BbS
スゴロク形式のミニゲーム、及びそれをプレイする盤の名前のこと。
「いただきストリート」を髣髴とさせるゲーム形式が特徴で、自身のキャラクターが持つデッキコマンドを使い、ボードゲームで遊びながらコマンドを成長させたり、新しいコマンドを入手することができるミニゲームとなっている。
- 戦わなくてもコマンドのレベルが上げられるため、制限プレイの時にはなかなか重宝する。
セーブが出来る状態ならば、キャンプメニューを開くことでいつでも遊ぶことが出来る。また、ミラージュアリーナからでも同様に遊ぶことができ、こちらはPSPのアドホック通信機能を使うことで複数人数でのプレイが可能となっている。
各コマンドボードにはそれぞれ三段階の「目標BP」が設定されており、ミニゲーム中に手に入る「BP」を目標値まで稼いだ後、ゲーム開始地点である「スタートパネル」まで戻ってくることで勝利となる。
- ちなみに、BPは上限9999999BP、下限-999999BPでカンストする。
プレイ人数は2~3人。プレイヤー+CPキャラ(×2)でプレイするのが基本。
最初にダイスを投げて、出た目の大きい順からダイスを振っていく。ダイスを振らずに自分が一番最初に始めることも可。
自分のターンでは、「ハンド」と呼ばれる特殊効果を使用するか、ダイスで出た目に応じてパネルを進み、以下の行動でBPを増やしていく。
- チェックパネルを通過する。
- 4つのチェックパネルを通過してスタートパネルに戻る。
- 自分の所有しているコマンドパネル(ボーナスパネル)に対戦相手が止まる。
- 特定のスペシャルパネルの効果。
- プライズキューブのカウントを0にする。
ゲーム中は操作キャラクターが持っているデッキコマンドを「コマンドカード」として使用する。
いわゆる手札であり、コマンドパネルにセットしたり、「ハンド」を発動する際に使用する。
手持ちのコマンドはそれぞれアタックコマンドはキーブレードのマーク、魔法のコマンドは帽子のマーク、シュートロックやガードなどのコマンドは王冠のマークで表示される。また、スタートパネルでコマンドを補充した時に?マークのコマンドを貰える時がある。これはジョーカーという特殊なコマンドで、後述のハンドで使用される。
- ちなみに、ジョーカーは自分のコマンドが全てなくなっても獲得できる。
最大5枚まで所持することができ、ゲームの最初に5枚配られる。消費した場合、チェックパネルを通過した時や周回ボーナス獲得時に補充される。
- カードになるのはレベルがあるコマンドのみ。その内、レベルが最大に達していないものが優先的に配られる。
基本的には危険の少ないルートを通りつつ周回ボーナス狙いが最も安定すると思われる。
買い取りは損になることが多いのでエリア独占狙い以外ではしないほうがいい。
ハンドでのダイス×2やスタン、ジョーカーチャンスなども積極的に狙っていきたい。
当たり前だがセットやハンドのためにコマンドも沢山持っていこう。
余談だが、優勝できなくても買い取ったコマンドは手にはいる。そのため欲しいコマンドがあるなら勝敗ガン無視で狙いに行くのも手。
この手のゲームではお約束だがCPUのダイス技術には脱帽。狙ったかのように良い目ばかりを出す。
序盤では大きな数字ばかりを出し短期間でガンガンレベルアップ。高価なパネルばかりに止まり買収されて行く。後半になると自分の土地かチェックパネルばかりに止まりどんどん投資。
これだけだと「ダイス使いが上手いのね」で済むが、ジョーカーチャンスではパネルキャプチャーでいい土地を奪う。こちらが次のダイスを予言していたかような投資。スペシャルパネルではボーナスキャラであるキャプテン・ジャスティスが高確率で出現、コンフュ状態でもほぼ影響なくベターなルートを選ぶなど何者かの意思があるかのように不自然なくらい運がいい。
一方こちらは悲惨なくらいいいように進めない。ダイス×3で同時に振っても1か2ばかりでトータルが6に満たないなんてしょっちゅうである。
- 一応だがジョーカーを除くハンドは使わない、パネルのレベルアップは1段階ずつしか行わない等付け入る隙はあるが不条理を感じずにはいられない。
- プログラムサブリーダーの中道氏曰く「誓ってインチキはしていない」とのこと。本当か?
