って・・・」
ほむら「えぇっ!?い、いきなりどうしたの?」
まどか「えっと・・・その、何でもないよ!エヘヘ、変だよね私!」
ほむら「鹿目さん・・・。私はその、こんなだからきっとチョコなんてもらっても、嬉しくないと・・・思うから・・・」
まどか「そんなことないよ!」
ほむら「え?」
まどか「ほむらちゃんはさ、もっと自分に自信を持つべきだよ。それにね、私はほむらちゃんにチョコ貰えたら嬉しいな~、なんて・・・」
ほむら「鹿目さん・・・ありがとう」
まどか「うん・・・それでね、その、私ね・・・」
ほむら「鹿目さん!私、頑張るから!」
まどか「え!?・・・あ、うん!応援してるよ!」
ほむら(渡したい相手がいるなら後悔しないように、だよね。鹿目さん・・・受け取ってくれるかな)
~放課後~
まどか「ほむらちゃん、良かったら一緒に・・・」
ほむら「ごめんなさい、鹿目さん。私、巴さんの家に行かなきゃ・・・」
まどか「そう、なんだ・・・」
ほむら「えっと、それから会えるかな?」
まどか「・・・うん。大丈夫、だよ」
ほむら「ありがとう!それじゃ、また後で携帯に電話するね!」
まどか「うん。また後でね・・・」
まどか「・・・ほむらちゃん」
~マミ宅~
マミ「来てくれたのね、ふふっ。準備が無駄にならなくて良かったわ」
ほむら「えっと、お願いします!」
マミ「ええ、もちろんよ。可愛い後輩の恋愛成就のために先輩が一肌脱いであげるんだから!」
ほむら「恋愛成就って・・・そんな・・・」
マミ「ふふ、渡す相手は鹿目さんでしょ?」
ほむら「な、なんで分かるんですか!?」
マミ「そんなの傍から見てれば分かるわ」
ほむら「そういうもの・・・なんでしょうか・・・」
マミ「ええ。お互い後一歩踏み出す事ができなくて・・・見ているこっちがもどかしい位だもの」
ほむら「・・・お互い、ですか?」
マミ「やっぱり自覚なかったのね・・・ふふ、初々しいわね」
ほむら「・・・私、不安なんです。今のままの関係が心地いいから・・・」
マミ「上手く行っても例えダメでも、今のままではいられないものね」
ほむら「はい・・・。でも、私変わりたいんです。自信を持つべきだと教えてくれた親友のためにも」
マミ「ええ、そして暁美さんはこうやってここに来た。勇気を出したのね」
ほむら「巴さんや鹿目さんが後押ししてくれたおかげです」
マミ「ふふ、それじゃもう一頑張りしましょ」
ほむら「はい・・・でも、ちゃんと受け取ってくれるでしょうか・・・」
マミ「それは大丈夫。先輩が保証するわ」
ほむら「巴さん・・・」
マミ「さあ、最高のチョコを作るわよ!」
ほむら「はい!」
~まどか宅~
まどか「ほむらちゃん、マミさんにチョコあげるんだよね・・・」
まどか「私が後押しした形になっちゃった・・・」
まどか「このチョコも・・・もう渡せないよ・・・」
まどか「・・・ううん、でもいいんだ。ほむらちゃんとマミさんはお似合いだよね・・・」
まどか「グスッ・・・でも、明日からどんな顔して二人に会えばいいか分からないよ・・・」
着信音
まどか「・・・ほむらちゃんからだ」
まどか「・・・もしもし?」
ほむら「鹿目さん、ごめんね。その、今から会えるかな?」
まどか「・・・」
ほむら「ダメ、かな?」
まどか「・・・ううん、大丈夫・・・だよ」
ほむら「良かった!今から家に行ってもいいかな?」
まどか「うん、待ってる・・・」
ほむら「ありがとう!すぐに行くね!」
まどか「・・・ほむらちゃん、楽しそうな声だったな・・・きっと上手く行ったんだよね」
まどか「・・・嫌だ、嫌だよ。ほむらちゃん・・・大好きなのに!もっと仲良くなりたかったのに・・・!」
まどか「・・・グスッ。ううん、泣いちゃダメだよ。大好きな友達と大好きな先輩が上手く行ったんだもん!お祝いしてあげなきゃ・・・」
~10分後~
知久「まどかー、暁美さんが来たよ」
まどか「うん!上がってもらってー!」
知久「だ、そうだよ。ゆっくりして行ってね」
ほむら「お邪魔します」
コンコン
ほむら「鹿目さん、入るね」
まどか「おめでとー!!」
ほむら「え?え?」
まどか「良かったね!ほむらちゃん!」
ほむら「?な、何がかな?」
まどか「もう、今から言うんだから隠さなくてもいいじゃない!」
ほむら「あ、もしかして巴さんから聞いてたの?」
まどか「・・・聞かなくても分かる、よ・・・」
ほむら「鹿目、さん・・・?」
まどか「グスッ・・・マミさんにチョコレート渡したんだよね・・・」
ほむら「・・・え?」
まどか「ほむらちゃん、頑張るって・・・言ってたから!放課後、マミさんの家に行くって、言ってたから・・・!」
ほむら「・・・そっか、誤解させちゃったんだね。ごめんね」
まどか「・・・誤解?」
ほむら「うん、マミさんには手伝ってもらってたんだよ。これを、鹿目さんに渡したくて」
まどか「これって・・・」
ほむら「・・・今日はバレンタインデーだから・・・鹿目さんに受け取って欲しくて」
まどか「チョコレート・・・?」
ほむら「・・・初めてだから、美味しくないかもだけど!でも、どうしても渡したかったんだ」
ほむら「巴さんが、渡したい相手がいるなら後悔しないようにって言ってくれたから・・・」
ほむら「・・・何より鹿目さんに、私からチョコを貰えたら嬉しいって言ってもらえたから!」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「だからっ!受け取って下さい!」
まどか「グスッ・・・そっか、そうだったんだね・・・。ありがとう、ほむらちゃん!」
ほむら「受け取ってくれるの・・・?」
まどか「もちろんだよ!!」
ほむら「良かった・・・ありがとう、鹿目さん・・・」
まどか「エヘヘ・・・あのね、私もこれ。今日ずっとほむらちゃんに渡したかったの」
ほむら「これって・・・」
まどか「パパに手伝ってもらったんだけど、初めて作ったんだ。ほむらちゃんに食べて欲しくて・・・」
ほむら「そっか、そうなんだ・・・鹿目さんありがとう」
まどか「・・・名前で呼んで」
ほむら「えっ?」
まどか「私たち・・・その、両想いなんだよね・・・?だから、名前で呼んでくれたら嬉しいな、って」
ほむら「両想い・・・」
まどか「改めて言うと恥ずかしいね・・・」
ほむら「う、うん・・・そうだねっ!ま、まど・・・」
まどか「・・・」
ほむら「ま、ま・・まど・・・か、鹿目さん・・・」
まどか「クスッ。エヘヘ~、うん!今はそれでいいよ」
まどか「いつか、今日みたいにほむらちゃんが頑張ってくれる日まで待つからね。だってこれからはずっと一緒なんだもん!」
終わり

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