6-63 ◎花になる

Last-modified: 2010-06-28 (月) 16:07:42

63 :◎花になる 1/2:2009/05/11(月) 22:44:01 ID:NmwhYQro
ティス「たっだいまー!よっととと…」
ショウコ「おかえり~…って何その大量の花は!?」
ティス「えとね…こないだ馬鹿コウタと一緒に花を買った花屋さんがあってね」
ショウコ「三丁目の角の?」
ティス「そーそー。そしたらそこで自由がバイトしてた。んで、売れ残りの花いっぱいくれたってワケ」
ラージ「ほぅ、あそこは確かバイオ栽培農家と提携していて、1年中どんな花でも手に入るらしいですよ」
ショウコ「あ~道理で。だから色んな花があるのね…てかこれはいくら何でも多過ぎない?」
フォルカ「花の匂いが凄いな…」
フェルナンド「フン、食い物でないなら興味はない!」
キサブロー「ふむ、ならご近所さんに配ってはどうかの?」
ティス「あ、それだよ爺ちゃん!さながらあたいは花キューピッドだね!じゃあショウコにはこの花あげる!」
ショウコ「わ。ありがとう!綺麗な花~♪」
ラージ「それはペチュニアですね。花言葉は『アナタがそばにいると心が和む』でしたね」
ティス「?…花言葉?何だそれ?」
ショウコ「あれ?ティスは花言葉知らなかったっけ?花にはそれぞれその花を表す言葉が付いてるのよ」
ラージ「ですから誰かに花を贈る場合、花言葉を知っておけば、真意を花に隠して伝えられるのです」
ティス「ほへー…でも確かにあたいはショウコといると心が和むから、当たってる!」
ショウコ「そう?ありがとねティス」ナデナデ
ティス「えへへ~…じゃあこの花は爺ちゃんに!」
ラージ「カトレアですか。花言葉は『成熟した年配の魅力』ですよ」
キサブロー「おうおう、ありがとうのぅ」ナデナデ
ティス「にゅふふ~♪じゃあラージにはこれ!」
ラージ「孔雀草…花言葉は『いつも愉快』ですね」
ティス「フォルカには~…これ!」
ラージ「ほぅ、竜胆ですね。花言葉は『正義と共に』です」
フォルカ「正義か…何だか気恥ずかしいな」
ティス「ついでに犬!」
ラージ「弟切草…花言葉は『復讐』ですが」
フェルナンド「何故に!?」
ティス「後でデスピニスとラリアーんトコにも行く!そいでこの花とこの花やる!」
ラージ「マリーゴールドは『常にかわいらしい』、バーベナは『勤勉』ですね」
ティス「すげー!花言葉すげー!面白い~!」
ショウコ「あらあら、花キューピッドさんが張り切っちゃって♪」
 
\アハハハハハハハ♪/
 
 
 

64 :◎花になる 2/2:2009/05/11(月) 22:45:08 ID:NmwhYQro
コウタ「ただいま~っと…あん?何だこの大量の花は?」
ティス「お、やっと帰って来たか馬鹿!花キューピッドのあたいがお前に花をやろう!ありがたく受け取れ!」
コウタ「何が花キューピッドだこのじゃりん子が…っつーかカーネーションじゃねーか。俺はお前の母ちゃんじゃねーぞコラ」
ラージ「あ、違いますよコウタ君。母の日に贈るのは赤いカーネーションです。それはピンクですから意味合いが違います」
ティス「花の色によっても花言葉とか違うの?ちなみにピンクのカーネーションの花言葉は何?」
ラージ「『熱愛』です」
ティス「!?」
コウタ「!?」
ティス「あ、あははは!ま、間違えたぁ!お前にやる花はこっちだった!」
ラージ「白いカーネーションは『私の愛は生きている』ですが」
ティス「じゃなくてこっち!」
ラージ「勿忘草、花言葉は『真実の愛』です」
ティス「こ、こっちぃぃぃーっ!」
ラージ「白い薔薇の花言葉は『私はアナタに相応しい』と…」
ティス「わーわーわー!」
ラージ「ほう、帯紅の薔薇ですか…『私を射止めて!』とは大胆ですねぇ」
ティス「あわわわ…あわわわ…」アタフタアタフタ
コウタ「お、落ち着け馬鹿野郎!ほら、じゃあ俺がお前にくれてやるから!な?これなんか可愛い花じゃねえか!」
ラージ「おや、それはアマリリスですよ?花言葉は『素晴らしく美しい』なんですが。花言葉でお惚気とは中々やりますねぇ」
コウタ「あわわわ…」アタフタアタフタ
ティス「あわわわ…」アタフタアタフタ
ショウコ「てか…よくそんなに花言葉知ってるね?」
ラージ「一般常識…」
ショウコ「じゃないよ」
 
コウタ「あ、あの…この花…き、綺麗だよな…ありがとな…」シドロモドロ
ティス「え?あ、いや、その…う、うん…喜んでくれて幸いです…」テレテレ…
 
 

65 :それも名無しだ:2009/05/12(火) 02:24:16 ID:4G2aAJ9l
G.J!
コウタもティスも可愛いなぁ♪
ラージ、無駄に花言葉知ってるなw フィオナにあげるためか?
 
 
66 :それも名無しだ:2009/05/12(火) 02:53:33 ID:SqFRW2+r
わるこ過ぎて俺の顔面筋肉痛
 
 
94 :それも名無しだ:2009/05/15(金) 01:53:03 ID:vHWW7uox
≫65
ティス「ねーねー、フィオナ?なんでメガネはあんなに花言葉知ってるの?」
フィオナ「あー、それは、むかーしむかし、ある所にね。“かわいい”女の子がいたわけよ」
ティス「ふむふむ…」
フィオナ「その子は元素記号が覚えるのが苦手で、そのことでメガネと大喧嘩したわけ」
ティス「ほー、それで?」
フィオナ「そのとき女の子が“だったらあんたはこの本の花言葉全部覚えてみなさい!!”って、言っちゃってね」
ティス「ふーん…」
フィオナ「そしたらなんと、あいつほんとに全部暗記してきやがったのよ」
ティス「なるほど…」
フィオナ「まあそれで女の子も結局、元素記号を詳しく覚えさせられたんだけど…」
ティス「へー、そうなんだ」
フィオナ「あ、そうそう、ラージの奴、女の子が元素記号全部覚えたとき、なにしたと思う」
ティス「ん?なんか変な事したの?」
フィオナ「実はね…あいつ女の子へのごほうびに、おっきなはn…」
ラージ「シャラップ!!!」ガシイッ!
フィオナ「も、もごっ!?」
ティス「(このあたいですら近づいてくるのを気づけなかっただとっ!?)」
ラージ「駄目ですよフィオナ?人の過去を勝手に話しちゃ…さもないとですね」(イヤホン)スチャッ…カチリ
フィオナ「……?………!…ふがーふがーーっ!!///」
ラージ「これ、大音量で流しますから。…いいですか?」ニコリ
フィオナ「…」コクコク
ティス「(な、なにが聞こえたんだ…?)」ゾクリ…