72スレ/お迎え

Last-modified: 2014-05-29 (木) 20:25:35
902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/10/29(火) 21:37:58.31 ID:VDgr/1dM0
このスレ読みながら、まどっちがほむらちゃんのお迎えに行く時はこんな気持ちだったのかって考えてた

ttp://ux.getuploader.com/homumado/download/339/%E3%81%8A%E8%BF%8E%E3%81%88.txt

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1382865136/902

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「ねえ、さやかちゃん、髪変じゃないかな? 服の後ろとかしわになってない?」
「大丈夫だって、まどか。そんなの気にしなくたって」

さやかちゃん、ひとごとだと思って……。

「でもさ、そうやってると、デートに行く準備してるみたいに見えるよね」
「あぁ、まどかもついにそんなお年頃になってしまったかぁ」
「も、もう。さやかちゃん何言ってるの!」

思わず顔が赤くなっちゃう。
でも、ほんとにデートだったらよかったのになって。
ちょっぴり思ってしまって。

「ほら、まどか。こっち来て座って。そんなに心配なら、髪梳かしてあげるからさ」
「うん、ありがとう、さやかちゃん」
「いいっていいって」

今からほむらちゃんをお迎えに行く。
でも、多分、一緒には帰れない。

「なんだか表情かたいぞー。相手はほむらなんだから、そんな心配することないって」
「……うん」

ほむらちゃんに会ったら、私は二つに分かたれてしまう。
その先は……私にも見えない。
ほむらちゃんも、私も、魔法少女達も、宇宙も。
どうなるのかわからない。
だけど。

「そんなに緊張してると、ドレスの裾踏んづけてずっこけるぞー?」
「えー、さやかちゃんじゃないんだから」
「あー。言ったなー」

きっと、私のためにしてくれることだから。
私は、この未来を信じられる。

ぱおーん
「なぎさちゃん、もう象さん連れてきてくれたんだ」
「みたいだね。まどか、準備はいい?」
「うん。行こう、さやかちゃん。今日はよろしくね」
「まっかせといて」

ほむらちゃんも絶対救ってみせるから。
何があっても。どれほどの時間がかかっても。
だから。
待っててね、ほむらちゃん。