失われた帝国ベネトナーシュ
神々が天空より見守りし国“ベネトナーシュ”。
人類が築いたその帝国は繁栄を極め、永遠の楽園と謳われるに至った。
だが、傲慢な人類は欲望に溺れ、愚かにも魔界の扉を開いてしまう・・・。
瞬く間に帝国に侵入する様々な怪物、悪魔、邪神・・・。
無防備なベネトナーシュは、瞬く間に楽園から地獄へと化した。
南への旅路
だが、力無き民が逃げ惑う中、奇跡は起こる・・・。
人類の良きパートナーである動物たち。
彼らの体はみるみるうちに大きくなり、家を担ぎ、人々を乗せて運び去っていった。
砂漠と火山、森林と氷原、過酷な環境の中を、悪しき追跡者から逃げ、
転々とするうち、文明の火種は南へと広がっていく。
いにしえの楽園を目指して
長いながい旅路の末、ついに彼らは安住の地、グラスランドへと辿り着く。
そして人類と、神の加護を得た動物たちの手により、「ローレシア」と「オリエンタ」、
二つの新たな国家が生まれたのである。
―― 時は過ぎ、百年後。文明が成熟し、誰もが平和に暮らす中で、記憶は伝説となり、
いにしえの楽園は冒険者たちの憧れとなっていた。
「誕生の地(ナタル)」への回帰・・・・・・
新たなる旅立ちが、いまここに始まろうとしている ――