84スレ/クリスマスプレゼント

Last-modified: 2014-06-19 (木) 23:23:45
871 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/24(火) 02:36:17.55 ID:Lh4J4eGT0
今夜の瘴気は一段と濃かった

嫉妬、失望、怨嗟、欲望。そんな感情が街中に溢れていた

街の浮かれた雰囲気に似つかわしくないほどの瘴気は、しかしそんな街の様子に深く理由付けられていた

瘴気が濃ければそれだけ魔獣も強く、多くなる

だが、私の前では魔獣如きどれだけ強くとも、どれだけ集まろうとも問題にならない

街の浮かれた雰囲気も今の私には何の関係もなく、最早共にはいられない最愛の人の幸せを阻みかねない存在を蹴散らすだけ

その存在の残滓たる石コロを、もう先の交わることのないかつての友人たちの枕元に捨て(ついでに面倒くさい青の鼻の穴に詰めて)

誰も居るはずのない部屋に帰った私が見たものは




サンタ少女のコスプレして身体にリボン巻きつけた最愛の人(まどか)だった
何を言っているのかわからないと思うが私も何を見たのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった
超展開だとか催眠術だとかそんなチャチなモンじゃ断じてなかった
もっと素晴らしい天使がそこにいた

「……………何をしているの、まどか」

「……………クリスマスプレゼント、かな。ほむらちゃん」

あぁ、そうか、ここが天国か

悪魔のくせに天国に迷い込んだのか、私は




という電波を受信したがそこから先がどうにもひねり出せなかった

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