戦闘や交渉など、一般的な判定の方法を説明します。
戦闘
ラウンドの進め方
以下が基本的な判定方法です。
- イニシアチブ 1D6+運動+装備品などの修正
- 命中 2D6+器用修正+装備品などの修正
- 回避 2D6+運動修正+装備品などの修正
- ダメージ 1D6+装備品などの修正
- 防御点 装備品などの修正
戦闘はイニシアチブの高い順番に行動します。命中判定が回避判定を上回るとダメージをあたえることができ、ダメージを受けた方は防御点を引いた残りの値をHPから引きます。
「ウォーディッシュ」は格闘術の師匠と丸腰でのスパーリングを行います。
まずはイニシアチブ判定を行います。
「ウォーディッシュ」の運動は12、師匠は14です。
「ウォーディッシュ」は1D6で「4」、師匠は「1」を出したため、
イニシアチブ値は「ウォーディッシュ」が16、師匠が15です
第1ラウンドは「ウォーディッシュ」に攻撃の権利があります
「ウォーディッシュ」は師匠に殴りかかります。
「ウォーディッシュ」の器用は10、器用修正は10÷3(切り捨て)で3です、今回「ウォーディッシュ」は2D6で8を出しました。「ウォーディッシュ」は特に装備品を持っていないため、今回の命中値は3+8=11です。
師匠は回避を試みます。運動修正は14÷3(切り捨て)=4です。今回、師匠は2D6で4を出しました。今回の回避値は4+4=8です。「ウォーディッシュ」の命中値が師匠の回避値を越えたため、師匠にダメージを与えることができます。
「ウォーディッシュ」は特に装備品を持っていないため、1D6のみでダメージ判定をします。1D6で「5」を出したため、師匠は5ダメージを受ける可能性があります。
師匠も特に装備品を持っていないため、そのままダメージを受けます。師匠のHPは5だけ減りました。
死亡判定
ラウンド終了時にHPが0を下回ると、そのキャラクターは死亡判定を行います。死亡判定に失敗すると死亡します。成功すると、即座に死亡はせず、気絶状態になります。また、攻撃者が望むのであれば、死亡判定の成功/失敗にかかわらず気絶だけですみます。
- 2D6+体力修正+現在HP ≧ 6
現在HPは必ず0以下になるので、実際には現在HPの部分はペナルティとして減算されます。
ラウンドが進むにつれて、「ウォーディッシュ」は師匠に押されていきます。
あるとき師匠の攻撃が「ウォーディッシュ」にダメージを与え、「ウォーディッシュ」のHPが-3になりました。
「ウォーディッシュ」の体力修正は4なので、2D6+4-3≧6、つまり2D6で5以上を出さないと
「ウォーディッシュ」は死亡してしまいます!
(実際は、師匠は本気で「ウォーディッシュ」を殺す意思はありませんので
「ウォーディッシュ」は成功しても失敗しても単なる気絶扱いになります)
交渉
説得や脅しなど、人と交渉する場合には行動判定に感情能力値を加算します。感情能力値は初期状態で大きな差が存在するため(最大+5~-5)、自分に有利な感情能力値を使った交渉をすると非常に交渉が有利に進みます。
交渉の例
威圧 : 2D6+精神修正+恐攻撃力 VS 2D6+精神修正+恐防御力
森の中の一本道で盗賊達が「ウォーディッシュ」を脅かして金をせびろうとしています
盗賊Aの精神修正は2、恐攻撃力は+2、2D6で8を出しました。盗賊Aの威圧での攻撃力は8+2+2=12です
「ウォーディッシュ」は盗賊Aの威圧に抵抗しようとします。精神修正は3、恐防御力は0、2D6で10を出しました。防御力は10+3+0=13です
「ウォーディッシュ」は盗賊Aの威圧に屈しませんでした
毒・病気への抵抗(体力抵抗)
毒や病気、寒さなどの肉体にかかわる異常に対抗するには以下の抵抗判定を行います。
簡易ルール : 2D6 + 体力修正 + 総合Lv
詳細ルール : 2D6 + 体力修正 + セロトニンLv
魔法への抵抗(精神抵抗)
金縛りや呪い、神経への攻撃など精神にかかわる異常に対抗するには以下の抵抗判定を行います。
簡易ルール : 2D6 + 精神修正 + 総合Lv
詳細ルール : 2D6 + 精神修正 + 精神集中Lv