390 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/10/04(火) 15:43:20.13 「ほむらちゃん、病弱な子だったの?」 「そうよ、入院していたの」 「そうなんだ、わたしがそのときいたらもう少し色んなこと考えてあげられたのにね」 「っくっ…!」
その言葉に少し顔をしかめるほむら。
「ほむらちゃん?」 「いえ、おかしいわね、私が私自身に嫉妬するだなんて」 眼鏡を掛け、髪を結んだ自分と眼鏡を外し髪を梳き全て冷静に判断するいまの自分…同じ自分なのに以前の自分に嫉妬している。 いまこの時間軸の私のまどかで居てほしい、そう思うときがたまにある。 「未来の時間軸に居た私は貴女を守れなかった、何度も失敗する駄目な私よ」 ほむらは黒長い髪をかきあげると冷たくそう告げる。
「そんなことないよ!」 「まどか?」 「わたしほむらちゃんの全てが好き、どのほむらちゃんも好きなの、だから自分を否定しないで!」
目に涙を浮かべて珍しく声を荒らすまどか、それもほむらが好きだからの怒り。 「わたし、ほむらちゃんが傷だらけになって色んな時間を経験してわたしのために頑張ってたの知ってるから わたしのために契約してくれたこともだから自分を責めちゃ駄目、ほむらちゃんはほむらちゃんでしょ?」 あの弱い自分を否定する自分を責めるときもあったほむらはまどかに問われて見直した。 「まどか…そうね、貴女の言う通りよ…ごめんなさい」 微笑みながら謝るほむらにまどかは笑顔を作ると口を開く。 「怒鳴ってごめんね、でも…少し嬉しかったよ、だって好きな人に嫉妬されたんだもん、だからわたしも少しだけわたしに嫉妬するね」 「まどか?」 「未来のわたしだけずるいよ、ほむらちゃんに契約して貰えるなんて、だからわたしにも同じことを言って?」 その言葉に少し驚いたふうのほむらだが少し考えると応えた。 「鹿目さん…いえまどかを守れる私になりたい、どんなに繰り返しても」 その言葉にまどかは少し涙を流して微笑んだ。 「うんありがとうほむらちゃん、でも…同じようにわたしにもほむらちゃんのこと守らせて?だからもう繰り返させないよ」 「ええ、わかったわ」 お互い見つめると頬を染め合い手を繋ぎながら歩いて行った。
ほむループの記憶あるまどかとほむほむの日常会話もたまにはいいよね
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