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日本語として正しくないとされる言葉
うる覚え
→うろ覚え
汚名挽回
必ずしも誤用ではないのに誤用扱いされる言葉。逆の意味にも取れる言葉は日本語にはいくらでもあるが、なぜかこの言葉ばかり標的にされる。一説にはスパロボでジェリドにツッコミを入れるシーンがあったため、スパロボオタが誤用説を広めたとも言われる。
基盤
基板の誤変換。配電盤や将棋盤と言う言葉があるので紛らわしい。ネットでよく突っ込まれるようになるまではゲーム誌で普通に使われていた。
喧々諤々
→喧々囂々と 侃々諤々
敷居が高い
自分に不義理があって顔を出しづらい事。特定の商品を買いづらい、と言う意味ではない。またゲームの難易度が高いと言う意味でもない。敷居を上げる相手が悪いと文句を言うのはあからさまなクレーマー用法である。
下向きな努力
直向きの誤り。江戸訛りを思わせる発音と努力の方向を間違えている所がポイントである。
すべからく
全てという意味ではない。語尾にはすべからく「べし」を付けるべし。
世界観
フィクション作品の世界設定や世界の醸す雰囲気の事ではない。本来は世界をどう意味づけて捉えるかという思想を現す言葉。
先鋭化
ネットの受け売りしかできないオタクが衰退論を言う時に使う変な言葉。本来の意味は社会運動などが急進的になる事。先細りやニッチ化の意味ではない。
たそがれる
隆盛を過ぎて衰える事。夕日に向かってぼうっとする事ではない。
他力本願
本来は悪い意味ではない。
情けは人の為ならず
情けは人の為にならない、と言う意味ではない。
不遇
キャラクターや技の性能が弱くて恵まれないと言う意味ではない。
憮然
ぶすっとした態度という意味ではない。
役不足
誤用狩りの標的として槍玉に挙がる割に、本来の意味で使われる事がまずない言葉。
ジョジョの奇妙な冒険でスピードワゴンがこの言葉を使っている。
良作
良い作品を表す日本語は佳作、秀作などであり、良作という単語はない。単なる人名として変換された文字列を評論家気取りのオタクが意味を取り違えて使うようになった恥ずかしい言葉。
日本最大の辞書である日本国語大辞典にも『良策』は載っているが『良作』は掲載されていない。国会図書館で検索しても、著者の人名しかヒットしない。
原義と違う使い方をされる外来語
カタルシス
破壊やフラストレーションの開放と言う意味ではない。
シュール
奇妙で笑えると言う意味ではない。
コンセント
電源プラグの事ではない。
テンション
やる気が高まっていると言う意味ではない。
ユニーク
愉快な物、と言う意味ではない。