82スレ/親は偉大

Last-modified: 2014-06-12 (木) 05:59:07
464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/05(木) 22:19:30.02 ID:YyQ3l0LJ0 [6/6]
次回作は詢子さんがキーになると信じて書いた

http://ux.getuploader.com/homumado/download/409/%E8%A6%AA%E3%81%AF%E5%81%89%E5%A4%A7.txt

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1386042328/464

txtファイルはこちら

いろいろあって詢子さんに負けたほむら。


ほむら「私は……まどかが幸せならそれで……」

詢子「ほむらちゃん、それは違うよ」

ほむら「えっ……?」

詢子「まどかにとっての幸せって、何?」

ほむら「それは、普通の中学生として、家族やお友達と……」

詢子「違う。ぜんぜん違う。そんなんじゃまどかは不幸なままだね」

ほむら「!? 何を言って」

詢子「私が知っているまどかはね、泣き虫でさみしがりやで弱い子なんだ。
   誰かのために涙を流すことはできても、家族や友達を捨てて1人になることなんてできない。
   そんなちょっと優しい、ごく普通の女子中学生だったんだ。」
   
ほむら「…………」

詢子「でも、まどかは自分の人生を犠牲にして、円環の理になった。なることができた。
   私が止めようとしたけど、止められなかった。
   この手でまどかを叩いたんだよ。怒鳴ったんだよ。それでも、あいつは行ってしまった」
   
詢子「まどかはね、生まれてからずっと一緒に過ごしてきた私たちよりも、
   何年も遊んできた友だちよりも、
   あなたを選んだんだよ。」
   
ほむら「そんな……!」

詢子「お互いがお互いのために、人生を捨てる。
   こんなすれ違いじゃあ、両方とも、不幸なまま。」
   
ほむら「…………」

詢子「ほむらちゃん、まどかのことが好きなんでしょう?」

ほむら「えっ!? そ、それは、その」

詢子「わかるさ。私は大人だからね。ぜーんぶお見通し。」

ほむら「……はい、私は、まどかのことを、あ、あ、愛して、いま、す」

詢子「ははは、先に親に言う人は初めて見た」

ほむら「あ、あの……」

詢子「その言葉はね、2人を幸せにする唯一の魔法さ。
   ……さ、後はそれをまどかに言うだけだよ。」
   
ほむら「……!!」

詢子「大丈夫。100%成功するさ。母親の私が保証する。」

ほむら「で、でも、こんな私が」

詢子「ほむらちゃん、自分を悪く言っちゃだめ。
   私は親馬鹿ではないが、それでもまどかのことを世界一かわいいと思っている。
   そんなまどかに選ばれたんだ。……その気持ちに、答えてやって欲しい。」

ほむら「…………。」

ほむら「……わかりました。私、やります。」

詢子「うん、いい目だ。……さ、もう行きな。時間がないよ」

ほむら「はい、私を叱ってくれて、ありがとうございました……お義母さん」シュン


◇◇◇


詢子「はぁ……」

詢子「手のかかる娘が2人になるなんて、大変だ。ふふっ」