英文法参考書

Last-modified: 2014-03-12 (水) 06:47:47

■英文法の参考書

最初に文法の参考書を通読して理屈を理解しましょう。

 

●『総合英語Forest 7th Edition』(桐原書店)

高校英語を網羅した文法書の中ではもっともわかりやすいと評判。
通読にも参照にも向き、高校英文法の基礎の基礎から学べる。
2ちゃんねるにおける文法参考書の定番。

 

●『高校総合英語 Harvest[3rd Edition]』(桐原書店)
Forestの下位バージョン。
細かい知識は省略されているが、ページ数が少なめなのでこちらの方が通読はしやすい。

 

※『総合英語』の参考書は各社から出されており、学校で配布されることも多い。
今、自分が持っているものが使いやすければ特に桐原にこだわる必要はない。

 

●伊藤和夫『英文法のナビゲーター 上・下』(研究社)※略称・英ナビ

読解につながる英文法の理論的解説書。語法は扱っていない。
伊藤メソッドで勉強したい人は、ここからスタートしてビジュアルにつなごう。
高1レベルの英語を理解できていれば読める。

 

●山口俊治『山口英文法講義の実況中継 上・下・問題演習』(語学春秋社)

中学~高一レベルの知識の習得を前提とした本。学校の文法の授業代わりに使える。
講義調で読みやすく、文法問題を解きながら文法事項・入試頻出のポイント・解法のコツを解説。
ただし講義の再録ゆえに文章が冗長で復習はやや面倒かも。

 

●風早寛『英文法語法のトレーニング 基礎講義編』(Z会)

速読英単語等で有名な都立戸山高教諭の風早先生が書いた高校英文法の入門書。
「目的語と補語の違いが分からない」「不定詞って何が不定なの?」というレベルの人には福音の書と成り得るでしょう。

 

●仲本浩喜『仲本の英文法倶楽部』(代々木ライブラリー)

全297題の問題を収録。講義調で要点をとらえた解説。
文法用語を濫用する代わりにギャグを多用しており大変読みやすいが、網羅性は弱い。
難関大志望者はこれをステップにもう一冊仕上げるべし。

 

●今井宏『今井の英文法教室上・下』(ナガセ)

基本文や例題によって英文法を基礎から解説。36日または72日で完成するように構成されている。
「ダメな選択肢についても『何故ダメなのか』を詳細に説明する」という親切さが売り。
一部に著者独特の説明があって(”興奮している時に倒置が起きやすい”など)、賛否両論あり。

 

●明慶徹『明慶徹の英文法が面白いほどわかる本』(中経出版)

読みやすさと見やすさに重点を置いており、英文法アレルギーの人でも通読できる。

 

■英文法辞書(レファレンス用)

●綿貫陽ほか『徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版』(旺文社)

索引が充実していて、わからない文法事項を調べるには最適。
カシオやキャノンなどの一部の電子辞書にも収録されている。

 

●綿貫陽、マーク・ピーターセン『表現のための実践ロイヤル英文法』(旺文社)

英作文で使える知識を重視したややハイレベルな文法書。
文法書にありがちなガチガチの例文を廃し、自然な英文を採用している。
ピーターセンによる付録の暗唱用例文300も実践的で定評がある。
例文のCD付き版も発売されたので、例文暗記に使うならこちらを。

 

●江川泰一郎『英文法解説』(金子書房)

入試レベルを超えているとも言われるが、長年英語教師から支持されてきた名著。