ジニーちゃん/怪文書1

Last-modified: 2020-09-12 (土) 20:21:05

ジニーに指フェラを教え込みたい
ある日事務所で隊長がお菓子食べてる時に横から隊長一つちょうだい!ってジニーが来て仕方なく食べさせた時に偶然指まで食べちゃって真っ赤になるジニーが見たい。
家に帰ってその時の事を思い返すと、なぜか恥ずかしいのと同時に体験したことのない胸の高鳴りを感じてしまって「まさか指をなめたぐらいで」ってなるんだけど、どうしてもあの感覚が忘れられずまた次の日も同じ事を繰り返してしまうジニーが見たい。
そんなこんなでお菓子と一緒に指をしゃぶるのが日課になってしまって、隊長もジニーのその小さな唇が必死に太い指を挟み込むのを見るうちに同じ気持ちになってしまいたい。そしてついにお菓子という建前を捨てて事務室で二人っきりの時に指だけをなめさせちゃいたい。
その細い両手で隊長の手をとり上気した瞳でこっちを見つめながら、最初は甘噛みしながらゆっくりと、そして根元まで飲み込んでじゅぽじゅぽと音をたてながら一心不乱に指をしゃぶり続けるジニーの舌をやさしくなぞりたい
一瞬ビクッと圧し殺したような声とともに痙攣して、惚けた顔で指を放したジニーの頭を空いてる方の手で撫でて抱き締めてあげたい

毎日ジニーに手作りのお弁当差し入れたい
ハンバーガーとかばっかり食べてるジニーに軽い気持ちで弁当を作ってきたら思いの外好評で、みんなのぶんまで作ることになって「へー隊長みんなのぶんも作るんだーへーふーん」ってあからさまに不機嫌になるジニーが見たい。
そしてジニーの機嫌をとるために二人で一緒に料理を作る約束をしたい。
それで休みの日に隊長の家でハンバーグをつくるんだけどうっかり隊長が指を切っちゃってハンバーグに血が混ざっちゃうのが見たい。隊長が作り直すって言ってももったいないし作りなおさなくていい」って言い張って血の混ざったハンバーグをジニーが食べるんだけど、その時ほの暗い感情に目覚めてほしい。
初めは自分の理性で新しく目覚めた感情を必死に否定するんだけど、何を食べても何か物足りなさを感じてついには我慢できなくてなって隊長を押し倒してほしい。
訳もわからず戸惑っている間にジニーの歯が隊長の唇にのびて、赤くにじんだ血を見たことない妖艶な表情でなめとってるところにシタラちゃんが家に帰ってきてうやむやになって憑き物が落ちたみたいにいつものジニーちゃんに戻るのがみたい。
それからしばらくして事務所で二人きりの時にふと、あれはなんだったんだろうと思ったところにあの日と同じ表情で笑いかけて欲しい。

ジニーを二人きりの時に突然後ろから抱きしめたい。
最初は「なになに?どうしたの隊長?」とか余裕があるんだけど、五分を超えたあたりから「えーっと、そろそろ恥ずかしいんだけど隊長…」とか言いだすジニーちゃんめっちゃかわいい。
その後も無言で抱きしめ続ける(約30分ほど)と、もう首まで真っ赤になって消え入りそうな声で「あの…本当に恥ずかしいです…」とかキャラ崩壊しだすジニーちゃんもう可愛くて死ぬ。
流石にかわいそうになってきたのとそろそろみんなが帰ってくるなと思って手をはなすと、急にこっちに向き直って「ねえ今のなんだったの隊長!!」って威勢よく言ってくるジニーちゃん死ぬほどかわいいでもスルーして無言で仕事に戻る。
それをみんながいないときに繰り返してると、慣れてきたのかむこうの方から「今なら私もオッケーだよ?」とか言って両手を広げてハグをせがんでくるジニーちゃん可愛くてマジ大天使。でも結局恥ずかしくていつも後ろから抱きしめる日々を繰り返したい。
そんなある日、ジニーが出動した先でヴァイスの流れ弾を受けて死にかけたい。その時初めてジニーに正面から抱きしめられて、薄れる意識の中でぼんやり「なんかあったかいしこのまま死んでもいいかな~」とか思い始めるんだけど、かわいい顔をぐしゃぐしゃにして泣いているジニーちゃんを見てなんとか踏みとどまりたい。
その後なんとか退院してからは、どこでも隊長についてきて人目もはばからず隙あらばハグしようとしてくるようになったジニーちゃん罪なほど可愛いから責任取って明日帰りに指輪を渡す。

