エリアドール/ホビット庄/ホビット村

Last-modified: 2008-07-20 (日) 17:59:50
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つたの枝館

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袋小路屋敷

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ホビット村の袋枝路という小道の上方に、ビルボとフロド・バギンズがかつて住んでいた袋小路屋敷という名の家がある。袋小路屋敷は質素なつくりのホビット穴だが、通常の家よりやや設備が整っているとも言えるだろう。ホビット村の丘の中に建てられたこの家は、幾つかの部屋と廊下から成り立っており、素朴な円形の木製扉が玄関となっている。実は大いに興味をそそるのは家そのものではなく、幾多のホビット伝説の基盤となるその住人の物語とその者たちの冒険なのである。ここはトーリンとその仲間や、はなれ山の竜、スマウグを退治してエレボール下方の先祖代々の故郷を取り戻したドワーフが集う場所である。ビルボ・バギンズもその旅の仲間であり、竜の宝庫から莫大な財宝を持ち帰ってきたと言われているが、宝庫そのものの存在を疑う者もいる。(更に、ビルボが何かしらの退治に関わったという点も疑問視する者が多い。ましてや相手が竜であれば、尚更疑わしいとされている。)魔法使ガンダルフはビルボ、そして後にいとこであり、後継ぎであるフロドに会いにしばしば袋小路屋敷を出入りするところを目撃されている。だが、その訪問の目的を知る者はいなかった。そんなフロドはブランディバック親族と暮らすこととなり、バック郷へ引っ越してしまい、不愉快極まりないホビットのカップル、ロベリアとロソが今は袋小路屋敷に住んでいる。かつて良く手入れされていた袋小路屋敷の庭や暖かい光は、今や輝きを失っている。しかし、この家についてはホビット庄のホビットたちの間で今も尚、語り継がれており、おそらく末代までそれは続くだろう

誕生祝いの木

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袋小路屋敷からさほど離れていないホビット村の広大な開けた野原に、見渡す限りの樹木より遥かに高い一本の雄大な木が立っている。ホビットが名付けた誕生祝いの木は、愉快な祭りや食事、そして物語を語るための集いの場であり、ホビット庄のすべての者たちを温かく迎え入れてくれるのである。ビルボ・バギンズが盛大に(111回目の)誕生を祝った場所でもあり、聞くところによると、この場所から彼は永遠と姿を消したそうである。この木の起源について知る者は少なく、その歴史について語れる者も皆無に近い。誕生祝いの木は一年中、明るいちょうちんや長大な色とりどりの織った飾りリボンで飾られている。装飾された木は、お祝いする十分な理由であり、ホビットにとって道理にかなったことであった。わざわざ飾りを片付けてまで、祭りの機会を失うのはもったいないと思わないかい?第一、たとえ誰かがそんなことを思い立ったとしても、昨今の木は背がすっかり伸びてしまい、その枝々までホビットの手が届かなくなってしまっている

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