キャラクター/【マスター・グウラ】

Last-modified: 2023-12-04 (月) 11:15:46

レオパルドスユニオンを率いる予知者。男性。
シンボルである豹のマスクとフード付きの黄色いケープを着ている。
予知者の中では背が低い方であり、まだ年若い少年のようにも聞こえる声。一人称は「俺」。
口調は比較的軽いが切れ者のような雰囲気がある。

マスター・アヴァとは仲が良いらしく、共にマスター・オブ・マスターの行方を追っていた。
劇中では「アヴァはいつも正しい」と発言している。
 
CVは石川界人。
北米版における声優はケビン・クイン。


キーブレードは激しい稲妻がほとばしっているようなデザイン。
泡粒のような水色の光と共に、同色の螺旋を立ち上らせるようにして呼び出される。


χ

物語の終盤、プレイヤースクルドは行方不明となったアヴァを捜すため、デイブレイクタウン7番街の空き家でアヴァと仲が良かったというグウラに接触した。

  • ダンデライオンの使命を抱くスクルドの言葉を聞いて、「さすが、アヴァに集められただけはあるね」「まるでアヴァみたいだ」と評している。
    • この時に「いつも正しいアヴァ」と独り言ちるように言っている。

グウラはプレイヤー達に、世界を終末から救える可能性があるのはマスターだけだと言い、そのマスター・オブ・マスターはある日突然消えたこと、マスターの行方を知り得る者はルシュだけであり、アヴァはルシュからマスターの行方を聞くため、消えたルシュを探していると語る。

  • 一方その頃、アヴァはルシュを見つけ出し、ルシュと会話中。

グウラは予知書の欠落した一片「ロストページ」の内容を知っているらしく、「不調和を許さず、運命を悲観し真の強さを見失う」「真実を読み違え秘密に踏み込む」という一文をプレイヤーたちに教えた。
また、グウラはその一文が誰を指すものなのか考えていたが、その裏切り者がこの世界を終わらせるきっかけになると考えており、(的外れの可能性はあるが)裏切り者に目星は付けていたが、止められなかったと語った。

  • 後述のχBCにて、グウラが目星をつけていたのはアセッドであったことが判明した。また、裏切り者を見つけることがグウラの使命であり、もしグウラの予想が的外れであった場合"真実を読み違え"と関係しているかもしれない。
    • その場合、前述のロストページの一文に書いてある5つのことはそれぞれ予知者一人ずつのことを意味していると考えることができる。その場合、この一文が一人のことだけを指すということからすでに読み違えている可能性もある。また、未来が読めるマスター・オブ・マスターに裏切り者の始末を命じられたグウラ自体が裏切り者に含まれるということも考えがたい。
      可能性としては、この一文が裏切り者を指すという前提がそもそも間違いであるか、マスター・オブ・マスターにとっては予知者(あるいはマスター・オブ・マスターとルシュを含めた7人)全員が裏切り者で、わざわざ無意味な使命を予知者達に与えているかなどのことが考えられる。

更にロストページの一文の続き(「そしてその一振りによって、最後の戦いを告げる鐘が鳴る、遂に戦いがはじまるのだ、定められた刻が……」)を教えた。
チリシィからはロストページの内容を教えていいのか聞かれるが、本当はダメであるが、既に戦いは避けられないため、知ったところで何も意味はないとした。
その直後、デイブレイクタウンの時計塔から鐘が鳴り、グウラの言った通り「定められた刻」が始まる。


ストーリー中2回戦闘の機会がある。
1回目(時計塔)はレオパルドスユニオンのみ、2回目はレオパルドス以外のユニオンのみ戦闘が発生するため、どのユニオンに属していても実際に戦うのは1回のみとなる。

決戦の地での戦いでは、ボロボロになったプレイヤーを気遣いつつキーブレードを構えた。
戦闘後、プレイヤーを「ヤバ、強!」「本気出さないとマズい相手なら俺はパスだわ。」と認め、「じゃ、またどっかで会えたらね。」と言い残しプレイヤーの元を去った。

