77スレ/髪フェチまどか

Last-modified: 2014-06-03 (火) 02:00:28
117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/11/12(火) 01:19:41.17 ID:mhdpmts00
映画で、ほむほむの髪がふぁさってなるのに見惚れて妄想が浮かんだので書きました
暇つぶし程度にどうぞ

http://ux.getuploader.com/homumado/download/368/%E9%AB%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%81%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%8B.txt

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1384169584/117

txtファイルはこちら

―――――――――――――まどルーム

「ふぅ…今日はちょっと…疲れたかな…」
「でも、楽しそうな学校、クラスで良かったな~」

ベッドに横になり、転校初日の出来事を振り返るまどか

「それにさやかちゃんに杏子ちゃん、仁美ちゃん…他の子も優しかったし!」
「明日は、さやかちゃん達とお昼の約束もしちゃった…楽しみだな~」ボフッ

枕に顔を埋めながら、新しい学校でのこれからの日々に心躍らせる

「あと…暁美さ…ほむら、ちゃん…」

手に握った赤いリボンをみつめながら、クラスメイトである一人の名前を呟く

「クールで、ちょっと怖そう…だったけど…」
「悪い子じゃ…ないよね・・・」

――――――――――――――暁美ほむら

突然学校を案内すると言い、突然抱きしめられ、突然難しい質問され…そして突然、自らがつけていたリボンを、まどかにプレゼントした同級生

「さやかちゃんは、あんま関わんないほうがいいって言ったけど…」
「でも…あんな悲しい笑顔をする子が、悪い子なはずが…ないよ」

まどかの脳裏に、リボンを結び自分に向けられた表情が浮かぶ
ほむらは笑顔を見せていたが、同時に悲しみ、寂しさ…それと共に懐かしさを感じるような…様々な感情を含んだとモノだとまどかは感じた

「ママに凄い似合ってるって言われたし…明日も、つけようかな…」

本当は明日ほむらに返すつもりでいたが、帰宅後母に褒められたことからその決心は鈍っていた

「そしたら…お礼、言わなきゃだよね…何て言おう…」
「…ん~~っ…分かんない、分かんないよ~…」ゴロゴロ

手にリボンを持ったまま枕を抱え、ベッドの上を転がるまどか
ほむらに話しかけるきっかけを思いつかめずにいた
そうしていると…

「わぷっ!…顔に何かついた!」ワシワシ

顔に違和感を感じ、手で払う

「…って、何…これ?」キラッ

違和感のもとを手に取ったまどか
それを部屋の照明にかざすとそれは光っており、すぐには分からなかった

「ん…これって…髪の毛?」

手に持ったそれは、黒く…長く…真っ直ぐな髪の毛だった

「あれ…これって、もしかして…ほむらちゃんの…かな?」
「リボンについてたのが…落ちたのかな?」

髪の毛を、リボンの前の持ち主だと推理するまどか

「そう…だよね…ほむらちゃんの、だよね…」
「この髪の毛…キレイ…」

手に持った真っ直ぐに伸び、漆黒でありながら輝きを放つソレに…まどかは魅入られるのだった

「……あっ、そうだ!!」ガバッ

髪の毛を見つめしばらくたった後、思い立ったように起き上がるまどか

「あのとき、制服についたのが…(ゴソゴソ)…あった!あっ、ここにも!」

壁に掛けられた制服に、ほむらの髪の毛が付着してないか隈なく探し、数本を見つけた

「これだけなのに、すごいキレイ…」

輝きを放つほむらの髪の毛たちに夢中になるまどか
それと同時に、ほむらが掻きあげたときに広がる黒髪を思い出す

「あぁ…あの髪に触れたい…触りたいよぅ…」
「でも、そんなこと…お礼言うより難しいよ…それに、そんなこと言うと…絶対ヘンな子だって思われる…」

見つめるうちに、数本の髪では満足できなくなるまどか
しかし、自らの欲望を満たす為の妙案が浮かばず悩むのだった

「…でも、ほむらちゃんなら…許してくれる気が…する」
「…うん、そうだよっ!…大丈夫、大丈夫だよっ!」

確信のない自信が、まどかの中から湧き上がる

「大丈夫って…なんでだろう…ほむらちゃんなら、許してくれるって…」

自分の中に違和感を感じる

「でも、分かんないけど…あれ…実は、私とほむらちゃんって…前にどっかで…」キィィィン

まどかの中で、何かが覚醒しようとする…がっ!