- FM版では一部のキャラクターが「ダイス×2」「ダイス×3」のハンドも使うようになった。これらのキャラクターはかなりの速さで周回ボーナスを獲得するので、オリジナル版よりも注意が必要。
BbS後半のシリアスなストーリーからは想像も出来ないほど、各キャラが生き生きしている。
特にテラとアクアのはっちゃけっぷりが凄まじく、テラの場合は「もらったぁ!(ドヤ声)」、アクアの場合は「いい調子☆」と、まるでゲーム本編の暗さを全力で否定するかのようなゲームとなっている。
- もっとも、本編開始直後の二人もこんな感じの性格だったように思える。あんな出来事に巻き込まれたからこそ、本編のような生真面目な性格になっていったのだろう。
- ちなみにこのゲーム中のアクアの仕草は一々可愛い。「本編よりむしろこっちのアクアの方が好き」とまで言う人が出てくるほどである。
- コマンドボードのヘルプ画面をよく見ると初期衣装ままの背中のガッツリ開いたアクアが見れたりする。
ちなみにヴェントゥスも一応はっちゃけてはいるが、本編でも底抜けに明るい(後半は除く)彼がはっちゃけてもあまり変わらない。
ミラージュアリーナでプレイするときは実は仕様が少し変わっている。
具体的にはボーナスパネルが減りレアなコマンドが入手できなくなっている上に、他のプレイヤーのコマンドを買い取ってもコマンドを入手できなくなっている。
また、FM版ではここでキャプテンジャスティスやキャプテンダークに会ってもDリンクにピートが追加されない。
- レポートの記録には通常と同じく残る。
FM版ではスカルボードが追加された。
また、入手CPがオリジナル版より増えている様子。
パネル一覧
- スタートパネル
- ボードのスタート地点。BPが目標値に届いている場合、ゴール地点になる。
4つ全てのチェックパネルを通過してから戻ってくると、周回ボーナスとしてBPが獲得でき、コマンドカードが5枚になるまで補充される。
得られる周回ボーナスは「『周回数×150』+『所有パネルの価値÷2』+『所有カード枚数×100』」BP。
- ボードのスタート地点。BPが目標値に届いている場合、ゴール地点になる。
- チェックパネル
- 赤、青、黄、緑の4つのチェックポイント。
止まるか通過するとBPがもらえる他、コマンドカードが1枚補充される。また、これら全てを通過してスタートパネルに止まるか通過するとさらにBPがもらえる。
ここに止まると、自分の所有するコマンドパネルのレベルを上げる事ができる。
- 赤、青、黄、緑の4つのチェックポイント。
- コマンドパネル
- 真っ白な状態のコマンドパネルに止まると表示されているBPを支払って手持ちのコマンドカードを設置し、自分の所有パネルにすることができる。
自分のパネルに止まるとBPを支払ってパネルのレベルを上げる事ができる。
他人が所有するコマンドパネルに止まると通行料としてBPを支払わなければいけない。また、他人の所有パネルはそのパネルの価値の5倍の額で手に入れる事が可能。
枠の色が同じコマンドパネル全てを自分の所有パネルにするとパネル独占が発生し、パネルの価値が上がる。
- 真っ白な状態のコマンドパネルに止まると表示されているBPを支払って手持ちのコマンドカードを設置し、自分の所有パネルにすることができる。
- ボーナスパネル
- BPアップパネル
- 全てのコマンドパネルの価値を上昇させる。
通過する度に価値は上がっていくが、この時点ではまだ効果が発動されず、誰かが止まる事で初めて効果が発動する。
- 全てのコマンドパネルの価値を上昇させる。
- ダメージパネル
- 止まるとBPが奪われる。奪われたBPはプライズキューブ内に蓄積されていく。
- プライズキューブ
- 厳密にはパネルではなく、ダメージパネルを回避する為の箱。
この上に乗るとダメージパネルを回避しながら移動できる他、指定回数分転がすとキューブごとに固有のBPとダメージパネルに奪われたBPをまとめて入手できる。
- 厳密にはパネルではなく、ダメージパネルを回避する為の箱。
- スペシャルパネル
- 各コマンドボード毎に特有の効果が発生するパネル。
- ディズニータウンのエピソードクリア後は、トゥーンボード以外のボードでランダムに「キャプテン・ジャスティス/キャプテン・ダーク」の効果が発生するようになる。
5~8ターンの間、キャプテン・ジャスティス(キャプテン・ダーク)が効果を発生させた参加者に付き、ターン終了時に50~200BPをくれる(奪う)。さらに、止まったマスが白紙の状態のコマンドパネルだった場合通常の0.5~1倍(2~3倍)の価格で購入する(セットされるコマンドはその参加者の持っているコマンドの中からランダム)。
キャプテン・ジャスティス(キャプテン・ダーク)が取りついている参加者と他の参加者がすれ違ったり、同じパネルに止まると、相手に効果が乗り移る。
- ディズニータウンのエピソードクリア後は、トゥーンボード以外のボードでランダムに「キャプテン・ジャスティス/キャプテン・ダーク」の効果が発生するようになる。
- 各コマンドボード毎に特有の効果が発生するパネル。
ハンド一覧
- スタン
- アタックコマンド1枚で発動。
指定したライバルを1ターン行動不能にする。
- アタックコマンド1枚で発動。
- 方向チェンジ
- アタックコマンド2枚で発動。
ダイスを振った後、進行方向を変えられる。