ねぇ隊長、隊長は青頭巾ってお話知ってます?
日本の昔話らしいんだけどさ、その中に鬼になっちゃったお坊さんが出てくるんだよね。
それでね、そのお坊さんが鬼になっちゃった理由が好きになった男の子が死んじゃったからなんだって。
悲しくて悲しくて、狂って死んだ男の子を食べちゃったから鬼になったんだって。
怖い話だよねーホント。
…でもさ、私お坊さんの気持ち少しわかるんだ。だって私も隊長が死んじゃったら悲しくて何をするか自分でも分かんないもん。だからさ、隊長には私より少しでもいいから長生きしてほしいんだ。約束してくれる?
…頼むから約束するって言ってよ、隊長。私頑張るから、もっともっとヴァイスを倒して隊長の役に立つから、もう誰も犠牲になんてさせないから!だからもう一度抱きしめてよ!約束するって言ってよ隊長!!
って意識が戻らない隊長の横で一人泣き崩れるジニーちゃん心が痛むけどいいよね

「隊長!このスーツどうかなー♪」
新しいスーツがよほど気に入ったのかジニーが小躍りしながら纏わりついてくる。
押し付けられた肢体の柔らかい部分がむにむにと当たるも、少女は気にしていないのか無邪気な笑みで。
「どうどう?シタラ程じゃあないけど、スタイルには自信あるんだよー♪」
と、双丘を揉みしだきながらチロリと舌を出した。
柔らかそうな舌。目の前で形を変える乳房。美しい太股と臍。全てがこちらを挑発してくる、
「ねーね隊長?聞いて、……ん!んん!!?」
しまったと思ったが口を吸うのを止められなかった。口を吸い。舌を入れ。嬲る。
理性が戻ったのは少女の腰が折れへたり込んだ後だった。
「……隊長がこんなことするなんて思わなかったよ。」
最もだ…、俺は最低なことをしてしまった…
と罪悪感に打ちひしがれる俺に、少女は小悪魔のような無邪気な笑みで告げる。
「皆に言いつけてやろうかな…それが嫌なら…
続き…して…ね…?」
そう言った口に口を重ねるのはもう止めようとすら思わなかった。

「2010年代頃にやってた映画なんだけど一緒にみようよ!」っていって映画を借りて隊長の家に押しかけてきたジニーちゃんと二人で映画を見たい
映画を見るんだったらやっぱりポップコーンだよねってことでポップコーン買ってたら、じゃああれもこれもって調子でいろいろ買いすぎちゃうジニーちゃんかわいい
映画を見始める前につまむための料理を二人で作るんだけど、その時しっかりエプロンつけて髪をまとめてるジニーちゃんのうなじが妙に色っぽくてドキドキしたい。そして視線に気づいたジニーちゃんに「なに?どうかした隊長」っていたずらっぽく笑いかけられたい。その後は二人でポップコーン焼いたり、ジニーちゃんが普通に料理しているのを見て「ジニーって料理できたんだ…」「アメリカ人が料理できないっていうのは偏見だよ!」ってやり取りしたりして楽しい時間を過ごしたい。
料理ができたら部屋を少し暗くしてソファーで並んで映画を見始めるんだけど、銃器が出てくるたび「主人公が使ってるのはデザートイーグルって言ってね!」とか言ってミリタリーオタクの血が騒ぎ出すジニーちゃんかわいい。途中でちょっとエッチなシーンが流れ出すと、肩に頭をのせて潤んだ目で「隊長もああいうことシたい?」って聞いてくるジニーちゃん最高にあざとい。
そして映画が終わってあれこれ感想を言い合いながら次の映画を見始めるんだけどジニーちゃんが作ってたブリト―が映画に出てきて、どや顔してるジニーちゃんをほめちぎりたい。
そっちの映画でも「痛いのをぶっくらわせてやれー!」とか映画と一緒にテンションが上がるジニーちゃんホントいつまでも眺めていたい。
最後主人公がヒロインの父親に娘さんをくださいって言ってるシーンの時に「隊長も私のダディに会うときはあんな感じになるのかな?」って不安そうに呟くジニーちゃんを見て不安を解くために抱きしめてあげたい。

最近やけにジニーからの視線を感じる…
執務室や事務所でもジニーの方を見るたびに目が合い、気恥ずかしさを覚える。
そんな日が続いたある日、
「ねーね、隊長ってさ最近アタシの方ばっかり見てたけど、そんなにこのスーツ気に入ったの?」
…な!?もしや無意識の内にジニーの身体を目が追っていたのか!?
「お尻とかふともも…、おっぱいもジロジロみすぎだよー?
アタシじゃなければ訴えられてるよ隊長ー」
くすくすと笑いながらも細めに動く胸部にまた目が行ってしまう。
「ほら、また。
そんなに気になるなら…、直接楽しんでみる?アタシの、カラダ…」
更衣室へと二人で入り、出てきたのは1時間も後だった。
仕事をサボったと文嘉に怒られたが、端からそれを見て笑うジニーはケラケラと悪戯な笑みを浮かべていた。

