概要
MOTHER2のバグ動画において起きたバグ現象及びそこからバグ用語になったもの。尚、元動画は削除されている。
主人公の妹のトレーシーに話しかけた際、瞬間移動やマップを無視した平行移動が多発した。
それ以降、これに似た現象が他のゲームで発生した場合にトレーシー現象と呼ばれるようになりバグ用語となった。
実例↓
主人公の妹・トレーシーに話しかけると、キー操作が利かなくなり、
主人公が画面外に向けて勝手に歩いていってしまうという動作を引き起こした。
別パターンの再現
上記の例に加え、不気味な台詞と効果音とともにまだ見ぬ町へ強制ワープさせられてしまう現象も再現している。
のすたくん氏のFCとSFCでやるチートバグ68、あれなマザー2より。
余談
KGBとトレーシー現象のそれぞれの挙動を説明すると、以下のようになる。
- KGB「画面端から出て行き、もう一方の画面端から現れる動作を繰り返す」
- トレーシー現象「キー操作が利かなくなり、自動的に一定方向に移動する」
このように文章的には全く違うように見えるが、それ故に各定義が重なったバグが発生する場合が多々ある。
(キー操作が利かなくなった上での画面端ループなど)
そのため、どちらで呼んだら良いのか迷ったとき、
記憶に新しいKGBが優先されたために、トレーシー現象の名が淘汰されてしまったと思われる。
もしくは、トレーシー現象自体を知らない新参ユーザーたちが
こぞってKGBを使い始めたがために、古参の人もそれにつられてしまったとも考えられる。