76スレ/翌朝

Last-modified: 2014-06-03 (火) 01:52:25
168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/11/08(金) 23:40:25.92 ID:w3gWkBUr0
神も悪魔もどうでもいい。宇宙もキュウべぇも勝手にしろ、というSS書いたけど
まどほむゴーストが可愛すぎてこっちがどうでも良くなっちゃった
オチも鬱もないただのイチャラブです

朝、目を覚ますと自分の姿勢に違和感を感じた。
私・・・どうしてこんなベッドの端で寝てるんだろう。
ウトウトしながら考える。ああそうか、昨夜はまどかが泊まりに来たんだっけ。
まどかはどこ?・・・先に起きたのかな。
布団の中を手で探る。まだ温かい・・・ふふ、まどかのぬくもりだ・・・。
寝室のドアが開く。
「ほむらちゃんお早う。そろそろ起きないと遅くなっちゃうよ」
「ん・・・まだ眠い」
私は枕に顔をうずめる。
まどかの馬鹿。もう少しあなたの温もりを楽しみたかったのに、一人で先に起きちゃうなんて。
朝イチャくらいさせてくれたっていいじゃないの。
パジャマ姿のまどかが部屋に入ってくる。
うん、似合ってる。まどかの為に私が選んだんだもの、似合わない訳がないわ。
「おーきーろーっ!!」ガバッ!
まどかがいきなり布団を剥いだ。
「きゃっ!な、なにするの!?」
「えへへー、ほむらちゃん早く起きて。朝ご飯、冷めちゃうよ」
「えっ?」
朝ご飯?
「まどか・・・、朝ご飯作ってくれたの?」
「うん、大したものじゃないけどね。勝手に台所使わせてもらっちゃった」
まどかが作ってくれた朝ご飯。
トーストにベーコンエッグ、サラダ、そして野菜スープ。
「すごい、これ全部まどかが作ったの?」
「簡単なものばかりだよ。でもびっくりしちゃった。冷蔵庫の中、食材がぎっしりつまってるんだもん。
 昨夜の晩御飯も美味しかったし、ほむらちゃんお料理得意なんだね」
「それほどでもないわ」
「正直、意外だったな。ほむらちゃんて、なんかカロリーメイトのイメージで・・・えへへ、ごめんね」
正解よ、まどか。
食材も食器も全部あなたの為に慌てて準備したんだもの。冷蔵庫だって昨日届いたばかりよ。


169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/11/08(金) 23:41:01.85 ID:w3gWkBUr0
「いただきます」
スープ、おいしい。
「えへへー」
なに?変な笑い方してる。
「どうかしたの?」
「なんか新婚さんみたいだね」
「ブッ!」
思わず吹いてしまった。
「な、何を言ってるの?新婚さんだなんて・・・そんな・・・」
まったくもう、まどかったら、ほんとにもお。
「このスープまだあるの?」
「うん、おかわり?」
「ううん、残りはまた後でいただくわ」
せっかくまどかが作ってくれたお料理だもの、一度に食べてしまうなんて勿体ない。 
「ごちそうさま。とっても美味しかった」
「おそまつさまでした。さっ、早く支度しよう。学校に遅れちゃう」
一緒に顔を洗って、一緒に歯を磨いて、一緒に着替えて。
「まどか、着替えた服とかどうするの?学校に持っていけないでしょ?」
「うーん、じゃあちょっと置かせてもらっていいかな。帰りにまた取りにくるから」
「ええ、いいわよ」
よし、これで帰りも一緒だ。
「ほむらちゃん、今日は髪どうするの?」
「ええと、今日はストレートでいいかな」
「三つ編みがいいよ。私が結ってあげる」
「えっ?そ、そう。まどかがそう言うなら」
まどかは私を椅子に座らせ、後ろに回ってブラッシングしてくれる。
「うわー、ほむらちゃんの髪すっごいきれい。こんなに長いのに枝毛も全然ないね。羨ましいなあ」
そう言いながら髪を結い始めるまどか。
まどかの指先の感触が心地良い。髪に神経なんて通ってないはずなのに、まるで体を直接愛撫されているような錯覚に陥る。
困ったわ、まだ朝だというのに。
「はい、出来上がり。うふふ、ほむらちゃんかわいいよ」
「ありがとう」
「じゃ、行こっ」
玄関を開け、外に出る。朝日が眩しい。
「ほむらちゃん、早くっ。さやかちゃん達が待ってるよ」
まどかが私の手を引っ張る。
「あん、待って!」
走り出す私達。

まどか、今度はいつ泊まりに来てくれるかな・・・。

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