23スレ/931

Last-modified: 2014-04-17 (木) 15:51:56
931 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/06/12(火) 16:44:22.23 ID:kbNcL+hC0
>>902に触発された
「ほむらちゃん、ほむらちゃん」
朝を告げる鳥の鳴き声が家の外から聞こえてくる。
そして肩に伝わる微かな振動。
甘い声で私の名を呼ぶのは誰?
「朝だよ、ほむらちゃん」
だんだんと揺さぶる力を強めてくる。
その振動が逆に心地よくて、また私はまどろみの世界へ引き戻される。
「…もぉ」
ごめんなさい、朝は弱いのよ。
そう言ったつもりだったけど、どうやら聞こえてなかったようで。
ダメだよ、とか遅刻しちゃうよ、とかいう声も、今の私にはさながらほどよい子守唄のように感じられた。
長い子守唄が終わり、やっと二度寝ができるかと思いきや、そうは問屋が卸さなかった。
「んぅ…」
唇に乗せられる弾力のある湿った感触。押し付けてきて、舐めてきて。
くぐもった声と共に、生暖かい液が私の乾燥したそれを潤していく。
脳に直接伝わるような甘い刺激に、眠気が一瞬で消えうせる。
「……まどか」
「えへへっ、起きないからちゅーしちゃった」
悪戯な目で口元を拭うまどか。
私の上に身体ごと覆いかぶさっていて、じっと見つめてくる。
その愛らしさは、今日も変わらない。
「起きた?」
「まだ…」
「?」
「まだ、起きてないわ」
なんて冗談を言ってみる。
まどかのことだから、すぐに流すだろう。
「…じゃあ、起きるまでちゅーしちゃおうかな」
まどかの何かが目覚めたような微笑み。
始めはこんな子じゃなかったのに、最近はどうしちゃったの…。
「わたしに任せて、ね…?」
鼻が重なり、次に唇が合わさって一つになる。
わずかに漏れる声がたまらなく愛しい。
「ゆーっくり、ゆーっくり起こすからね」
そして結局遅刻しちゃうまどほむ的な

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