127 乙女の憧れ愚裸美温泉です

Last-modified: 2010-06-28 (月) 14:44:24

127 :それも名無しだ :2008/12/12(金) 13:16:40 ID:KRuEzCb5
ずいっ。
セツコ「ツィーネさん、温泉に行きましょう」
ツィーネ「…ほーう、師走のこの忙しい時にふざけたことを言うのは、こ・の・口・か・し・ら?」ギュムッ
セツコ「いふぁいいふぁい、ほっぺいふぁいれふ」ギリギリ…
ツィーネ「ったく、そんなこといいから仕事でもしてなさいよ。こっちは猫の手も借りたいぐらいだってのに」
セツコ「仕事はありません。温泉行きましょう」キッパリ
ツィーネ「もう辞めちゃえよアンタ達」
セツコ「ほら、これ見てください。3万円分の優待券です」
ツィーネ「…だから何よ」
セツコ「多分今年の最後の幸運を使い果たしたので、無駄にしないためにも、温泉に行きたいんです」
ツィーネ「や、だからなんで私なわけ? あんたんとこの2エロバカと一緒にいけばいいじゃないの」
セツコ「…湯上りエステ」ポソッ
ツィーネ「………」ピクッ
セツコ「おいしい地酒、風呂上りの卓球、カニ、伊勢海老、豪華会席料理…」
ツィーネ「………」
 
ツィーネ「はぁ…、で? 予定はいつなのさ」
 
~数日後~
 
セツコ「わー、新幹線って早いですね」
ツィーネ「結局仕事を大量に残してきちゃったけど、ま、いいか」
セツコ「楽しみですね、温泉」
ツィーネ「…お気楽なのはいいけどさ、あんた、覚悟しときなさいよ?」
セツコ「? 何をです?」
ツィーネ「そのチケットの出所も怪しいんだし、きっと向こうにいって何かあるわよ。
  風呂覗かれたりとか、おなか壊したりとか、クマに襲われたりとか」
セツコ「考えすぎですよツィーネさん。それより冷凍みかん食べましょう!」
ツィーネ「真冬にか!」
 
 
128 :それも名無しだ :2008/12/12(金) 13:17:12 ID:KRuEzCb5
~温泉旅館『愚裸美温泉』~
 
テセラ・チュイル・マリニア「いらっしゃいませ、ようこそ愚裸美温泉へ!」
セツコ「うわ、メイドさんだ! メイドさんですよツィーネさん!」
ツィーネ「もうこの時点で嫌な予感がビンビンきてるわよ私」
クッキー「さ、お荷物をお運び致します。どうぞこちらへ」ヒョイッ
 
~旅館の一室『乙女の間』~
 
ブリギッタ「何か用があったら、遠慮なく言ってね!」
アーニャ「それでは、失礼いたします」
セシル「…ごゆっくり…」ソー、パタン。
セツコ「ありがとー。…うわー、あんなちっちゃい子まで働いてるんですねこの温泉」
ツィーネ「ん、そうね」ゴソゴソガサガサ
セツコ「? 何してるんですか?」
ツィーネ「いや、ここらへんとかにカメラとか仕込んであるんじゃないかと思ってさ」
セツコ「何故」
ツィーネ「あんたねぇ、もうちょっと頭使いなさい。うまい話には絶対裏があるってものなのよ…」
セツコ「まあまあ、それよりごはんが来る前にお風呂行きましょう、お風呂♪」
ツィーネ(この一件に社長…アサキムが絡んでるなら、絶対何かあるはず…)
セツコ「ドテラに浴衣! 完璧ですよツィーネさん!」シャキーン
ツィーネ「…ま、なにかあっても私には関係ないし。セツコが泣くだけだし」
セツコ「では、いざ入浴!」
ツィーネ「はいはい。まぁ、今はせいぜいゆっくり楽しみましょうかね」
 
