94 音読担当なツィーネさんです

Last-modified: 2010-06-28 (月) 14:15:54

94 :それも名無しだ :2008/11/16(日) 08:32:23 ID:KksrEAs8
…今日はオフです。せっかくなので一度見たかった映画を見に行くことにしました。
 
ツィーネ「あら、偶然ねセツコ」バッタリ
 
…本当に偶然なのか、バッタリと捕まりました。
 
ツィーネ「はぁ? 映画ぁ? 仕事中どころか私生活でも暇を持て余してるのねあんたって」
 
…地味に傷つきます。ぐっさりと。
 
ツィーネ「で? 何見るの?」
セツコ「えっと、前から見たかった『線路の上のムント』を…」
ツィーネ「あ、アニメって、あんたねぇ; ハン、そんなの却下。却下よ」
セツコ「え、えー?」
ツィーネ「そうねぇ…こっちにしたら? こっちの方がまだマシよ」
セツコ「『カイメラ』…洋画ですか、洋画はその…」
ツィーネ「いいからほら、いくわよ」ズリズリズリ…
…どうやら一緒に観るみたいです。
 
~上映中~
 
~♪ ~♪
ツィーネ「…何これ、愛憎劇? あんまり趣味じゃないねぇ。…ん?」
セツコ「むー…」
ツィーネ「…何そのしかめっ面。私の選んだ映画が気に食わないっていうの?」イラッ…
セツコ「い、いえ、その…字幕が小さくて…」
ツィーネ「字幕…ひょっとして、あんた、文字見えてないの?」
セツコ「うう…すいません、最近本当に視力が落ちてて…。それに今日、眼鏡も持ってきてないから…」
ツィーネ「あ、あんたねぇ! そういうことは先にいいなさいよ!」
セツコ「ご、ごめんなさい;」
ツィーネ「………」
セツコ「むー…」
ツィーネ「…フフフ、キミノソウイウグチョクナマデノマッスグサガ…」ボソボソ
セツコ「…え?」
ツィーネ「い、いいから静かに聴いてなさい。他のお客の迷惑でしょ? …ダカラネ…」
セツコ「…ツィーネさん」
…どうやら、字幕を音読してくれるようです。
 
~終盤~
 
ざわ…   ざわ…
   ざわ…   ざわ…
 
ツィーネ「だけどねぇ! 僕は、君を嫌いにはなれなかった! 僕は君になりたかったんだよぉっ!」
セツコ(…わー; 段々、ツィーネさんの音読にも熱が入ってきてる…)
ツィーネ「ああ! レーベン! レェーベンッ!!」
???「…チッ」
セツコ(ああ…他のお客さんに舌打ちされてる…でも私の為にやってくれてるみたいだし、言い出しづらい;)
ツィーネ「ああ! レーベン!! レェェーベンッ!!!」
セツコ「こんだけ同じセリフ連呼してるし、流石にもうわかるんだけどなぁ…」
 
セツコ(はぁ…ムント…見たかったなぁ…)
 
…翌日、なぜか出社早々プロ課に呼び出され、鉄也さんに映画鑑賞時における心得、
  「上映中はお静かに」を刻み込まれました…。
 
 
95 :それも名無しだ :2008/11/16(日) 11:58:18 ID:f1ZDiXip
おかしいな、ゲームやってもなんとも思わなかったのに
ここ読んでたらZのキャラが好きになってきたぞw
 
 
96 :それも名無しだ :2008/11/16(日) 15:08:00 ID:cr2M4fXy
>???「…チッ」
 
ひろし? ひろしだ! ひろしがいる!
 
 
97 :それも名無しだ :2008/11/16(日) 20:48:19 ID:5rqIuIGV
プロが普通のことしか教えてないことに気付いて噴いた
 
 
98 :それも名無しだ :2008/11/16(日) 21:06:53 ID:G/7r9Qna
鉄也「ぶきやぼうぐはそうびしてないといみがないぞ」