「どっかで…どっ…かっ、で…う…んっ……Zzzz…」

覚醒は睡魔に負け、違和感は再びまどかの深くへと消えたのだった



―――――――――――――翌日、朝の教室

暁美ほむらは、自分の席に座り、窓の外を見つめながら物思いにふけていた

「今日も暁美さん、キレイよね」ヒソヒソ
「ホント、絵になるよね~」ヒソヒソ

朝日を浴び輝くその姿は神々しささえも感じ、周りからの注目を受けクラス内でも一目置かれる存在だった

『新たな世界で再びまどかと出会えることができたわ…今度こそっ、まどかと』
『…あんなことや、こんなことを…』ニヤァ

「あっ、暁美さんが笑みを…」ヒソヒソ
「何考えてるんだろうね~…ホント、ミステリアスで同級生にみえないよねぇ~」ヒソヒソ

笑顔の理由は、本人のみぞ知る

『まどかと、放課後寄り道して…』…チャン
『お買い物したり、プリクラ取ったり』…ラチャン
『お休みは、色んな所にお出かけしたり』…ムラチャンッ
『おっ、お…お泊りして…いっ、一緒にお風呂はいって…』…ホムラチャンッ
『まどかの…まどかを見たり!夜は、一緒のお布団で…!』ホムラチャンッテ
『ふふふ…まだ中学生なのに…我ながら悪魔的思考に驚くばかりね』モーッ、キコエテル
『意識の外から、まどかが呼びかけてる…ふふっ、もう意識レベルでは通じてるのかしら…』…

「ほ・む・ら・ちゃ・んっっ!」バンッ!!
「ほむぅぅっっっ!!!」ガタタンッ、ドコッ

数回に及ぶ呼びかけに応えないほむらに痺れを切らしたまどかが、思わず机を叩いて呼びかける
それに驚いたほむらは…

「っ痛ぅ~~~」サスサス
「わわっ、ほむらちゃん…大丈夫?」ビクビク

膝を机に打ち付け、その痛さ故机に突っ伏して耐えるほむら

「だ、大丈夫…今の私は…痛みさえも、愛おしいわ…」ニコ
「そ、そうなんだ…大丈夫なら…よかったよ(何言ってるか良く分かんないけど)」

ほむらにとって精一杯の強がりを言い、一応ではあるがまどかに伝わった

「ほむらちゃん、ボーっとしてたけど大丈夫?保健室行く?」
「えっ…だ、大丈夫よ…ちょっと私、低血圧で…朝が苦手なだけよ」
「そうなんだ…ほむらちゃん、目の下クマが凄いから…ちょっと心配だよ」
「私は大丈夫よ…ご心配、ありがとう(まどっちマジ天使!いや、マジ女神!!)」ニコッ

まどかから話しかけてくれ、その上自らの身を案じてくれたことに内心喜ぶほむらだった

「で、私に何か用かしら」
「あっ…そ、そう…あ、あのね…」

いつもの調子を取り戻すほむらに、自らの目的を思い出すまどか…だったが

「えっとね…そのね」モジモジ

なかなか言い出せずにいた

「ふふっ、私はここにいるから焦らなくていいのよ…(モジモジするまどっちかあいいよぉ~)」ニコッ

内心喜びを爆発させているが、表に出さず小悪魔的笑みを浮かべるほむら

「う、うん・・・ありがと(やっぱり、ほむらちゃんは優しいなぁ~)」

ほむらの優しさに感動するまどか

「…あら、まどか…そのリボン」
「へっ?!…あっ、これね!お母さんが凄い気に入ってくれて…だから、今日もつけてきちゃった!あっ、このリボンありがとっ!ほむらちゃん!」ニコッ
「礼には及ばないわ(そういえば…前々の世界で絶賛されたわね…というか、これはもうご家族に私たちの仲を認められたってことね!…まどか、結婚しよ)」
「ホントにありがとねっ!」
「で、私に用って…リボンのお礼ってことで、いいのかしら?」
「えっ…あっ…そ、そうじゃなくて…じゃなくてお礼も言いたいけど」アセアセ

期せずして昨夜思い悩んだ事の一つが解消したが、本当の目的を思い出し焦るまどか

「他にも、あるの?(焦るまどっちかあぁいぃぃ~…も、もしかして式について?大丈夫よ、花嫁はもちろんあなたよ)」
「えーっ、その…あの…うぅ~」モジモジ

本来の目的は、なかなか言い出せずにいた

『式はやはり洋式かしら…でも和式も捨てがたい…』
「あのね、ほむらちゃんのね…」
『ここは両方やるってのもありかしら…」
「か、か…髪を…ね」
『そうね、やはり和洋両方やるべきだわ!』
「触らせて…って、ほむら…ちゃん?」
『そうとなれば早速日取りから』
「…」

