No.015 | ||||
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61cm四連装(酸素)魚雷 | 魚雷 | |||
装备属性 | ||||
火力 | 雷装 | +10 | ||
爆装 | 对空 | |||
对潜 | 索敌 | |||
命中 | 回避 | |||
射程 | 短 | |||
可装备舰种 | ||||
驱逐舰 | 轻巡洋舰 | 重巡洋舰 | 战舰 | |
轻空母 | 正规空母 | 水上机母舰 | 航空战舰 | |
备注 | ||||
大威力長射程を誇る、秘密兵器「九三式酸素魚雷」。 その必殺の酸素魚雷を四連装した水雷兵装の決定版が、この四連装【酸素魚雷】発射管です。 新型の主力驱逐舰や各巡洋艦などに搭載され、夜戦等で最大の雷装戦力を構成します。 |
在游戏中
- 61cm五連装(酸素)魚雷は入手が非常に困難な為、実質的な魚雷系最終装備と言って良い。
- 一部の改型驱逐舰や軽巡・重巡の改装後が持ってくる。
小捏他
- 九◯式四連装魚雷発射管がモデル。発射管自体は61cm四連装魚雷とほぼ同じもの。
- 酸素魚雷は皇紀2593年(西暦1933年)制式採用の九三式酸素魚雷であるが、初期装備として搭載していたのは陽炎型以降。
それ以前のものは九◯式魚雷から変更される形で搭載されている。
- さて酸素魚雷とは、帝國海軍のみが実用化した、酸素でエンジン燃料を燃やして走る魚雷のことである。
太平洋戦争開戦時点では、凄まじい威力と速さと長射程を誇る超兵器。というか戦争終わるまでこれを超えるスペックの魚雷は現れなかったぐらい。
当時の米軍の魚雷と比べ爆薬量が1.7倍、雷速1.2倍、最大射程4倍、ほぼ無航跡。
比較対象の開戦当時の米軍は魚雷に関して無頓着で、文字通りポンコツ魚雷以外の何物でもなく、当たってもろくに爆発しない代物だったり。そりゃ重巡から降ろすわ。- 1942年になりトーペックス(新型の爆薬)が開発されて以降、諸外国の533mm魚雷の弾頭はトーペックスであり、
九三式酸素魚雷に使用された九七式爆薬に対し水中破壊力は1.4倍もあるので、
後期になると大分追いつかれて酸素魚雷はやや強いものの、相対的には常識的な威力と言える程度に落ち着いている。
戦争後半になって潜水艦によって撃沈される艦艇が突然増えはじめたのは、米軍の魚雷が改良されて威力が飛躍的に上がったため。
前半なんか潜水艦が輸送船に魚雷を12本当てても沈められず日本軍に大笑いされ、潜水艦の艦長はこんなゴミ使えるかと司令部に泣きつく事態だった。 - 速くて長射程に関しては最後まで変わらず、わざわざ危険な純粋酸素を燃料酸化剤に使用しただけのことはあった。
空気を使用する他の魚雷より酸化剤の体積が少なく済むので、一般的な魚雷の3~4倍という凄まじい射程距離を実現した。 - 酸素を酸化剤として使用する場合、副次的な効果として航跡が数メートル程度と、非常に目立たないことが挙げられる。
普通の魚雷のように空気を使用すると大量の窒素が放出され、長大な泡の航跡(艦これの戦闘画面でも出てくる、魚雷の後ろに伸びる白くて長いアレ)が現れるが、
酸素魚雷の場合は二酸化炭素を放出するため殆どが水に溶けてしまう。そのため航跡の視認が困難であり、敵艦も回避しにくくなる。
ちなみに海軍は軍事機密のため、酸素魚雷で使用する酸素を「第二空気」と呼んでいた。- 米軍ではこの魚雷の雷跡を"pale"(=青白い)と表現している。
- また、得意の遠距離から戦闘直前にこっそり発射して敵艦隊を混乱に落とし入れる、先制攻撃用のステルス兵器としての想定もされていた。
- あまりに有名すぎて、軍オタですら「日本軍の魚雷はすべて酸素魚雷だった」と勘違いしている人がちらほらいる。
実際には発射管の問題で従来型の魚雷しか搭載できない艦があったほか、雷速、射程、隠密性を上げても意味がない航空魚雷ではわざわざ危険な酸素魚雷を使うことはなかった。 - 潜水艦用には九五式酸素魚雷という九三式の小型の派生型を造って投入した。