  • 待機時にはキーブレードを投げ上げてくるくる回している。最終決戦だというのに非常に緊張感がない。
  • 手負いのアセッドに返り討ちにされるなどどうも予知者の中でも戦闘力は低いように思える。
    • 相手は勇猛で屈強な身体を持ち、予知者の中でも上位の戦闘力を持つであろうアセッドなので、アヴァと並んで予知者の中でも若年、頭脳派のグウラでは真っ向勝負だと及ばなかったのだろう。

攻撃時には、グウラが何体にも見えるほどの縦横無尽の高速移動で、すれ違いざまに何度も切り刻む技を使う。

  • 技名は「パンサークロウ」。UχではグウラのEXメダルのアビリティを使うと、プレイヤーがこの技を使うことができる。
    • EX改のメダルではまた別のアビリティになる。

χBC

マスター・オブ・マスターにより、予知書に書かれた謎を解明する使命を与えられる。
それはマスターから授かったロストページに書かれている裏切り者の正体を突き止める事である。

  • ロストページに書かれていた裏切り者の唯一の手掛かりは"異端の印を持つ者"らしい。

マスターが自分たちに別々の使命を与えたのは、それぞれの使命による行動理念の違いを見極める事でその者の裏切りの兆候がわかるようにするためで、頭のいい彼はロストページを受け取った時点でその真意をマスターから直接聞かされる前にその場で理解した。
最後には誰が裏切り者でも冷徹な対処をするように言いつけられていた。


イラの告発から裏切り者の存在が示唆されて数日後、アセッドからユニオンの同盟の話を持ち掛けられ、彼の言い分に筋が通っていたことからこれを承認。
しかしそれから数か月経ってもアセッドによるユニオンの統合が進んでいないこととインヴィに説得されたのを理由に同盟を解消する。

  • インヴィの説得については内緒だったのだが、口を滑らせてしまう。このことでアセッドはインヴィに怒りを募らせることになる。

後にグウラが裏切り者として目星をつけたのはアセッドである。
インヴィとアセッドの戦いで、アヴァと共にインヴィに加勢し共にアセッドを打ち負かす。

  • この戦闘でアセッドがX状の技を放った際にグウラが反応している描写がある。これは、前述のように裏切り者の手掛かりが"異端の印"を持つ者であるからだろう。

その後、使命を果たす時が来たと感じ、閉じ込められたアセッドの元に訪れて引導を渡そうとする。
しかし、自分の使命やロストページの事といった秘めていた真実をアセッドに告げた事によって、「裏切り者の存在を最初から知っていて黙っており、自分達が騒動に翻弄されるのを陰でせせら笑っていたのだな」と彼の怒りを買ってしまい、アセッドがボロボロであったにもかかわらず返り討ちにあう。
逆にアセッドに止めを刺されそうになったところを駆け付けたアヴァがグウラを庇ったため、アセッドはその場を去る。
 
その後、アセッドによってロストページの事を知らされたイラに狙われ、アヴァに匿われていた。
アヴァにロストページの事を教え、その真実を知るためにキングダムハーツを出現させることでマスターを帰還させて真実を問おうと考える。

  • キングダムハーツの出現は禁忌であるが、禁忌だからこそ実現させればマスターが戻ってくるだろうと推測したのである。

キングダムハーツを出現させるにはルクスが足りないためアヴァに協力を申し込んだが、キングダムハーツの影響を恐れた彼女には断られ、それを静かに受け入れて、「鍵が導く心のままに」と呟きその場を去った。

現時点ではメインストーリーには登場していない(時計塔に登場するのはアヴァが化けたものであり、本人ではない)が、メダルとして実装されている。
三種類存在するが、属性はすべてスピード・アップライトとなっている。


ストレリチアが襲撃されて消滅したのはχでグウラが潜伏していた空き家。

  • ただしその時にまだグウラがそこにいたかどうかは不明(室内の様子は大半が暗闇でぼかされている)。
  • ストレリチア襲撃の犯人はヴェントゥスの中に潜んでいたであることが判明したため、恐らくこの時には既にグウラはいなかったものと思われる。

KHIII

エピローグで登場。
シグバールの姿をしたルシュイラインヴィアセッドと共にキーブレード墓場に呼び戻される。