ジニーのケツを思いっきり引っ叩きたい欲望に駆られ、まずは挨拶のたびに軽くケツを触ってみた
「もー…!隊長がそんなことするなんて思わなかったよ…
皆に言いふらすよ?」
とか言いながら本気で怒ったりしないのが流石アメリカのひと
慣れてきた頃に揉んでみることにする
なにこれ柔らかい…!ボリューミーな脂肪の中にも引き締まった筋肉がしっかりついてて肌触りもしっとりさらさらでコレは…ベビーパウダー使ってる?あ…はい…使ってない
小一時間揉みしだいていると耳まで紅葉させたジニーがナニかを訴える様な瞳でこちらを見ている
(なるほど……いこうぜ後半戦だ!!!!)
ここしかないと思い全力でケツを引っ叩いた
衝撃にビクビクと身体を震わせるジニーのケツをアクトレスのメンバー達が叩いて行った

「見て見て隊長!これ貰っちゃった!」
ジニーが興奮して突進してくる。なんなのいったいどうしたのとジニーの手に握られたものを見ると俺はジニーと同じように興奮ゲージを振り切った。
「これは…シタラのギアのピロボールじゃねえか!?ジニーお前これどうしたんだよ!?盗みと無闇な殺生はいけませんってパパ言いましたよね!?」
「貰ってきたって言ったよー。でもほらこれ!足首のピロボール…負荷がかかって交換が容易だから真っ先にここが摩耗するって隊長の読みは当たってたね!毎日通ったかいがあったよ!整備長には感謝だね!」
「ほんとだ全然可動しないしゴロゴロ言ってる…ブーツも裂けてグリスが漏れてるし…でかしたジニー!今日はこいつを肴に飲むぞ!」
「私はコーラだけどね!イエーイ!!」
二人仲良く眼鏡にゲンコツを貰い持ち場に戻るが終業時間が待ち遠しくてたまらない

ピロボール

こんな部品初めて知ったっす…

ピロボールは車で言うところのロアアームブッシュとかゴムブッシュ類の代わりに使われる部品っすけど剛性やゴムのねじれがない分カチッとした動きになるっす
専用ギアともなればこういったレスポンスを上げる部品は惜しみなく使ってると思いたいっす
シタラのギアにこれが使われているかは当然知る由もないっすけどそれはほら怪文書っすから大目に見てほしいっす
ところでピロボールは基本無給油なボールジョイントのようなものなのでブーツやグリスとは基本無縁っすけどジニーらがピロボールと称している部品の組品にドライブシャフトの摺動部みたいなブーツやグリスが充填されている部品がついていると脳内補完してほしいっす

ジニーちゃんと雪の中一緒に帰りたい。
「トライステラのみんなで鍋するんだけど隊長も一緒にどう?」って誘われたい。結局書類仕事が長引いてみんなには悪いけど今日は無理かな…なんておもってたところにコートとロングマフラーなジニーちゃんが迎えに来てほしい。
「あんまり遅いから迎えに来ちゃった」って顔を赤くしながら答えるジニーちゃんに待ってる間はこれでも飲んでてって言って自分のマグカップに注いだばかりのコーヒーを渡したい。
仕事が終わると外はもう暗くなって雪なんかも降ってて、手袋を忘れたジニーちゃんが寒そうだから手袋片方貸してあげるんだ。そして空いてる方の手を同じポケットに入れてこれで寒くないってやってあげたい。そうしたらジニーちゃんが「じゃあこれでおあいこだね」って言ってマフラーの端を渡してきて、二人で一つのマフラーを巻きながら少し積もってきた雪の中を二人で寄り添いながらゆっくり進んでいくんだ。
シタラちゃんの家に着くと鍋の準備はもうすっかりできてて「二人とも遅い!」ってシタラちゃんに怒られながらそそくさとこたつに滑り込んで冷えた体を温めたい。
みんなで鍋をつついた後はそのままこたつでゲーム大会したい。
「隊長ヘッタクソー」「お前らが上手すぎるんだよ!」とかガチゲーマー勢に経験の差を見せつけらながらもえいえんとゲームするんだ。そして夜中になったあたりで仲良く寝落ちする

