217 お花見です

Last-modified: 2010-06-28 (月) 15:35:30

217 :それも名無しだ :2009/04/07(火) 20:48:14 ID:V+8QBLOZ
トビー「花見の席取りは暇な部署の仕事だーとはよく言ったものだが…」カチカチ
セツコ「見事にあてがわれちゃいましたね…」カチカチカチカチ
トビー「つうか花見は3日先だーっつうのに、気の早いこって…」カチカチカチ
セツコ「まあまあ、遊びながらお給料が貰えるんですし」カチカチカチカチ
トビー「…何が悲しゅうて桜の木の下で日がな一日ゲームウォッチに興じねばならんのだ」カチカチピコピコ
セツコ「だって、鉄也さんが時間潰しの心得はこれだと教えてくれましたので…あ、死んだ」ピコピコプー
トビー「んだぁーもう!! やめだやめやめ! くそ、気が滅入るだけじゃねえかこんなの!」ポイッ
セツコ「あっ、私のドンキー!」
デンゼル「デビルバックファイヤー!!」パシッ
セツコ「あ、チーフ」
トビー「あ、お帰りんさいチーフ」
デンゼル「トビぃ~、哀しいなぁ~、俺は哀しい。花見心得その一、来たときよりも美しくだこの●●●野郎。ゴミを散らすなこの●●」ポカッ
トビー「さ、サー! すんません!」
セツコ「ご、ゴ…ミ…」ガーンガーン
デンゼル「まったく。セツコもセツコだ。仮にも日本人なら下向いてピコピコやるより上を見ろ! ほらそこにはグレイトなチェリーブロッサム!」
 
さわさわ… はらはら…
 
トビー「あー、まあ確かに、綺麗っスねぇ…」
セツコ「まあ、一年でこの時しか見れませんしね…」
デンゼル「だろ? 席取りだろうがいいじゃないか。美しい草花を愛でる心をもっと身につけろ! ガハハ!!」ピコピコ
 
トビー(…なあセツコ? なんかチーフ、ずいぶんご機嫌だよな?)
セツコ(春だからというのもあるんでしょうけど…やっぱりあれですかね?)
トビー(あれって…あれか、やっぱり)
セツコ(ええ。あれですよ。頭の)
 
デンゼル「っぷっはぁー!! シルクヱビスうめぇー!!」ピコピコピコリン☆
 
トビー(…満開だな、頭の触手)
セツコ(咲き誇ってますね)
トビー(つかあれ、フラワーロックじゃね?)
セツコ(年がバレますよ、トビー)
 
ツィーネ「…あ、いたいた。おーいあんた達ー…は?」
デンゼル「あン?」ピコリン?
ツィーネ「ん、んぐふぅーっ!!! な、何それぇ!! 頭にふ、フラワーロックじゃないのさぁ!! きゃはははははwwwwww」ケタケタゲラゲラ
デンゼル「あ゛あ!?」
 
…また一名、歳がバレました。
 
 
220 :それも名無しだ :2009/04/09(木) 00:34:21 ID:JsPp7yML
≫217
≫セツコ「だって、鉄也さんが時間潰しの心得はこれだと教えてくれましたので…あ、死んだ」ピコピコプー
wiiやPSPじゃなくゲームウォッチって所で、ツィーネだけでなく鉄也の年齢詐称もバレましたw
 
 
221 :それも名無しだ :2009/04/09(木) 13:05:46 ID:PqoZ9oBT
Kやアニメで出番なくて相当暇を持て余してた鉄也さんが様子見に来てくれました
 
ツィーネ「んく、んく、ぷはーっ///」=3 ケフーイ
デンゼル「ガッハッハッ!! 焼き鳥美味えー!!」ピコピコ☆
鉄也「俺のは少々荒っぽいぜ!!」(火の通り加減的な意味で)
 
ドンチャンドンチャン
 
トビー「あーあ、もう勝手に酒盛り始めちゃってるよ」
セツコ「鉄也さん確かまだ未成…まあいいですけど」
トビー「…下手したら団塊の世代とかそんなんだろあのプロ」
セツコ「しー、言っちゃダメですよトビー。めっ」
ツィーネ「ん~? あんた達飲まないの~?」フラフラ
セツコ「未成年ですから」
トビー「俺は…まあどっちでもいいっていうか、はっちゃけるタイミングを逃したというか…」
ツィーネ「んもー、いーじゃんか飲みなよ~色男~」=3 ケフーイ
トビー「酒臭っ! …でもなぁ」チラッ
セツコ「…あ、いいですよトビー。私が席見ておきますから気にしないで…」
トビー「ぎゃははははwwwww このなんこつ激美味!!」パクパクングング
ツィーネ「オーウ」
セツコ「オーウ」
 
~一時間後~
 
ジュウサンバン! ツィーネエスピオ ウタイマース!!
オーイイゾネーチャーン!
●●! ●●!
ヤンヤヤンヤ
 
セツコ「………」カチカチ
アリオン「よっと」パサッ
セツコ「…え? あ、ああすいません、ここ場所とってるんですが」
アリオン「? そうなのかい? だが、どこで花見をしようが俺の自由だと思うぜ?」
セツコ「え? い、いえ、そういうわけには…;」
アリオン「それに、こんなに美しい花が咲いてる中、一人黙って俯いてる女性がいたなら、まずは声をかけるべきだろ?」
セツコ「あ、いえ、今はただ集中してただけで…」
アリオン「俺の名はアリオン=ルカダ、人は俺のことをそう、自由! 自由戦士と呼ぶ!!
  …まあ、自由にそう呼んでくれて構わないぜ? マイハニー?」バチューン☆
セツコ「あ、その、せ、セツコです…」(あー、この人桂さんと似たような雰囲気が…;)
自由「セ・ツ・コ…ん~ん、実に自由な響きだ…」うっとり
セツコ「…あのー、ち、近いんですけど、先ほどから…;」
???「あ、いたいた。自由、席取り出来たか?」ツカツカ
???「全く…修羅使いの荒い女だ…」ブツブツ
セツコ「あ…」
 