まどかが勇気を振り絞って伝えたが、ほむらは再び妄想の世界へ行っていた…すると…

「…」バンッッッ!!!
「ほむぅぅっっっ!!!」ガタタンッ、ドコッ

無言で再び机を叩くまどかに、再び驚き机に膝をぶつけるほむら

「やっぱ、保健室…いこっか?」ニコッ
「そ、それには…及ばないわ…(おこなまどっちもかあいぃけど…痛みで顔を上げられないわ」プルプル
「さっきの…聞いてた?」
「へっ、さっきのって?」ポカン

妄想の世界にいたため、まどかの言葉を聞き逃したほむら

「ん~っ、頑張っていったのに~~」
「ご、ごめんなさい…朝弱くて…(顔真っ赤なまどっちもかあぁいぃよぉ~)」
「も~、しょうがないなぁ…もう一回言うね…」
「え、えぇ…今度は聞き逃さないようにしっかり聞くわ」ファサ

まどかの言葉を聞き逃さないようほむらは髪を掻きあげ、耳を出すのだった

「(ドキッ)あ、あのね…い、一回しか言わない…からね(今、髪ファサって…)」ドキドキ
「え、えぇ…いいわ…来て(まどかの告白、一語一句聞き逃さないわ!)」ドキドキ

「あ、あのね…ほむらちゃんのね…」
「え、えぇ…(わ、私の…何?もしかして…し、しょじ…ってダメ悪魔的にこれ以上はいえない)」
「髪をね…触らせて…欲しいの」
「…へっ!?か、髪?」キョトン

勇気を振り絞り希望を伝えたまどかと、予想外の希望に面食らうほむら

「だ、だめか…な」モジモジ
「え~っと、その…」
「い、嫌なら…別に…」
「私は別に…構わないけど…(というか、喜んで!)」
「えっ、ホント?!…ヤッター!!」ガッツポ

あっさりと許可を得ることができ、喜ぶまどか

「別に私の髪くらいいくらでも…触って、どうぞ(こんなことで喜ぶまどっちかあいぃ~)」
「じゃ、じゃぁ…先っちょから…いいかな?」

テンションアップなまどか

「で、できれば…ほむらちゃんに髪を掻きあげて貰って渡してほしいなぁ~なんて…」
「えぇ…(ファサ)どうぞ…(先っちょって…まどっちエロイッ)」
「あ、ありがと…」

念願のほむらの髪の毛(略してほむ毛)を目の前にしたまどか

「じゃ、じゃあ…触るね」ドキドキ
「え、えぇ…(髪を触られるだけなのに、なんでこんなに緊張するのかしら)」ドキドキ
「…う…わぁ」

まどかがほむ毛に触れた瞬間…

「…っっっっ!!!!」

ほむらに、電撃が走るっ!!!