- 1942年になりトーペックス(新型の爆薬)が開発されて以降、諸外国の533mm魚雷の弾頭はトーペックスであり、
- 以上のように確かに圧倒的な性能を誇っていた九三式酸素魚雷であるが、その実戦での成果は言うほどではなかったという。
- 信管調節機能をつけたら、兵士たちが当たっても爆発しないのを恐れて過敏に設定しすぎて敵艦に当たる前に波浪の衝撃程度での自爆が相次いだ。
設計者は「余計な機能を付けた」と嘆くことに。
一方最初の辺りで述べたとおり、初期の米軍魚雷は逆に当たっても殆ど爆発しなかった。お前ら足して二で割れよ…。 - 他にも高速で運動しながら発射したためにジャイロが破損したとか。
- 逆にその長射程により、外した魚雷が友軍艦を沈没させたり、10km先にいた別の敵艦に命中して大破沈没したりなどのコントのような出来事が何度か起こった。
まあ最大射程約40kmと恐ろしく長かったのは事実だし(大和砲並に長い)。
- 信管調節機能をつけたら、兵士たちが当たっても爆発しないのを恐れて過敏に設定しすぎて敵艦に当たる前に波浪の衝撃程度での自爆が相次いだ。
- 尤も、適切な距離でちゃんと当てることができれば、数本で战舰すら撃沈出来る威力があるのは事実である。
多少追いつかれたがそれでも後期の米軍の魚雷すら凌ぐ破壊力なので当時の日本軍の「一本で巡洋艦撃沈は確実」は誇張だとしても、
ソロモンの戦いの通り驱逐舰は一撃で真っ二つ、2本当たれば重巡でも大破or撃沈は確実だった。 - 「酸素魚雷が開発されたから日本は魚雷
バカ一代重視になった」と言われることがあるが、実際はその逆で「魚雷バカだから酸素魚雷を開発した」が正しい。- では魚雷バカになった原因は何かというと、大きい艦艇持てないのに加えて、訓練にかかる経費が安上がりだから。
弾は使い捨て+撃てば撃つほど損耗する砲と違い、炸薬を抜いて撃てば回収可能+いくら撃っても発射管は損耗しない魚雷は、貧乏日本にとって魅力的な兵器だった。
- では魚雷バカになった原因は何かというと、大きい艦艇持てないのに加えて、訓練にかかる経費が安上がりだから。
- ところで九三式酸素魚雷の1本の重さは3トン弱である。
艦娘たちがいかにマッチョかよく分かる。妖精さん無理すんな。
- 93式魚雷の炸薬が低威力であることが昨今言われるようになっているが、
93式魚雷の開発直後、トーペックスに相当するRDX(ヘキソーゲン)系の94式爆薬が制式化されている。
それにもかかわらず、より威力が低いTNA系の97式爆薬を新規開発し主用したのは、安全性を重視したためである。
97式爆薬を使用した弾頭は大型の爆弾や砲弾が直撃しない限り誘爆せず、また腐食や有害物質を発生させず、高い安全性を持っていたことは特筆できる。- 海軍の試験では8センチ級の砲弾の直撃では燃えるのみ、15センチ級砲弾の直撃で漸く爆轟するも完爆せず
20センチ級砲弾の直撃でやっと完全に爆発した。
- 海軍の試験では8センチ級の砲弾の直撃では燃えるのみ、15センチ級砲弾の直撃で漸く爆轟するも完爆せず
- スラバヤ海戦の第一次昼戦で39本、第二次昼戦で98本を平均15kmから発射するも命中1発、これが大井北上が高速輸送艦に改造された理由である。
- 酸素魚雷が活躍したとされるソロモン海戦、ルンガ沖夜戦では上記の理由から射距離7km前後で発射しており実際は90式魚雷でも大差がなかったと言われている。
- 93式は射程20kmで48ノット、90式は7kmで46ノットで速度に関してもほぼ差はない。むしろ酸素発生器を必要としない90式の方が安価な上に装填も容易であるため、より戦果が上げられた可能性がある。
- 日本海軍も流石に航行距離を追求することの無意味さに気づき、ソロモン海戦後製造された93式魚雷三型は48ノットで射程15km、その分炸薬量を6割増やして780kgとして近距離戦メインへと舵を切り直した。