37スレ/寒い日の帰り道

Last-modified: 2014-04-27 (日) 10:53:00
397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/17(土) 23:57:29.13 ID:/YfFPhLG0
色んな属性・シチュのまどほむを書いてみる。本日のお題「寒い日の帰り道」を書いた結果
まどか「ふぅ…今日も寒いねぇ」
ほむら「そうね。今日みたいな日は早く帰りたいわ」
街路樹の葉も落ち、分厚い雲が空を覆う冬も目前に迫ったある日
学校からの帰り道を、まどかと肩を並べて歩いていた
まどか「もー。ほむらちゃんはわたしといることより早く帰りたいって思っちゃうんだ」
ほむら「まどかとは一緒にいたいけど…こうも寒いとまどかが風邪をひいてしまいそうだし……」
まどか「そんなことないよ。大丈夫……」
まどかがそう言いかけたとき、一際強い風が吹き付けてきた
その冷たさにまどかが身震いする
まどか「……ごめん、大丈夫じゃなかった……」
ほむら「私と一緒にいたいって思ってくれるのは嬉しいけど、今日は大人しく帰りましょう」
まどか「うん…そうしよう。……それでほむらちゃん、その…手、繋いでほしいんだけど…いい?」
ほむら「そんなこと、わざわざ聞かなくてもいいのに。はい、どうぞ」
まどか「ありがとう。……うん、やっぱりこのほうがあったかいね」
ほむら「そろそろコートやマフラー出した方がよさそうね」
まどか「そうだねぇ…あ、それならこう、2人で巻けるながーいマフラーにしようよ」
ほむら「ふふ、まどかがそれがいいのなら、それにしましょうか」
まどかと他愛もない話をしながら、まどかの家に向かう
まどかと恋人になってからは、彼女の家まで一緒に帰るのが私の日課になっていた
その日の学校でのこと、夕飯のこと、次のデートのこと
そんなことを話していると、気が付けばまどかの家に着いてしまっていた
これで、明日の朝までまたまどかに会えないのか、と考えると少しだけ寂しくなってしまった
まどか「それじゃほむらちゃん、また明日ね」
ほむら「えぇ……」
そう言ってまどかは家に入るべく、玄関のドアへ歩いて行く
ドアを開け、こちらを振り返り、手を振ってからドアを閉める
それを見届けてから私は自分の家に帰る。それがいつものことなのだが
まどかはドアの前で何かを考えているようだった
一体どうしたのかと思っていると、こちらに引き返してきた
そして、私の目の前で立ち止まると、私の唇にキスをした
まどか「ぷは…そ、それじゃ、またねほむらちゃん!」
そう言うとまどかは一目散に家に入って行ってしまった
恥ずかしかったのなら無理にこんなことしなくてもよかったのに……
でも、そんなまどかが可愛らしくていいのだけれど
まどかと別れた私は、そのまま家には帰らず、ショッピングモールに向かう
まどかと一緒に巻ける、長いマフラーを探しに

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