- アタックコマンド2枚で発動。
- 通行料2倍
- アタックコマンド3枚で発動。
5ターンの間、自分のコマンドパネルの通行料が2倍になる。
- アタックコマンド3枚で発動。
- ダイス×2
- まほうコマンド1枚で発動。
そのターンのみ、一度にダイスを2個振れる。
- まほうコマンド1枚で発動。
- ダイス×3
- まほうコマンド2枚で発動。
ダイス×2の強化版で、そのターンのみダイスを3個振れる。
- まほうコマンド2枚で発動。
- BPガード
- その他のコマンド1枚で発動。
所持BPを奪われるのを一度だけ防ぐ。
- その他のコマンド1枚で発動。
- コンフュ
- その他のコマンド2枚で発動。
3ターンの間、指定したライバルの進行方向がランダムになる。
- その他のコマンド2枚で発動。
- BPマグネ
- アタックコマンド、まほうコマンド、その他のコマンドをそれぞれ1枚ずつで発動。
ライバルが設置したコマンドパネルの数×100のBPを入手できる。
- アタックコマンド、まほうコマンド、その他のコマンドをそれぞれ1枚ずつで発動。
- ジョーカーチャンス
- ジョーカー1枚で発動。
スロットが出現し、上記のハンド効果がランダムで発動される。
また、このハンド限定で出る「パネルキャプチャー」というハンドがあり、コマンドパネルのどれか一つを自分の物にするという効果がある。該当パネルにコマンドがセットしてあった場合はそのコマンドを入手し、コマンドがセットされていない場合は自分の持っている全コマンドからランダムでセットされる。
- ジョーカー1枚で発動。
- ゴールデンチャンス
- ジョーカー3枚で発動。
内容はジョーカーチャンスと同じだが、スロットの項目に「エリアキャプチャー」という効果が追加されている。効果はいずれかのコマンドパネルエリアのパネル全てを自分の物にするという強力なもの。
- ジョーカー3枚で発動。
ボード一覧
キーブレードボード
最初から遊べるステージ。モチーフとなるワールドは旅立ちの地。ボードの形はキーブレード。
対戦相手はテラ、ヴェントゥス、アクアの内、操作キャラ以外の主人公二人。
スペシャルパネルの効果は「キーブレードライダー」。
好きなマスにワープすることができ、その移動したマスの効果が発動する。また、移動後次のターンは方向を自由に選択可能。
FM版では移動先のパネルの情報が表示されるようになっている。
ロイヤルボード
キャッスル・オブ・ドリームをクリアすると遊べる。ボードの形はガラスの靴。
対戦相手はシンデレラ。1対1の対戦ボードとなっている。
スペシャルパネルの効果は「ビビディ・バビディ・ブゥ!」。
ダイスの目×300BP(FM版は×200BP)獲得。大変ありがたい効果なのでどんどん狙おう。そういう時の目が小さいのはお約束である
スペースシップボード
ディープスペースをクリアすると遊べるようになる。ボードの形はスペースシップ。
対戦相手は626号(スティッチ)とガントゥ。
スペシャルパネルの効果は「エレクトリック・スパーク」。
4ターンの間、近くにいる対戦相手から100BP(FM版は200BP)奪う。両者に効果が発動している場合はポイントの行き来こそするが変化はない。
トゥーンボード
ディズニータウンクリア後に遊べる。
対戦相手はミニーとキャプテン・ジャスティス(テラ編ではキャプテン・ダーク)。
スペシャルパネルの効果は「ファンタジア」。
所有パネルの枚数+1×300BP(FM版は×150BP)獲得。これ狙いでパネルの買い取りをしても良いかもしれない。
ハニーポットボード
レイディアントガーデンにてマーリンの家で本を調べると遊べるようになる。モチーフとなるワールドは100エーカーの森。ボードの形はハニーポット。
対戦相手はプーとティガー。
- FM版からはティガーが「ダイス×2」を使用するようになった。
スペシャルパネルの効果は「ハニー・パラダイス」。マップ全体にはちみつのつぼとハチのつぼをランダムに設置する。
はちみつのつぼは100BP(FM版は500BP)獲得、ハチのつぼは100BP(FM版は200BP)没収。
このスペシャルパネルを発動しないとラビットがキャラクター事典に登録されないので注意。
シークレットボード
全てのコマンドボードで1位を取ると現れる最後のステージ。モチーフとなるワールドはキーブレードボードと同じ旅立ちの地。ボードの形はエラクゥス一門のマーク。
対戦相手はキーブレードボードと同じく、操作キャラ以外の主人公二人。
スペシャルパネルの効果もキーブレードボード同様「キーブレードライダー」。
ボードが非常に広く、分岐(交差点)も無数にあるため、スペシャルパネルによる自由移動を積極的に狙うのが重要。
スカルボード(FM版追加)
FM版で新たに追加されたステージ。ネバーランドクリア後に遊べるようになる。ボードの形はドクロ。
対戦相手はピーター・パンとフック船長。
スペシャルパネルの効果は「ピクシーダスト」。
選択したキャラを好きなマスに移動させ、移動したマスの効果を発動させられる。
価値が非常に高いパネルが固まっているエリアが存在するため、そこを取って投資し、スペシャルパネル効果でライバルを強制的にぶっこむのが強烈。
ただし、敵もスペシャルパネルの効果でこちらを飛ばしてくるため、他のボードよりも運要素がかなり高めになっている。
ピーター・パンは「ダイス×2」、「ダイス×3」を使用する。