 
224 :それも名無しだ :2009/04/09(木) 13:34:24 ID:PqoZ9oBT
~数時間後~
 
デンゼル「うーい…、さすがに酒もツマも切れちまったなぁ」ヒック
ツィーネ「あー、そうみたいね…///」
トビー「ヒック…しゃあねえっスね、買い出しはジャンケンで決めますか」
鉄也「俺は少々荒っぽいぜ!!」(ジャンケンの勝率的な意味で」
ツィーネ「じゃあ、じゃーんけーん」
 
………
 
ツィーネ「く…何故私が負けるのさ」
デンゼル「●●●●! そりゃあ日頃の行いだろう! ガハハ!」
ツィーネ「うるさい黙れ給料泥棒! ●ゲ!! つうか●ゲ!!」
デンゼル「は、●ゲちゃうわ!! これ●ゲとんのとちゃうわ!! アホー!! 」
トビー「なんでなまってんスかチーフ」
ツィーネ「チッ…、あ、でもコンビニまで結構距離あるから、セツコも連れていこーっと」
トビー「まあその方がいいかもな、俺淡麗な~」
鉄也「黒烏龍茶を射出してくれ」
ツィーネ「はいはい、私をこき使ったこと、後で後悔させてあげるからね…」ギロリ
 
ツィーネ「さーって、荷物持ちはどこかなーっと」
 
???「ふ、ふざけるな女ぁ!!!」
 
ツィーネ「!? な、何?」
セツコ「ふざけてはないですよ。あなたが弱いだけです」
???「な、なんだとぉ!?」
???「よせフェルナンド。…次は俺が相手だ」
セツコ「いいですよ。どうぞ」
ツィーネ「あ、あの子、ひょっとして絡まれてるの!?」タタタタタ
 
ツィーネ「こ、こらー!! あんた達やめなさい!!」
フェルナンド「む、何だ女、邪魔立てする気か?」
ツィーネ「卑怯じゃない! 女の子相手によってたかって三人がかりで…って」
フォルカ「ふん! む、くっ、はぁっ!!」カタ、カタ、カタ、カチッ
セツコ「………」カチカチカチカチ
ツィーネ「…って、ゲームウォッチ?」
フォルカ「…よし! 攻略したぞ!! 380点だ!」
セツコ「…1200点です」
フォルカ「な…何だ…と…!!?」ガガーン
セツコ「ふ…」キラーン☆
自由「どれどれ…あー、この角度からだと見えないな、画面」
セツコ「あの…近いので」
フェルナンド「どけ自由! 次は俺がやる番だ!!」
フォルカ「い、いやまだだ! 俺はまだ死んではいない…!!」
セツコ「いいですよ? 私は何度でもお相手しますから」フッ
ツィーネ「………あー、セツコ、お団子でいいわね? じゃ」テクテクテ
セツコ「あ、はい」
フェルナンド「団子!?」ジュルリ
 
 
ツィーネ「…放置しすぎたか」テクテクテク…
 
 
226 :それも名無しだ :2009/04/09(木) 15:34:09 ID:PqoZ9oBT
~それから~
 
デンゼル「ワッツ? 帰宅していいだとぉ?」
セツコ「はい」コクリ
トビー「いやそりゃありがたい話だけど、なんでまた…」
ツィーネ「あー、ほら、私らの会社の花見って3日後じゃない?」
セツコ「要はこの人たちに今日この場所を貸してあげといて、私たちはまた明日戻ってくればいいんです。ね?」
フォルカ「ああ。結果的にいい場所を貸してもらえた。ショウコも喜んでくれるだろう」
自由「まあ、勝負には無様に負けたんだがな」
フォルカ「ぐ…!」
フェルナンド「………」ピコピコカチカチ
デンゼル「ん、んー…まあいいか」
鉄也「慣れてないなんて言うなよ?」(花見の席確保の段取り的な意味で)
自由「自由に任しときなって。じゃあな、マイハニー」
セツコ「よろしくお願いしますね。あと…」
フェルナンド「………」カチカチピコピコ
セツコ「…あとでそれ、ちゃんと返してくださいね?」
フォルカ「あ、ああ」
 
~帰宅中~
 
セツコ「はぁ…やっと家に帰れますね」テクテク
ツィーネ「んー? そうねぇ」
セツコ「…まあ、これも私がゲームウォッチであの人達に大勝利したおかげですよ?」ムフー///
ツィーネ「あー…、その件なんだけど、さ?」
セツコ「はい?」
ツィーネ「いや、実は社長が流石に三日前から居座らせるのは周りにも迷惑かなとか思ったらしくてさ」
セツコ「はい。正直周りの視線がちくちく痛かったのでゲームウォッチに集中してました」
ツィーネ「ま、まあつられて飲んじゃったけど、ぶっちゃけ引き上げ命令を伝えにきてたのよね、私…」
 
ぴたり。
 
 
セツコ「…はい?」ニコリ
ツィーネ「ひっ」ゾクリ
 
~BAD END~