~温泉~
セツコ「ふぅ…生き返りますねぇ…///」チャプン
ツィーネ「ホント…これは…いい温泉ね…」カポーン
 
~湯上りあかすり~
セツコ「わー、こんなにあかって出るんだ…」
ツィーネ「こ、コラ! 見るな!」スリスリスリ…
 
~夕食~
セツコ「おいちい!」ルンルン♪
ツィーネ「…ねぇ、なんで私とあんたの料理、色が違うの。全体的にさ」
 
~卓球~
セツコ「ガンホー! ガンホー! ガンホー!」ペシペシペシ
ツィーネ「いっぺんにっ! 三つもっ! 投げるなーっ!!!」 スパパパーンッ
 
~温泉~
セツコ「にかいめー…はふぅ///」カポーン
ツィーネ「ちょっと冷えるけど、露天もいいわね…」サパーン
セツコ(…しかし、何食べたらあんなになるんだろ…)ジー…
 
~湯上りエステ~
セツコ「はぁー///」ヌリヌリモミモミ
ツィーネ「はぁー///」モミモミヌリヌリ
 
 
129 :それも名無しだ :2008/12/12(金) 13:17:55 ID:KRuEzCb5
~温泉街探索~
セツコ「シュートアンドシュート、ハブ・ア・ゴー!」パーンッ、コトン
ツィーネ「やったー! キャラメルゲット! 射的上手じゃないセツコ!」
セツコ「チーフが教えてくれたタイミングです」ムフー///
 
~部屋にて一杯~
セツコ「パフェー、パフェー♪」パクパク
ツィーネ「…この焼酎美味しいわね、買って帰ろうかしら…」クピクピ
 
~就寝~
セツコ「すぅー…すぅー…」
ツィーネ「もう寝ちゃった…まったく…ガキなんだから…ひっく」クピクピ
 
~朝食(バイキング)~
セツコ「チェックアウトまで時間ありますから、これ食べたらもう一回お風呂行きましょう!」パクパク
ツィーネ「んー…」ボー…
セツコ「…ツィーネさん、すごい寝癖なんですけど」
ツィーネ「あー…ファッションよ…」ボー…
 
~温泉~
セツコ「さんかいめー、YEARー」チャポーン
ツィーネ「………」ブクブクブク…
 
~お土産~
セツコ「これはチーフ、これもチーフ、こっちはトビー」ガサガサ
ツィーネ「…値段が安くて量が多いの、どれかしら…」
 
~帰りの新幹線~
セツコ「すぅー…すぅー…」
ツィーネ「くぅ…くぅ…」
 
~駅~
セツコ「いやー、楽しかったですねツィーネさん♪ じゃあまた明日です!」
ツィーネ「はいはい。気をつけて帰りなさいよー」
 
~ツィーネの部屋~
ツィーネ「誰もいないのにただいまー、っと。はぁー、買った買った」ドサッ
ツィーネ「…ふう、気持ちよかったなぁ…」
ツィーネ「…あー、このまま寝ちゃおうかな…」
ツィーネ「………」
ツィーネ「…って、あれ?」
 
~翌日・社長室~
アサキム「ハハハ、そうか、二人で温泉、ねぇ」クスクス
ツィーネ「はい、これ、つまらないものですが、お土産です」
アサキム「フフ、温泉に行ってきました饅頭、とは。これはまた…」
ツィーネ「ではアサ…社長、私は仕事に戻ります」
アサキム「温泉、ねぇ…フフ、ハハハ…これでは道化だ…」
ツィーネ「…アサキム?」
アサキム「一言…一言教えてくれれば…僕も…う、ううっ」ガクンッ
ツィーネ「…ごめんなさい;」(…やっぱり知らなかったのか;)
 
 
130 :それも名無しだ :2008/12/13(土) 12:30:38 ID:xoBZsba/
社長の仕込みじゃなかったwww
 
 
131 :それも名無しだ :2008/12/14(日) 13:37:42 ID:TnzyYpWZ
某小規模企業副社長からのささやかなプレゼントです
 
 
133 :それも名無しだ :2008/12/22(月) 05:23:22 ID:WGRmaA8x
アサキムw