37スレ/まどほむキス

Last-modified: 2014-04-27 (日) 10:50:44
219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/16(金) 02:05:27.17 ID:MynGpWda0
最近嫌なことが続くのでちょっと濃密なのが欲しくなりました。
http://ux.getuploader.com/homumado/download/145/mdhmkiss.txt
いつもの短文ですが内容がほんのちょっぴり少しだけ
全然大したことない程度に濃く描写した気がしなくもないのでknznだけどR-15で。
皆様のknznなmdhmください。

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1352871612/

 

txtファイルはこちら
以下、本文

 
 
どうしてこうなったのか、霞がかった頭ではもはや思い出せない。
ふやけそうなほど重ねた唇は快楽と痛みが半ば入り混じった感覚を強制的に、間断なく、無慈悲に脳に送りつけてくる。
それでもなお満たされない私は、自分でも呆れるほどにまどかを求めていたのだと痛切に理解した。
強烈な飢餓感と度し難い所有欲と抑制の効かない被征服欲に突き動かされて、啄むだけの動きから、薄く口を開けて舌を軽く差し入れてすぐに引っ込めて、まどかを誘う動きへ。
固く目を閉じていたまどかは少し震えて、薄く瞼を開いて私と目を合わせ、やがて私の中にゆっくりと侵入してくる。
背筋を仰け反らせてしまいそうな愉悦が身体を駆け抜ける。シーツを固く握りしめて波に飲まれそうなのをこらえる。
少しざらついた質感の、温かく、柔らかなそれで頬の内側を、歯の根元を、優しく舐られる。時折顔に感じるまどかの熱い吐息が、ますます官能を高めていく。
部屋に響く音が、感じる体温が、時折漏れるお互いの声が、私の理性をどんどん削ぎ落していく。
不意に手にも暖かな感触。シーツを握りしめていた私の手の甲をあえかに撫で付ける指は、やがて催促をするような動きへと変わる。
そっと握る力を緩めると、待ち兼ねたかのように強引な動きで指を絡ませてくる。握り合った後も、切なげに私の手をまさぐる親指の動きで、
まどかも強く私を求めてくれているのが伝わって、からだのふかいところが縮こまるように疼く。
このまままどかに主導権を渡してしまうのも少しつまらない。手に意識が行っているのか、動きが鈍った舌を少し強引に押しやって、
今度は私が逆にまどかを責めていく。
慌てたようにまどかも舌を蠢かせるが、こっちも弱点は心得ている。上顎をつつくようにして擦ってやると、鼻にかかった
悩ましげな声が漏れ始める。かわいいかわいい、わたしのまどか。食べてしまいたい。ちょっとだけ、いじめたい。
しがみつくように握られた手を解いて、まどかの耳を塞いでやる。たちまち瞳が潤んで、力の入らない手で耳を塞ぐ私の手を外そうとしてくる。
まどかの頭の中では、きっと粘液質な水音が響いているはずだ。わざと音が響くような動きでまどかを蹂躙していく。
もともと弱々しかった抵抗が、時間とともに更に弱まって行く。それでも構わず続けていると、ふるるっと震えた後、降参とでも言うように私の腕を弱々しくタップしてきた。
解放してあげると消え入りそうなかすれ声で、ほむらちゃんの意地悪と呟いた。
今日はどこまでも意地悪になれそうな気持ち。何も言わずに手を握り直して、また顔を近づけると、物足りないような表情を見せながら受け入れてくれた。
期待してくれて大丈夫。キスだけで終わらせるつもりはないから。でも、あせらないで。
唇に触れる寸前で軌道を変え、まどかの耳元へくちづけて、そっとおねだりした。こんどは、まどかが、ね?
夜は始まったばかり。