72スレ/めっ

Last-modified: 2014-05-29 (木) 20:21:49
191 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/10/28(月) 00:46:48.47 ID:Q/9XFo2R0
前スレ656の「めっ」に萌えたので書き散らしてたら、よくわからないことになった
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http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1382865136/191

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もうどれほどまどかと戦っていたのだろう。
記憶と魔力を取り戻したあの子と争うことになってしまうのは、きっと避けられなかった。
それでもあの子に攻撃するなんてしたくなかった。
……結果は最初から見えていた。

「……やっぱりまどかには敵わないわね」
「ほむらちゃん……」
「神にも等しいあなたに逆らったのだもの。覚悟はできているわ」

まどかが悲しそうな顔をしている。
傷つけることになるって、わかってたはずなのに。

「……ねぇ、ほむらちゃん。ひとつ教えて欲しいな」
「何かしら」
「どうしてほむらちゃんは、私と争うことになってまで、こんなことしたの?」

「私は、まどかを守りたかった。幸せになって欲しかった」
「まどかが皆といたいって気持ちを、あきらめて欲しくなかった」
「あなたさえ幸せなら、私は、それで……!」

涙が出てきて、うまく話せない。
まどかの方がずっと泣きたい気持ちだろうに。
まどかの願いを捻じ曲げた私に、泣く権利なんてあるはずも

「めっ」
「いたっ」

「ほむらちゃんが私を大事にしてくれるのは、すっごく嬉しいよ」
「でもね。そのためにほむらちゃんが犠牲になっちゃったら素直に喜べないよ。だからね……」
「ほむらちゃんは私の嫁になるのだー!」
「……えぇ!?」

思考がついていかない。
まどかは何を言っているの?

「だって、私はあなたのことを……!」
「私はね、わかっててこの世界を選んだんだよ」
「この世界が、一番ほむらちゃんと仲良くなれると思ったから」
「まどか……」

まどかが私をじっと見つめてくる。
目がそらせない。

「私を守って、私を幸せにしてくれるんだよね」
「……だめ?」

……ずるい。
そんなの断れるわけがないじゃない。

「ふ、不束者ですが、よろしくおねがいいたします」
「えへへ。今度こそ、これからはずっと一緒だよ」

さっきとは違う涙が出てきた。
でも、まどかはどこまで本気なんだろう。

「そうだ、ほむらちゃん」
「何?」
「私は奥さん犠牲にする幸せなんて嫌だよ? ちゃんと、ほむらちゃんも幸せに、ね」

ああ、やっぱりまどかには敵わないな。