300 名前:270[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 00:19:52.53 ID:UarpQpzN0 うpしてみました 初投稿なもんで、色々意見きかせて欲しいです http://loda.jp/madoka_magica/?id=2908 (リンク切れ)
以下、本文
マミ「おはよう、暁美さん」 ほむら「あ、巴さん。おはようございます」 マミ「これ、受け取ってもらえるかしら?」 ほむら「?これって・・・」 マミ「ふふ、今日はバレンタインデーでしょ?かわいい後輩にはあげないとね」 ほむら「うわぁ!ありがとうございます!あ・・・でも、私何も用意してないです・・・」 マミ「ううん、いいの気にしないで。それより、暁美さんは誰かにあげたりしないのかしら?」 ほむら「私は・・・そういうのは・・・。それに私なんかにもらってもきっと困るだろうし・・・」 マミ「あら、そんなことないと思うわよ?」 ほむら「そう、でしょうか・・・」 マミ「そうだ!良かったら放課後、うちに来ない?一緒に作りましょ!」 ほむら「えっ・・・!」 マミ「もし、誰か渡したい相手がいるなら後悔しないように。ね?」 ほむら「・・・巴さん。でも、ごめんなさい。私はやっぱり・・・」 マミ「そう・・・。でも、もし気が変わったら遠慮なく言ってね」 ほむら「・・・はい。ありがとうございます」
~教室~ ほむら(誰か渡したい相手がいるなら後悔しないように・・・か) まどか「ほむらちゃん!おはよ!」 ほむら「ひゃっ!?」 まどか「あ、ごめん!驚かせちゃったかな?」 ほむら「あ!ううん、大丈夫だよ!こっちこそごめんなさい!」 まどか「・・・ほむらちゃん、何か考え事?」 ほむら「・・・え?」 まどか「なんかボーッとしてたからさ。考え事してたのかなって」 ほむら「えっと・・・ううん、大したことじゃないよ」 まどか「そっか!もし何か相談事があったらいつでも言ってね!」 ほむら「うん、ありがとう鹿目さん」 キーンコーンカンコーン ほむら「あ、チャイム鳴っちゃったね」 まどか「うん・・・あのね、ほむらちゃん」 ほむら「え?何?」 まどか「後で、話いいかな?」 ほむら「うん、大丈夫だよ」 まどか「エヘヘ・・・ありがとう」 先生「授業はじめますよー!」 ほむら(・・・鹿目さん、話ってなんだろ?)
~昼休み~ まどか「・・・ほむらちゃん」 ほむら「鹿目さん」 まどか「ほむらちゃんはさ・・・誰かにその、チョコあげたりするのかな、って・・・」 ほむら「えぇっ!?い、いきなりどうしたの?」 まどか「えっと・・・その、何でもないよ!エヘヘ、変だよね私!」 ほむら「鹿目さん・・・。私はその、こんなだからきっとチョコなんてもらっても、嬉しくないと・・・思うから・・・」 まどか「そんなことないよ!」 ほむら「え?」 まどか「ほむらちゃんはさ、もっと自分に自信を持つべきだよ。それにね、私はほむらちゃんにチョコ貰えたら嬉しいな~、なんて・・・」 ほむら「鹿目さん・・・ありがとう」 まどか「うん・・・それでね、その、私ね・・・」 ほむら「鹿目さん!私、頑張るから!」 まどか「え!?・・・あ、うん!応援してるよ!」 ほむら(渡したい相手がいるなら後悔しないように、だよね。鹿目さん・・・受け取ってくれるかな)
~放課後~ まどか「ほむらちゃん、良かったら一緒に・・・」 ほむら「ごめんなさい、鹿目さん。私、巴さんの家に行かなきゃ・・・」 まどか「そう、なんだ・・・」 ほむら「えっと、それから会えるかな?」 まどか「・・・うん。大丈夫、だよ」 ほむら「ありがとう!それじゃ、また後で携帯に電話するね!」 まどか「うん。また後でね・・・」 まどか「・・・ほむらちゃん」
~マミ宅~ マミ「来てくれたのね、ふふっ。準備が無駄にならなくて良かったわ」 ほむら「えっと、お願いします!」 マミ「ええ、もちろんよ。可愛い後輩の恋愛成就のために先輩が一肌脱いであげるんだから!」 ほむら「恋愛成就って・・・そんな・・・」 マミ「ふふ、渡す相手は鹿目さんでしょ?」 ほむら「な、なんで分かるんですか!?」 マミ「そんなの傍から見てれば分かるわ」 ほむら「そういうもの・・・なんでしょうか・・・」 マミ「ええ。お互い後一歩踏み出す事ができなくて・・・見ているこっちがもどかしい位だもの」 ほむら「・・・お互い、ですか?」 マミ「やっぱり自覚なかったのね・・・ふふ、初々しいわね」 ほむら「・・・私、不安なんです。今のままの関係が心地いいから・・・」 マミ「上手く行っても例えダメでも、今のままではいられないものね」 ほむら「はい・・・。でも、私変わりたいんです。自信を持つべきだと教えてくれた親友のためにも」 マミ「ええ、そして暁美さんはこうやってここに来た。勇気を出したのね」 ほむら「巴さんや鹿目さんが後押ししてくれたおかげです」 マミ「ふふ、それじゃもう一頑張りしましょ」 ほむら「はい・・・でも、ちゃんと受け取ってくれるでしょうか・・・」 マミ「それは大丈夫。先輩が保証するわ」 ほむら「巴さん・・・」 マミ「さあ、最高のチョコを作るわよ!」 ほむら「はい!」
