20スレ/書庫で。

Last-modified: 2014-04-16 (水) 07:18:07
177 名前:書庫で。[sage] 投稿日:2012/05/09(水) 20:02:02.55 ID:M0gK4JJF0
そんな超次元じゃなくて二人が普通にチュッチュできる場所をと思ったんだけど…
古い本特有のなんともいえない匂いが部屋を満たしていた。
これはカビの匂いだとどこかで聞いた覚えがあるが、それでも嫌いになることはなった。
嗅いでいると不思議と心が落ち着く。それだけで正体なんて気にもならなかった。
「学校にこんなところがあるんだ…」
本棚と本棚の間に並んで腰を下ろす。肩と肩、腕と腕がくっつくほどに狭い。
ちょっと窮屈でもあったが、この距離感が嬉しかった。
「図書室へ行くときにたまたま見つけたのよ。鍵が開いてて良かったわ」
「えへへ…授業をサボっちゃうなんて私たち悪い子だね」
そう言いながらも、まどかはどこか楽しそうだった。
「あんなつまらない授業を聞いているより、まどかと一緒にいるほうが何十倍も意義があるわ」
「うん…それもそうだね」
書庫内は常時カーテンが引かれてあるため薄暗く、わずかな隙間から差し込む光が所々に陽だまりを作っている。
時間の流れが止まってしまったような空間の中に、二人の呼吸の音だけが響いていた。
「ほむらちゃんはこういう場所が似合うね。静かっていうか…大人な雰囲気の場所が」
「そうかしら。私だってまだまだ子どもよ?」
「ううん、ほむらちゃんは大人だよ。落ち着いてて、かっこよくて…」
「…私からしたらまどかの方が大人よ。自分のことを自分で決めることができて、とっても優しくて…」
「うぇひひ、じゃあ、私たちはもう大人なのかな…?」
「…そうね。私たちは、もう……」
まどかの瞳を見つめる。何かを期待しているような、物欲しげな瞳。
わずかに呼吸が早くなり、頬が紅潮していく。
「ほむらちゃん…」
そっと、まどかは目を閉じた。少し顔を近づけただけで触れてしまいそうなくらいの距離。
「まどか…」
応えるように名前を呼んで、そっと唇を―――
ここまで書いて俺エロ無理なんだったって思い出した。スマン。


185 名前:書庫で。[sage] 投稿日:2012/05/09(水) 20:42:58.48 ID:M0gK4JJF0
柔らかなそれが、自分のそれに当たる。
この世で一番甘いそれが私の理性を打ち崩していく。
後ろに手を回して、まどかをもっと私に引き寄せる。
「んっ…」
我慢しきれずにまどかが声を出す。その時に空いたわずかな隙間に、自分の舌を入れ込んでゆく。
「あぅ…はっ…」
最初は迷っているかのように開かなかった唇が、私の舌でゆっくりと開かれていく。
もっと奥へ、奥へと滑らせてまどかの中を味わう。
硬い歯から頬の内側までをゆっくりとなぞる。まどかが時折漏らす呼気が更に欲情を煽る。
「ふぁ……ほ…ほうら…ちゃ…」
まどかの手が私に伸びる。お互い抱き合うような格好になって、まどかが自ら舌を絡めてきた。
寄りかかってきたまどかの体重を支えきれず、本棚に背を預ける。
それは揺れることもなく安心して行為を続けられた。
私の舌とまどかの舌が、ぴちゃぴちゃと音を立てて求め合う。
溢れ出た唾液が口の周りを濡らす。くっついては離れる私とまどかの頬の間を流れて落ちる。
「ま…まろかぁ…」
「ふっ…もっろ……もっろしれよ…ほうらちゃ…」
物静かな雰囲気にはそぐわない水音だけが、チャイムにかき消されるまで響き続けた。
スマン。やっぱ無理

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