84スレ/私のもの

Last-modified: 2014-06-19 (木) 23:23:17
776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/23(月) 01:29:09.55 ID:70UyklEn0
メガほむに我慢できないまどかを書いてみた

曇り空の土曜日。
お散歩に出かけた私は、いつもの街を歩くうちに、いつの間にかほむらちゃんのお家の近くまで来てしまいました。
ふと、私にいたずら心が芽生えます。
「急に会いたくなっちゃった、なんて……」
もしかしたら、ほむらちゃんは部屋着でくつろいでいたり? お布団も敷きっぱなしだったり?
「ウェヒヒヒ」
いつも綺麗でカッコイイほむらちゃん。でもたまには油断しちゃうよね。
私はもうお家の扉の前まで来てしまいました。深呼吸してベルを鳴らします。
しばらくして、覗き穴を覗く気配がしました。私はそこに向かってちょっと笑ってみます。
ドアが少し開きました。
「ま、まどか……?」
「ごめんね、こんな突然……ちょっとおしゃべりしたくなっちゃって……」
「あの、それは嬉しいのだけど……」
「忙しい?」
「いいえ、大丈夫……」
ドアを開けてくれました。出迎えてくれたほむらちゃん。私は目が離せなくなりました。
「あの、これはね」
ほむらちゃんは三つ編みでした。赤いフレームの眼鏡を掛けています。
「ほむらちゃん」
「違うの、たまたま今日は……」
私は決めました。
「ほむらちゃん」
「あの、まどか?」
私のものだと。
「?」


777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/23(月) 01:30:30.59 ID:70UyklEn0
まどかが来てくれた。
でもどうして私が三つ編みで眼鏡の時に!?
お休みだからって油断しすぎたわ。そしてこれはまずいことになったわ。
「ほら、私の髪長いでしょ? 眼鏡も昔は掛けていて……」
髪を解いてドアを開ければよかった! まどかが来たからって浮かれ過ぎよ!
「そうなんだ……」
「変よね。今解くわ」
「その必要はないよ」
あれ?
「座ろ?」
促されるまま、私たちは座ったのだけど。
「まどか……?」
「んー?」
まどかがいつもより近い気がするわ。いえ、これは……
「あの、どうして触るの……?」
「ん、触るって?」
まどかが体を寄せて、私の髪や体に触れてくる……? 気のせいかしら?
「……」
「ほむらちゃん?」
まどかの体温が伝わってくる。撫でるように触れる手も、意識してしまう。
「わ、わざと?」
「何のこと?」
そうよね。でも、これ……


778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/23(月) 01:31:31.27 ID:70UyklEn0
ほむらちゃん、あなたが悪いんだよ。そんな可愛い姿で出て来ちゃうから!
クールで綺麗なあなたが、突然そんなキュートに。我慢できません!
「……んっ」
さっきからいたずらしてるのに、気付かない振りかな?
その不安げな横顔が私を誘います。私、いけないことしてる。
「……可愛い」
「あの、私……」
「逃げちゃ駄目」
「まどか、今日ちょっとおかしいよ……?」
その口調はずるいよ、ほむらちゃん! 
私はもっと身を寄せます。ほむらちゃん、熱い。
「ちょ、ちょっと、まどか!?」
「……ごめんね、でも」
「んっ」
突然のキスに驚いちゃったみたい。見開いた目は、少してとろんと蕩けていきました。
「ウェヒヒヒ、可愛い」
「まどか……」
ほむらちゃんはもう抵抗しませんでした。

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