107スレ/おはよう

Last-modified: 2014-08-22 (金) 23:19:14
217 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 00:35:47.12 ID:Kw/GWyTC0
すりすりしながら時折互いの頬っぺたにキスして眠りにつくほむまど
早く起きたほうが相手の寝顔を見つめられるので
悪魔さんも女神さまの素敵な寝顔が見たくて早起きするぞ!

女神さまは悪魔さんがぐっすりのときはいっぱいなでなでしてあげるから
悪魔さんは起きかけてもしばらく寝ていようかなと思ってしまうのでした
まさに悪魔的誘い受け
でもちょっと動いてるから頬っぺぷにぷにされて起きようと誘われて
洗面所にほいほいついてく悪魔さん
女神さまは偉大だね




222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 01:44:57.22 ID:5Gf1Lyde0
真っ白なシーツに沈み込むみたいにまどろんでいるのは、私の悪魔さんです。
その横顔を見つめる私に気付くと、慌てて顔を背けてしまいます。
「……」
私からは華奢な彼女の背中と、綺麗な黒髪だけ。私はその体を引き寄せて、髪に埋めるみたいに顔を寄せます。
「……いい匂い。ほむらちゃんの香りだ」
ほむらちゃんは静かに私の手に、その小さな手を重ねて指を絡めます。
「あなただって」
くるりと向き直ったほむらちゃん。見つめ合うような格好になりました。
「おやすみなさい」
しばらくそうしていた後、照れたように笑って、私たちはお休みの挨拶をしました。
「……んっ」
目を閉じていた私は、不意に頬にふれた感触に思わず声が出ました。
お返しとばかりに、私もほむらちゃんにキスを返します。悪魔さんの予想を裏切って、これは唇へのキス。
「……ま、まどか」
たまらず目を開けてしまう悪魔さん。
「おやすみ、ほむらちゃん」
「も、もう!」
私は早く寝ないといけません。早起きして悪魔さんの寝顔を見せてもらうんだから。



女神と言っても可愛いもの。いえ、可愛さでこの世に並ぶものなんてないのだけれど……
入院経験のある私に、悪魔の私に、寝起きの良さで敵うと思っていたの?
「zz……ほむらちゃん……zzz」
幸せそうに眠るまどか。可憐な唇が寝言を漏らしてる。
仕方が無いわ。今日だけ、女神に勝ちを譲ってあげる。
……いけない、何を期待してるのよ、私。

「ふふ、ほむらちゃんのねぼすけさん」
まどかがささやいて、私の頭に手を置く。ゆっくりと優しく髪を撫で、またふわりと頭に戻って来て……
「……?」
頬を押す、指の感触。いたずらな手つき。
「起きよっか」
狸寝入りはバレてたみたい。ばつの悪い私が目を開けると、待っていたみたいにまどかが頬にキスをした。
私はもう一度目を閉じる。
「だーめ。ほら、もう朝だよ」
ベッドサイドから、まどかが私を揺する。
「……うぅ」
……二度寝の誘惑から逃げるようにして、ベッドから出る私。
洗面所の鏡の前で女神が手招きしてる。
「おはよう、ほむらちゃん!」
「おはよう……まどか……」
顔を洗って出直しましょう。明日はまどかの寝顔を拝むわ。

http://hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1405814706/217