4スレ/545

Last-modified: 2014-04-03 (木) 00:00:28
545 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/08/11(木) 10:45:26.75
まどかとの記憶を持ち続け、再びまどかに会いたいと願い続けたほむら
その願いが概念となったはずのまどかの中に人間・鹿目まどかの存在を残した
そしてそれは永い時をかけ、再び1人の少女へと復元されていった…
そしてほむらとの再会の時
まどかは復元した自分を分離し、ほむらの腕に抱かせる
「ずっと覚えてて、望んでくれててありがとう。『わたし』をよろしくね」
これでもう悲しませる事も、置いていったりもしない
ほむらの隣に自分が居る事に微笑むまどか
しかしほむらの心中は複雑だった
嬉しくないわけがない、嬉しくてたまらない、まどかと一緒に居る事をずっと望んでいた
けどここにいるまどかはどうなるの?
ほむらの願いは「まどかを1人にしたくない」というものでもあった
確かに今まどかは自分の腕の中に居る、しかし目の前のまどかも紛れもないまどかなのだ
遠ざかっていくその姿に思わず手を伸ばそうとするほむら
その時、ほむらの頭に声が響く
『その子を離してはだめ!』
直後ほむらの背から黒の翼が広がり、そこから黒衣を纏った少女が現れた
それは永い時間の中を戦い続けてきたほむら自身の姿
ほむら自身が望んだもう一つの姿
「大丈夫、もう『私達』は1人にさせない」
まどかの隣に自分が居る光景に安堵し、ほむらは改めて腕の中のまどかをきつく抱きしめた
という形で『共に戦い続ける二人』と『戦いを終えた二人』が同時に成立してはくれぬものか…

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