「すご~い、さらさら~」
「よ、喜んで貰えて…うれ…ハァ…し、い…ハァ…わっ…ハァ、ハァ」

顔を紅潮させ、息が荒くなるほむら
 
『何…この…感覚、まるで髪の毛一本一本に神経が通ってるみたい…あぁ、まどかが触れる度に髪の毛を通じ、脳天から体全体に…気持ちよさが伝わる』

「すごいよほむらちゃん!凄いふわふわで柔らかいのに、スッと真っ直ぐで…ずっと触ってたいよぉ~」

自分の予想を遥かに超える感触に大喜びのまどか

「まど…かが、ハァ…喜んで…ハァ、ハァ…くれて…うれ…しぃ…ハァ…わ」

まどかが触れる度に息が荒くなり、顔を紅潮させていくほむら

「わぁ~すご~い…って、ほむらちゃん…大丈夫?」
「え、ゼェ…えぇ…ゼェ…大丈…ゼェ、夫…よ…ゼェ」

息も絶え絶えで、汗ばんでいるほむら

「ホントに…大丈夫?」
「大丈夫…よ、まどかの…頼み…ですもの…」

あくまでも、強気なほむら

「そうなんだ…(なんか、今のほむらちゃんも…可愛い)」
「もっと、触って…いいのよ…」
「うん…(なんだろ、もっとこのほむらちゃんが…見たい!)」

新たな感情に目覚めそうなまどか

「じゃあ、今度は一気にいくよ!」ガバァッ
「ひうんっ!…うぅ~~~」ビクッ

両手で一気にほむ毛をつかむまどか、それに反応しほむらは体を震わす

「ほ~ら、一気に触ってるよ~」ススーッ
「ひゃっ!…あぁ…うぅ~」ピクピク

一気にほむ毛の先端へ指を滑らし、それに応じほむらが激しく体を震わす

「ほむらちゃん、髪を触られているだけなのになんでそんな声だしてるの~」ウェヒヒ
「わ、わきゃんない…けどぉ…き、きもち…ぃぃ」ボソボソ

声が小さくなるほむら。彼女が見せていたクールキャラはもはや崩壊していた

「ねぇ、ほむらちゃん…」
「なっ、なにぃ…?まどかぁ…」フルフル

体を震わせ、目を潤ませ甘えた声を出すほむら

「あのね…(何だろこの感覚…もっとほむらちゃんをめちゃくちゃにしたい!!)」ゾクゾク

新たな感情に目覚めるまどか

「今度は…匂い、かがせてくれない…かな?」
「えっ…えぇ…いい…わよ…」

まどかの願いに応じるほむら、今やまどかがほむらの上位に立っていた

「じゃあ…いくね…」
「う、うん…」

手に持ったほむ毛を、顔に近づけた…

「ちょーっと待った!」ガシッ

何者かがまどかの手をつかむ

「わっ!!」
「えっ?!」

他者の横槍に驚く二人
二人を止めたのは…

「あんた達、朝っぱらから何やってるのよ」
「あっ、さやかちゃん…」

同級生の、美樹さやかだった

「別にいちゃつくのはいいけどさ~」
「そんな…私はただ…」
「まどかは私の髪を触ってただけよ。誰にも迷惑をかけていまいわ」キリッ

先ほどまでとは打って変わって、いつものクールキャラに戻ったほむら

「迷惑をかけてないつもりでも、かけてるんだよ…周りを見てみな」

さやかに促され、周りを見渡す二人
すると、二人と目を合わせないよう視線をそらすクラスメイト達
その中で、志筑仁美は目を輝かせ二人を見ていたが、傍にいた杏子に促され視線を外した

「あっ、あうぅ…」シューッ
「まったく、子供ね」ファサ

教室であることを忘れ二人の世界に没頭し、我に返り恥ずかしくなるまどかと、気にする素振りをみせないほむら

「…というか、さっきまでやられるがままだったのに…今更強がっても説得力無いよ、ほむら」
「うっ、うるさいわよ…美樹さやか」カァァ

さやかに先程までの姿を指摘され、表情は崩さないが赤面するほむら

「まぁさ…時と場所を考えなって事だから…」

そう言い残し、さやかは二人から離れた

「うぅ…恥ずかしぃよぉ…みんなにヘンな子って思われちゃったかも…」グスッ

我に返り、まどかは後悔し始めた

「まどかは何も悪くないわよ」クイッ

俯いているまどかのあごを持ち、自分の正面へ向けるほむら

「えっ…」
「触ってもらうのを望んだのは私…まどかは、自分の欲望のままに行動しただけよ…何も悪くないわ」

まどかに非はないことを告げ、ほむらは微笑んだ

「うん…ありがとう、ほむらちゃん…」
「あなたの罪は、私がいくらでも受け止めるわ…」

ついさっきまでと立場が入れ替わっていた

「それに、さっきの続きは…」
「うん」
「私の部屋で…やりましょ」

まどかにだけ聞こえる大きさで、ほむらが伝える
それはまさに、悪魔の誘惑…女神を陥れるものだった

「ほんとに、いいの…」
「えぇ…」

曇っていた顔が一気に晴れるまどか

「やっぱり、あなたには笑顔が…似合うわ」
「ありがと、ほむらちゃん…今度は…」

まどかが体を起こし、ほむらに顔を近づかせると…

「もっといい声…聞かせてね」

耳元で、囁くまどか

「はあぁぁぁんっ!!!」ガタタンッ

まどかの囁きに反応し、椅子から崩れ落ちるほむら
そして、教室が一気にざわめく

「じゃあ…ほむらちゃん、またね」

いつもの笑顔を浮かべ、ほむらから離れ自席に戻るまどか

こうして、クラスから一目置かれる存在はほむらからまどかに変わるのだった


end