334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/03/27(木) 18:05:00.35 ID:lHDvqBp50
不本意ながら、最近まどかが家によく来るようになってしまった。
これもすべてあの子達のせい。
ノロマ「カナメマドカだ」
オクビョウ「どうしよう?」
イバリ「もちろん お、も、て、な、し」
レイケツ「Welcome to the HOMU World」
まどかはまどかで、あの子達が気に入ったのか妙に懐いてる。
まどか「みんなどことなく、似てるんだよねぇ」
使い魔が誰かに似るなんて、一体どんな奴なのよ。
家に来ても、あの子達とばかり遊んで、母性本能でも目覚めたのかしら。
そんなまどかを見ていると、何故だが遠くに感じて、心苦しく感じて、居づらくなり、私は無意識にいつもの丘へと足を運んでいた。
ほむら「…」
ダークオーブを具現化させ、闇を見つめる。
その中にある、まどかの円環の力を、見つめる。
ほむら「…たまには…」
まるでへそを曲げた子供のように、独りごちる。ここには誰も来れないはずだから、私だけの庭。
ほむら「…私のことも構ってよ…」
悔しさからなのか、寂しさからなのかわからないが、思わず甘えた声が出てしまう。
面倒なもので、一度出てしまうと、自分の気持ちに嫌でも気づいてしまうもの。
ほむら「まどか…」
そっとオーブに口付けする。オーブの中にある、まどかの力に。
ほむら「!!?」
不意に背後の草を踏む音に、跳ねるように振り返る。まさか今のを誰かに見られたのか、冷や汗が全身から溢れ出る。
今更やってみたけど、長い(絶望)
340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/03/27(木) 19:39:27.95 ID:lHDvqBp50
まどか「ほむら…ちゃん」
最低。こんな近くまでまどかが来ていることに気づけない程、呆けていた自分に嫌悪する。
それに何故、ここにまどかがいるのか。逡巡するが、その必要もなくすぐに理解できた。
ミエ「マドカ 構ってかまって」
ヤキモチ「マドカ 盗られちゃう」
ワルクチ「寂しいのはもうイヤ」
あの子達が余計なことをする、そんな簡単な可能性にすら考えが行かなかったなんて、どこまで愚かなの私は。
まどか「ほむらちゃん、大丈夫だよ。私は…」
まどかがいつもの様な、いえ、いつも以上の慈愛に満ちた微笑みを私に投げかける。
私には、それを受ける資格などないというのに。
まどか「誰かに盗られたりなんてしないよ」
気がつけばまどかは目の前まで歩み寄ってきていた、恥ずかしさと自己嫌悪から、思わず顔を俯かせた。
まどか「だって私はね?ずっとほむらちゃんのものなんだもん。今も、これからもずーっと」
思わず耳を疑う、嗚呼私はこんな幻聴を聞くほど落ちぶれてしまったのね。
顔を上げるとそこにはまどかの姿はなかった、ただあの子達がはしゃぎ回り、あるものは花火をあげ、あるものはインキュベーターを振り回し、思い思いにとにかく暴れている。
幻聴だけではなく、幻覚まで見るなんてね。自嘲するように笑う。
まどか「だからねほむらちゃん」
今度は隣からまどかの声が聞こえ、顔を向ける、そこには隣り合うように椅子に腰掛けるまどかがいた。
また幻覚を見ているのかと、虚しくなり目を伏せると、不意に柔らかいものに包まれる。
まどかが私の頭を抱えるように、抱きついてきたのだと、すぐには理解できなかった。
まどか「もっと、もーっとわがまま言ってくれていいんだよ?甘えてくれて良いんだよ?」
まどかに頭を撫でられ、子供をあやすように囁かれ、目頭に熱を感じる。
ふとまどかが顔を私の耳に近づけてきた。耳元でまどかの息づかいを感じ、思わず身悶えるが、何とか堪えた。しかし
まどか「もっと…好きにして良いんだよ」
ほむら「…っ!?」
甘く耳元で囁かれ、耳にまどかの熱い息が掛かる。それ以上にかけられた言葉に全身が震え、悶える。
それを良しとしたのか、今度は吐息だけを耳に吹きかけ、舌を伸ばし本文は省略されました。
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