83スレ/弱点

Last-modified: 2014-06-13 (金) 11:16:52
699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/14(土) 08:47:05.51 ID:O6WCpw3f0
ほむらちゃんと寝起きを共にするようになって分かったこと。
ほむらちゃんは朝に弱い。
本人曰く、人間だったころ、魔法少女だったころ、そして悪魔さんになった今でもなおらないそうだ。

毎朝目が覚めると、ほむらちゃんは必ずわたしにしがみついて寝ている。
その可愛い寝顔をいつまでも眺めていたいのはやまやまだけど、そうもしてられない。
あ、今日は燃えるゴミの日だった。


ゴミを指定の置き場に置いて帰宅し、部屋のドアを開けて驚いた。
タンス、クローゼット、はては冷蔵庫の扉まで、部屋中のものが開け放たれていた。
まさか泥棒?神と悪魔が同居する我が家に押し入るとは、なんて命知らずな・・・
と思いながらもほむらちゃんを探す。

「・・・ぬうううぅぅぅぅ・・・」
お風呂場から聞こえる、押し殺したようなか細い鳴き声。
脱衣所の洗濯機を開け、お風呂のフタを開け、力尽きたのかその場でへたり込む犯人がいた。

「・・・ほむらちゃん?」
呆れながら声をかけたわたしに気付き、無言で飛びついてくる。
「・・・なぜ私を置いてヒック・・・いってしまったの?・・・もうどこにもいかないってヒッ・・・やくそく、したのに」
まるでデパートで迷子になったお子様を見つけた母親のようなわたし。
「それを言われると痛いなぁ・・・ってアイタタタタ! わたしを引き剥がそうとしないで! それ結構痛いんだから!!
 いい加減に目を覚ましてよぅ・・・」

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