41スレ/激昂ほむらちゃん-mdhmください

Last-modified: 2014-05-01 (木) 11:21:45
927 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/25(火) 09:17:03.25 ID:G6r0pT+70
よいこの皆さんはちゃんとサンタさんにmdhmをお願いしましたか?


最後まで教室で会話に花を咲かせていた女子のグループもいなくなって、ひとりきり。
まどかと一緒に帰る約束をしていたけど、今日は保健委員会があることを忘れていたとかで、
先に帰っていいと言われたものの、こうして待っている。今の私には、それくらいしかできないから。

最近、まどかが非常に積極的というか、情熱的というか、押しが強いというか。
お弁当の食べさせ合い、登下校の手繋ぎ、二人きりになるとハグも。
別れ際になると、目を閉じてそっと上向き加減になる仕草もいつまで気付かないフリができるだろうか。
その度に悲しそうな目をするまどかにも気付かないフリが出来る自分は、心から魔法少女に成り果てたのかもしれない。
嫌だからじゃない。すごく嬉しい。ただ、どうしたら良いか分からなかったり、恥ずかしかったりして一歩を踏み出せない。
そして何より、私がまどかにそうやって触れていいのかが、わからない。まどかを汚してしまう気がして、怖い。
私の憧れで、守るべきひとで、たった一人の友達で、

その先にある感情は、なんだろう。

突然ドアが開く音が響いて、思わず身を竦ませた。まどかが戻ってきたのだろうか。

「あー。ほむらちゃんだあ」

顔を上げて、総毛立った。焦点の合わない目、やや覚束ない足取り、首筋に不気味なデザインのタトゥーのような模様。
魔女の口づけ!? 馬鹿な。魔力は感じない。気が散っているから?
なんて情けない。守るべきたった一人の友達が聞いて呆れる。

「そうだ、ほむらちゃん。これから私とってもいいところに行くんだよ。一緒に行こうよ。それがいいよ」

まだ間に合う。魔女を仕留めれば。

「…ええ」

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ふらふらと頼りない足取りのまどかの後をついて歩く。
魔女に付け込まれる心の弱さをまどかに作ってしまったのは、きっと私なのだろう。
もし、私がまどかの言う通りにそのまま一人で帰っていたら。最悪の結末のイメージは、耐え難いほどに悍しい。
ここに及んで、ようやく自分の中で答えが出せた。守るべきたった一人の…その先にあるのはきっと。
まどか。貴女は必ず、私が助けてみせる。例え、この命に代えても。
貴女を守りぬいたその時は、もっと素直に、貴女に向き合うわ。
まどかに連れられて、向かった先は――

「さ、ほむらちゃん」

まどかに先に入るように示される。罠だろうか。やはり魔力は全く感じない。いつでも変身できるよう身構えて、部屋に踏み込む。
……何もない。いつも通りの保健室だ。いえ、気を抜かないように…。
後に続いて入ってきたまどかが、私に背を向けた。施錠音。
鍵を、かけた? 敵が全く掴めない。振り返ったまどかは、取り出したハンカチで首筋を拭って…

「ちょっとした冗談のつもりだったんだけど、ほむらちゃん簡単に騙されちゃうんだもん」

二人っきりだねほむらちゃん…と、嬉しそうにもじもじしだしたまどか。
首には、かすれたインクの跡。ああ、なるほど。これは傑作だわ。何かしらこの感情。憎さ余って可愛さ百倍かしら。逆?
私はきっとまどかにお礼をしないといけないわ。だってやっと自分の気持に素直になれそうなんだもの。ええ、そうしましょう。

「さあ今日こそ年貢の納め時だよほむらちゃ…あ、そんなに引っ張ったらちょっと痛いよ? …もしかして物凄く怒ってる?
 ほんの出来心でね? ね? あっ、待って待って。キスもしてないのにいきなりベッドは心の準備がね。
 で、でもほむらちゃんもちょっとだけ悪いよね? …優しくしてね?」


ほむらちゃん(激昂モード)を鎮められるのは多分まどかさんだけなのでがんばってmdhmしてください。

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