タバサ(シャルロット)

Last-modified: 2006-10-28 (土) 11:58:14

タバサは馬車に揺られていた…。
アルビオンの先遣隊を撃破した際に入手した「アントバリの指輪」。
彼女の瞳は、その通り名「雪風」のごとく涼しく冷たかったが、
その奥には決意に満ちた熱い炎を滾らせていた。
彼女は指輪を水の妖精に返す前に試したい事があったのだ…。
その為に…故郷のガリア王国へと馬車を走らせていた。

領土内に入りしばらくすると…行く手をガリア王国の衛兵が阻んだ。
「王弟オルレアン公がご息女…シャルロット嬢とお見受けいたします」
タバサは黙ったままコクリと頷いた。
何の前触れも無く急に危険な任務に従事させられる事には慣れている。
どうせまたそんな事だろうと思っていると様子が違っていた…。
「ジョゼフ国王陛下、直々のお呼び出しで御座います」
「先導致しますので、付いて来られますようお願いいたします」
いったい何事だろう?指輪の事はバレていないはずだ…。
不信感を募らせながらも従う他、道は無かった。

「やぁ久しぶりだねシャルロット」
黙ったまま膝を付きその場に控えた…。
「相変わらず心は閉ざしたままだね…まぁそれも仕方ない」
タバサの瞳には嫌悪の光が誰の目にもありありと見て取れた。
「そんな目で見ないでおくれ…今日は君の母君の事で来て貰ったんだ」
「……」
「まぁ…とにかくこちらにおいで」
やたら豪華な扉を開けると、そこには大きなゲーム版と…その奥に、
天蓋付きの趣味の悪い装飾で飾り付けられたベッドがあった。
「また…?」
「そうだよ、もう慣れただろ?」
タバサは幼少の頃より度々ジョゼフの性欲の処理係にされていた。
母親の為に任務に従事する事と変わらないんだと言い聞かされて。
「さぁ服を脱いで横になるんだ!」
タバサは少し躊躇しながらも無表情で言われた通りに素直に従った。
「あぁシャルロット!可愛いシャルロット…」
まるで人形を弄ぶように、まるでおもちゃで遊ぶ子供のように…。
タバサの感情は遥か昔に既に失われていた…少しも気持ち良く無い!
快感を感じる事も…そこには女性の悦びは無かった。
ジョゼフは成長の遅い胸に不満を漏らしながらも楽しんでいた。
無抵抗の無垢な少女を犯すのが好きだった…その点でタバサは、
ジョセフにとって最高の性欲の処理対象だったのである。
「いくら心を閉ざしても…身体は嘘をつけないようだね」
例え身体が反応し、股間を濡らしていても悔しさは感じなかった…
「早くすればいい…」
こんな最悪な時間は早く終わって欲しかった。
しかしそれをジョセフは許さず…長い長い時間をかけて嬲った。
「シャルロット…君のココは相変わらず狭くてキツいね…」
ジョセフは強引に挿入し腰を激しく振り…やがて膣内に吐き出した。
「さぁ今度はその可愛い口だ!」
体液で汚れたモノをタバサはその口と舌で綺麗に舐め取ると…
再び勃起したモノを口に含んだ。下を絡ませ吸う様にしゃぶり、
激しく頭を前後させて射精を促した!
「上手だよシャルロット…うっ!」
と言うとジョセフはタバサの口内に二度目の射精を行った。
それを零さずに一滴残らずコクリと…残さず飲み込むタバサ…。
「次は…その小さな可愛い手で大きくしておくれ」
既に次の台詞が分かっていたかのように手でしごくタバサ。
「よしいいぞ・・・さぁ尻をこっちに向けるんだ」
手を離し素直に四つん這いの格好で尻を突き出すタバサ…
腰をしっかりと支えバックから挿入するジョセフ!
野獣の様に荒々しく、まるで物を扱うように乱暴に犯す…。
長い長い時間をかけ5度もの射精に大満足したジョセフは、
戯れにタバサの無防備な尻穴に指をそっと入れてみた。
ピクン!と、明らかに今までと違った反応を見せるタバサ。
「そうかそうか!シャルロットはこっちもイケるのか!」
自分の意外な反応にタバサ自身も驚いていた。
「しかし楽しみは次回に取っておくとしよう」
「さすがに疲れたからな…今日はもういいぞシャルロット」
聞くまでも無くタバサは既に服を着始めていた…。
「私が憎いのだろう?犯されて悔しいのだろ?」
「……」
「さぞや屈辱であろうな!」
「その征服感こそが至高の悦びなのだよ」
「もっと泣き叫び、懇願し、感じる様を見たいのだがな…」
ジョセフの高笑いを背にタバサは無表情に部屋を後にした。
いつか…いつかきっと…

実家に戻り「アントバリの指輪」で母親の治癒を試みたが…
期待する結果は得られなかった。
この指輪さえあれば…決意も固くここまで帰って来てみたが…
やはり…
その夜…自室で枕を濡らした、激しく嗚咽した…。
こんな事がいつまで続くんだろう…
ジョセフ国王には逆らえない…いつかトリステインさえ敵になる。
キュルケともゲルマニアとも敵になる日がやってくる…。
その時、私はどうするのだろう…?
タバサの心は激しく揺れていた…。
         *終*