エリアドール/さびし野/風見が丘

Last-modified: 2008-06-23 (月) 12:44:49
660px-Landmark-Weathertop.jpg

時は経ち、アルノールはアルセダイン、カルドランとルーダールの三王国に分裂し、それぞれの王国は塔を囲み、風見が丘の所有権を巡りしばしば争うこととなった。三王国ともパランティアを手に入れたがっていた。だがついに、歴代のカルドランとルダウナのドゥネダインは衰えていき、ルーダールは魔王国アングマールの支配下に落ちるのであった。塔は、アングマールがアルセダインを攻め始めた頃に倒壊したが、その昔に、まるでそのような日に備えていたかのようにパランティアは塔から取り除かれていたのであった。
後期における当時アモン・スールとして知られていた風見が丘は、二大事件が起きる場所となった。ブリー村から裂け谷へ向かった灰色のガンダルフはナズグルと戦った末、トロルの森の中を追われる身となり、ある石に痕跡を残してから逃げ去ったのである。そして二日後、その地に野営した野伏の馳夫と4名のホビットによって、石は発見された。その場に止まったナズグルは馳夫や仲間を襲い、その最中、一つの指輪をはめたフロド・バギンズはナズグルの首領、アングマールの魔王に刺されるのであった。