77スレ/まどかの愛が…重い?!

Last-modified: 2014-06-03 (火) 02:02:16
669 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/11/14(木) 00:24:35.36 ID:bMkCsJmT0
ほむらは「はむらだけのまどか」を望んだけど、まどかが「まどかだけのほむら」を望んだらどうなるのって思って書いてみました
左がまどか、右がほむらのセリフです

http://ux.getuploader.com/homumado/download/370/%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%84%9B%E3%81%8C%E2%80%A6%E9%87%8D%E3%81%84%EF%BC%9F%EF%BC%81.txt

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1384169584/669

txtファイルはこちら

――――――朝、いつもの場所で待ち合わせ

「おはよっ!ほむらちゃん!」                   「おはよう、まどか」

「ん~~っ、今日はホント寒いね~」                「今年一番の冷え込みらしいわね」

「へ~そうなんだ~…って、ほむらちゃん?!」           「…?どうしたの、まどか」

「何でマフラーと手袋してないの?」                「あぁ…まだ準備できてなくて…」

「ダメだよ~、風邪ひいたらどうするの!」             「…今日は我慢するしかないわね」

「そんなっ…ほむらちゃんが風邪ひいたら私…」           「大げさよ、私は大丈夫」

「でも…あ、そうだっ!ほむらちゃん、こっち来て」         「?…え、えぇ…こう?」

「そうそう…で…えいっ!」                    「きゃっ?!…って、これは…」

「こうやって、私のマフラーを一緒に巻くと首が寒くないでしょ!」  「そうね…でも、まどかは苦しくない?」

「長めのマフラーしてるから大丈夫だよ!」             「そう…ならいいけど」

「あと、これをつけて!」                     「手袋…でもこれ、片側だけよ…まどかも片手が」

「つけてない方は…こうするんだよっ!」              「!…ふふっ、なるほどね」

「こーやって手を繋ぐと、寒くないでしょ」             「そうね…まどかの手、あったかい」

「ほむらちゃんの手もあったかいよっ!じゃあ、いこっか」      「えぇ、そうね」



――――――昼休み、まどかの手作り弁当を堪能する二人

「ふぁ~、おなかいっぱいだ~」                  「今日もおいしかったわよ、まどか」

「ウェヒヒ、ほむらちゃんに喜んで貰えてうれしいよ~」       「日に日に上達しているのが分かるわ」

「それは、パパの教え方が上手いだけだよ~」            「これなら…私たちの未来も明るいわね…」

「えっ?ほむらちゃん…それって…」                「えっ?!…あっ、あ…えっと、その」

「ふふっ、うれしいなっ!」                    「あ、あ…そうだわ、あのね」

「何?ほむらちゃん」                       「巴さんがクッキー焼いてきてるらしくて、これから誘われてるんだけど…」

「…イヤだ」                           「えっ…?」

「イヤだイヤだっ!」                       「ど、どうしたの?…何で…」

「ほむらちゃんが…私以外のコが作ったモノを食べるのは…イヤだ」  「ま、まどか…」

「…あっ、ご、ごめんね、ヘンなコト言って…」           「…」

「マミさんのお菓子、おいしいもんね…マミさんのとこ、いこっか」  「いいえ、それには及ばないわ」

「えっ?!…」                          「分かったわ、まどかの作ったモノ以外は食べない」

「そんな…いいよ、私なんかの為に無理しなくて!」         「いいのよ、私が決めたことなの」

「そんな…ほむらちゃん…いいの?」                「えぇ…だからそんなに…私なんかとか言って、自分を卑下しないで」

「ありがと…ほむらちゃん…」                   「分かってくれて、嬉しいわ…あと、まどかの焼いたクッキーが食べたいわね」                   

「…うん、分かった…分かったよ!た~っくさん作ってくるから」   「えぇ、楽しみにしてる」

「もっと、おなかいっぱいにしちゃうんだから!覚悟しててね!」   「ふふっ、望むところだわ」



――――――放課後、教室でほむらを待つまどか

「あっ、ほむらちゃんっ!!どこ行ってたの」            「職員室に、提出物出しに行ってただけよ」

「そっか~、よかった~…よかったよ」               「?…どうしたの、そんなに安堵して」

「私…ほむらちゃんに嫌われちゃったって思って」          「えっ?!何でそんなこと思ったの?」

「うん…一緒に帰ろうと思って周り見ても、ほむらちゃんがいなくて」 「えぇ…」

「おトイレかなって思って待ってても、なかなか帰ってこなくて…」  「…」

「もしかしたら、もう別のコと帰っちゃったのかなって思って…」    「…」

「そしたら私、ほむらちゃんに嫌われちゃったのかなって…思って」  「そんなこと…」

「だってほむらちゃん、凄い美人さんだし、頭いいし…」        「…」

「他のコからも人気あるって噂、よく聞くし…」           「そ、そうだったの…」

「だから、なんの取り柄もない私が…ほむらちゃんの隣にいるのって…」「まどか…」

「おかしいのかなって思って…ほむらちゃんも、無理してるのかなって」「まどかっ!!」

「ひゃっ?!…ほ、ほむらちゃん…苦しいよ」            「そんなことない…そんなことないわ!」

「で、でも…」                          「私が、まどかといたいって思ったからそうしてるの!」

「…」                              「私の目には、あなたしか見えていないの」

「そう…なんだ…」                        「だから、自信を持って!…私が選んだのは、まどかなんだから!!」

「うん…ありがと、ありがとう…ほむらちゃん」           「えぇ…分かってくれたら、嬉しいわ」

「でも、でもね…ほむらちゃんも…悪いんダヨ?」          「えっ…?」

「何も言わずに、私の前からキエタほむらちゃんも…悪いんダヨ?」  「でも…別に、遠くへ行ったわけじゃないし…」

「でも、イヤなのっ!!」                     「ま、まどか…」

「ワタシの視界から、ほむらちゃんがいなくなるだけで、イヤなのっ!」「…」 

「もう…ほむらちゃんナシじゃ私…ワタシ…」            「ごめんね…まどか…」

「えっ…」                            「不安な思いさせて、ごめんね…まどか」

「ほむら…ちゃん…」                       「もう、勝手にどっかに行ったりしないわ」

「ホントに?」                          「えぇ…本当よ」

「もし…もし、今度いなくなったら…おしおき、ダヨ?」       「ふふっ、まどかのお仕置きなら望むところだわ」

「むーっ!私のお仕置き、怖いんだからねーっ」           「なら、私も…勝手にいなくなったら…お仕置きよ」

「うん!でも、私が勝手にいなくなるなんて…ないよ」        「…本当ね…本当に、いなくならないでね」

「…大丈夫だよっ!じゃ、朝と同じカッコで帰ろ!」         「えぇ…そうね」

「あ、明日も…マフラーと手袋、忘れてほしいなって…」       「あら、待ってる間に風邪ひいちゃうかも」

「そ、それは困る…よ」                      「ふふ、冗談よ…明日は着けてくるけど、まどかが来たらこの格好にしましょ」

「あっ!その手があったね!」                   「我ながら、名案でしょ?」

「さっすがほむらちゃん!明日も楽しみだねっ!」          「えぇ、こんな日々が永遠に続くことを願うわ」


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