~まどか宅~ まどか「ほむらちゃん、マミさんにチョコあげるんだよね・・・」 まどか「私が後押しした形になっちゃった・・・」 まどか「このチョコも・・・もう渡せないよ・・・」 まどか「・・・ううん、でもいいんだ。ほむらちゃんとマミさんはお似合いだよね・・・」 まどか「グスッ・・・でも、明日からどんな顔して二人に会えばいいか分からないよ・・・」 着信音 まどか「・・・ほむらちゃんからだ」 まどか「・・・もしもし?」 ほむら「鹿目さん、ごめんね。その、今から会えるかな?」 まどか「・・・」 ほむら「ダメ、かな?」 まどか「・・・ううん、大丈夫・・・だよ」 ほむら「良かった!今から家に行ってもいいかな?」 まどか「うん、待ってる・・・」 ほむら「ありがとう!すぐに行くね!」 まどか「・・・ほむらちゃん、楽しそうな声だったな・・・きっと上手く行ったんだよね」 まどか「・・・嫌だ、嫌だよ。ほむらちゃん・・・大好きなのに!もっと仲良くなりたかったのに・・・!」 まどか「・・・グスッ。ううん、泣いちゃダメだよ。大好きな友達と大好きな先輩が上手く行ったんだもん!お祝いしてあげなきゃ・・・」
~10分後~ 知久「まどかー、暁美さんが来たよ」 まどか「うん!上がってもらってー!」 知久「だ、そうだよ。ゆっくりして行ってね」 ほむら「お邪魔します」 コンコン ほむら「鹿目さん、入るね」 まどか「おめでとー!!」 ほむら「え?え?」 まどか「良かったね!ほむらちゃん!」 ほむら「?な、何がかな?」 まどか「もう、今から言うんだから隠さなくてもいいじゃない!」 ほむら「あ、もしかして巴さんから聞いてたの?」 まどか「・・・聞かなくても分かる、よ・・・」 ほむら「鹿目、さん・・・?」 まどか「グスッ・・・マミさんにチョコレート渡したんだよね・・・」 ほむら「・・・え?」 まどか「ほむらちゃん、頑張るって・・・言ってたから!放課後、マミさんの家に行くって、言ってたから・・・!」 ほむら「・・・そっか、誤解させちゃったんだね。ごめんね」 まどか「・・・誤解?」 ほむら「うん、マミさんには手伝ってもらってたんだよ。これを、鹿目さんに渡したくて」 まどか「これって・・・」 ほむら「・・・今日はバレンタインデーだから・・・鹿目さんに受け取って欲しくて」 まどか「チョコレート・・・?」 ほむら「・・・初めてだから、美味しくないかもだけど!でも、どうしても渡したかったんだ」 ほむら「巴さんが、渡したい相手がいるなら後悔しないようにって言ってくれたから・・・」 ほむら「・・・何より鹿目さんに、私からチョコを貰えたら嬉しいって言ってもらえたから!」 まどか「ほむらちゃん・・・」 ほむら「だからっ!受け取って下さい!」 まどか「グスッ・・・そっか、そうだったんだね・・・。ありがとう、ほむらちゃん!」 ほむら「受け取ってくれるの・・・?」 まどか「もちろんだよ!!」 ほむら「良かった・・・ありがとう、鹿目さん・・・」 まどか「エヘヘ・・・あのね、私もこれ。今日ずっとほむらちゃんに渡したかったの」 ほむら「これって・・・」 まどか「パパに手伝ってもらったんだけど、初めて作ったんだ。ほむらちゃんに食べて欲しくて・・・」 ほむら「そっか、そうなんだ・・・鹿目さんありがとう」 まどか「・・・名前で呼んで」 ほむら「えっ?」 まどか「私たち・・・その、両想いなんだよね・・・?だから、名前で呼んでくれたら嬉しいな、って」 ほむら「両想い・・・」 まどか「改めて言うと恥ずかしいね・・・」 ほむら「う、うん・・・そうだねっ!ま、まど・・・」 まどか「・・・」 ほむら「ま、ま・・まど・・・か、鹿目さん・・・」 まどか「クスッ。エヘヘ~、うん!今はそれでいいよ」 まどか「いつか、今日みたいにほむらちゃんが頑張ってくれる日まで待つからね。だってこれからはずっと一緒なんだもん!」
終わり