エンプレス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#336 【エンプレス】 ◆殺◆
背中に双頭孔雀フェニックスの刺青を入れた女ニンジャ。ニンジャであると同時に無慈悲なヤクザ・オヤブンであり、過去にはオイランであったとも。

登場エピソード

• 「ニチョーム・ウォー……ビギニング」

「アマクダリが昼ならば、デッドフェニックスは夜。義侠のニンジャはすべて妾の元へ集う。光あらば影あり。陰陽はこの世の道理。アマクダリにも止められぬ」

人物

• ネオカブキチョで激しい勢力争いを繰り広げる群雄割拠ヤクザクランの一つである極めて凶悪な集団「デッドフェニックス・ヤクザクラン」の冷酷非道の筆頭たる女オヤブン。表の名は「ミロコ・ウノ」。
• ヤクザのミーミーを重点するこのクランの長らしく振る舞いは尊大で、口調は時代がかっている。地の底から自身の才覚と執念一つでゲコクジョを重ね、這い上って、のし上がった女傑であり、死に絶えつつあるヤクザ遺伝子を伝播するために、ニンジャを集め、武力闘争による勢力拡大を続けてきた。
• 一方、邪魔となれば自分にとって恩人と言える相手すら平気で切り捨て、時には裏社会のプロトコルすら無視して凶行を行うなど、彼等のヤクザ遺伝子はニンジャ性により酷薄かつ邪悪な方向に歪んでしまっている。
• ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ニチョーム・ウォー……ビギニング】にて、ヤクシャ・ニンジャクランのソウル憑依者であることが明かされた。

外見

• 毛皮コートの下に、鯉を鉤爪でとらえる双頭の鳳凰の刺繍が金銀の糸で施されたキモノ。はだけた上半身に黒いビスチェを巻く。
  • その肌は艶かしく白く、名鑑にある通り背中に双頭孔雀フェニックスの刺青が彫られている。
• 髪にはブラックオニキスのカンザシ、顔には幻惑的なヴェール。
• イクサの際にはかの刀匠キタエタの鍛えし四つがいのカタナ「ナンバン」「カロウシ」を身に付ける。
• その姿は威厳に満ちた女ヤクザニンジャのそれである。

元ネタ・考察

• エンプレス（Empress）は"emperor"の女性形、つまり「女帝」「女皇」を意味する。
  • 女だてらにヤクザクランのオヤブンにまで上り詰めた彼女に相応しいニンジャネームだろう。

ワザ・ジツ

• ヤクザ映画めいて手段を選ばない攻撃を行う場合もあるが、近接戦では「ナンバン」「カロウシ」による鬼神めいた二刀流のカラテを主体として戦う。抗争においてはしばしばエンプレス自身が先陣を切るのだという。
  • この刀匠キタエタの業物は、ネオサイタマ炎上後に散逸したラオモト・カンのコレクションの一つと考えられる。
• ジツのようなものは一切使用しなかったため、完全にカラテ特化型のニンジャと思われる。

ストーリー中での活躍

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