89 お局様なツィーネさんです

Last-modified: 2010-06-28 (月) 14:12:45

89 :それも名無しだ :2008/11/13(木) 08:42:27 ID:hVHufipn
サンドマン「グランナイツの諸君――炊飯せよ!!」ズオッ!
 
~お昼・社内食堂「さんじぇるまん」~
 
琉菜「はいセツコさん、今日のオススメ、特製カツ丼ですよー♪」←ウィンク
セツコ「わー、おいしそう/// ありがとう琉菜ちゃん」
 
セツコ「いただきます。はむはむ…」
…最近この社内食堂の存在を知り、頻繁に利用するようになりました。
 安くてとってもおいしいので魅力的です。もっと早く知ってればよかったなーと思います。
 
セツコ「はむはむ…」モグモグ
…お昼は基本一人で食べてます。
食事をしている時は誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだと思います。
桂「あ、セツコちゃん一人? 一緒にランチしない?」
セツコ「…は、はぁ」
…独りで、静かで、豊かで……
 
ガシャンッ! ドンッ!
セツコ「!?」ビクッ
桂「あ、あらら?」
ツィーネ「あら、オホホ、ごめんあそばせ? お隣、いいかしら?」ズイズイ
桂「ちょ、ちょっと君ねぇ…まあいいけど。あ、マリアちゃーん」スゴスゴ
ツィーネ「ふん」
セツコ「…あ、チカンの人」
ツィーネ「ツィーネよ。ツィーネ・エスピオ。この名と顔をお忘れなきよう。これはご忠告よ。ウフフ…」
セツコ「はぁ…」
ツィーネ「まあ、特別にツィーネ様とか呼んでもいいわよ? 子猫ちゃん?」
セツコ「………」モグモグ
ツィーネ「…全く、OLともあろうものが何? お昼にカツ丼? どういう新人教育を受けてきたのかしらねぇ」
セツコ「…食べます? おいしいですよ?」
ツィーネ「結構よ。私はサラダで充分。私ぐらいのOLになるとそんな油っこいもの食べる人とは違って、美容にも気を使ってるのよ?」
セツコ「ツィーネさん、おっぱい大きいですもんね」モグモグ
ツィーネ「ど、どこ見てるのよ! 淫●!」ササッ
セツコ(見られたくないなら前を締めて隠せばいいのに…)モグモグ
ツィーネ「いい? アンタは所詮は新人なの。この会社の末端、雑魚、生贄なのよ? 社長に生かされてる存在にすぎないのよ?」
セツコ「は、はぁ…」モグモグ
ツィーネ「そこのところをもっと自覚するべきだと思うわ? だいたい、OLとして、ううん、女として足りないところが多すぎるのよアンタは」
セツコ「う、うう…」モグモグ
…どうしよう、お局様に目を付けられたみたいです。
 
 
90 :それも名無しだ :2008/11/13(木) 08:43:25 ID:hVHufipn
トビー「おっと、うちのルーキーいじめるのもそこらへんにしとけよ?」
セツコ「あ、トビー…!」パァァ///
ツィーネ「あら、麗しのナイト様のご登場? いいご身分ねぇ」
トビー「いや、そういうのとは違う」
セツコ(…違うのか…)シューン
トビー「…で? 何かセツコが貴方様のお気に触るようなことでもしましたかね」
ツィーネ「…別に? アンタ達があまやかしてるから、教育しなおしてやってるだけよ」
トビー「まあ、いい。一つ忠告しとくけどな、コイツのコレには手を出すなよ?」
ツィーネ「な、何?」
セツコ「?」
ツィーネ「…このおいしそうなカツ丼がどうかしたとでも言うの?」
トビー「いいや? 油分を気にしなきゃ美貌が保てないお嬢さんには、セツコのカツ丼はきっついぞって忠告だよ」
ツィーネ「な、なんですって…!?」
トビー「うちのセツコはまだお肌もお尻もピッチピチだからなー、そんな余計な心配はいらねーもんなー、なー?」
セツコ「…セクハラです」ピコッ
ツィーネ「こ、このっ! ちょっとそれ貸しなさい!」
セツコ「あ! 私のカツ丼」
トビー「あ、バカ! やめろ!」
ツィーネ「ふん! 何さこんなもの! 30杯食べたって私の美貌はゆらがな―――」ガツガツガツ…
 
ぱたり。
 
………
 
ツィーネ「うーん、うーん」キリキリグルグル…
琉菜「…また食べちゃった人が出たんですか。勘弁してほしいなぁ」
トビー「…だから忠告したっつうのに、おバカだねぇあんたも」
セツコ「私のカツ丼…」グー…
ツィーネ(お、覚えてなさいよ、小原セツコ…! アンタは私が…!)ギリィッ
 
なんだこれ。