「どうしようかなこれ…」
俺は机の中から出てきたチュッパチャップスを前に一人悩む。
流石に成人男性がチュパチャップスを加えて歩くのはキツイものがあるだろう。なんていうか絵面的に。
「何持ってるの隊長?」
悩んでいると後ろからジニーが覗きこんできた。
「…ちょっと目を閉じて口開けてみ」
「…?こう?」
ジニーの口が開き、赤い舌があらわになる。俺はぺりぺりと包み紙をはがし、チュッパチャップス(コーラ味)をそこに放り込む。
「んっ…~♪」
「…おいしい?」
こくん、とうなずくジニー。かわいいなコイツ。いつもの明るい少女的な可愛さと違い、なんというか今のジニーからは小動物的な可愛さを感じる。
事務所にジニーの鼻歌だけが響いている。
「隊長隊長」
三十分ほどたったころだろうか、ジニーに肩をたたかれた。
「あーん」
振り向くとジニーが大きく口を開けて待っている。
俺はまた包み紙をはがし、今度はプリン味を放り込む。
「これ最後の奴だから味わって食べろよ」
それを聞くとジニーは、少し考えるように腕を組んだあと、なにか閃いたように指をならしてみせた。そしてジニーの細い腕が首の後ろへとまわり、柔らかい唇が俺の唇に重なる。口の中に甘いものが広がる。
「ぷはぁっ…隊長も一緒に食べようよ」
そう言って微笑んだジニーの頬はほんのりと紅く染まっていた

「これ最後の奴だから味わって食べろよ」

ここからじつは宇宙船が遭難中で最後のカロリー源を手にして覚悟決めるシーンに見えてしまったっす…

「輸送船の一隻ぐらいアクトレスのギアで押して見せるよ!」
ジニーがテキパキといつもの様にギアを纏う。
無理だ。できっこない。大体にしてできるならとっくにやっているはずなのだ。ジニーがその可能性を失念する筈がない。
「やめろジニー。これは命令だ。最期の時間は俺にくれ」
力なくかけた声は力強いジニーの声に却下される。
「命令無視は私の特技だよ。隊長。いいから見てて」
その堂々とした声にとうとうジニーを止めきれず船外に出してしまう…
祈るような気持ちでジニーを見つめ続けるが自分の無力さを噛みしめるばかりで声すらかけてやれない。
その時だった…通信機からノイズが出たのは。
『…のか!?…答…!!』
まさか…いるのか!?この宙域に船が!!
俺は慌てて通信を返し座標を伝える。まさか…こんな奇跡が…船内に戻ってきてにかっと笑うジニーを力の限り強く抱きしめた。

  • それから救助が来るまでにジニーはねたばらしを始める。何のかといえばこの遭難自体のだ。
    「他の船の航路は予め知ってたし機関をちょちょいっとね…救助の船の航路に通信が届くギリギリの範囲に軽くこの船を押せば通信できるってのは想定済みだったんだ…ごめんね?」
    「なんでまたそんなことを…」
    「ふたりっきりになりたくて…隊長の熱烈な告白とハグも貰えたしサプライズ大成功!!」
    ジニーお前というやつは……呆れと疲れと安堵が一度に押し寄せ起こる気すら失せた俺はジニーに罰として膝枕を要求し救助が始まるまでしばしの眠りについた。

「Hello,Everyone!ミス・バージニアの英語教室が始まるよ!」
助手の隊長です。よろしく
「今日も二人で適当な授業をお届けするよ。お楽しみに!」
早速だけどジニー、昔の人は「I love you」を「月が綺麗ですね」って訳したそうなんだけど、今は月が壊れちゃってるよね?
こういう時はどういう風に言えばいいのかな?
「隊長はモテるからね、適当に「やあハニー、君は今日も綺麗だね」とでも言っておけば、お相手のアクトレスは「ああ、隊長は私を愛しているのね。結婚しよ?」ってなるはずだよ」
本当かなあ。さすがにちょっと適当すぎない?
「疑うなら一度お試しあれ。きっと上手くいくからさ」
それで駄目だったら責任取ってくれる?
「死んでもいいわ。さあお目当ての子に告白しちゃって!」
やあジニー!君のお尻は今日も綺麗だね!
「Hooray!じゃあ式はいつにする?」
という訳で次回のミス・バージニアの英語教室はミセス・バージニアの英語教室に名前が変わります。
ではまた来週
「「See you!」」

「おかえり隊長。今日もお疲れ様?」
家に帰ると何故かジニーがいた。
「ごはんにする?お風呂にする?それとも……お・し・り?」
……馬鹿なことやってないで早く帰れ。シタラが心配するぞ。
「シタラなら暫く実家に帰るってさ。それで暇になったから独り身で寂しい思いをしてる隊長を慰めに来てあげたんだ。感謝してもいいよ?」
感謝の気持ちを込めてこういう時にぴったりの言葉を贈るよ。ヤンキーゴーホームっていう言葉さ。
「つれないねえ。こんなにかわいい子が来てあげたってのに何が不満なのかな、隊長は」
あのね、俺も一応男なの。狼なの。何かあったら困るだろ。
「HAHA!面白い冗談だね!……それとも隊長だけは大丈夫だなんて、うっかり信じたらダメなのかな?」
ダメダメ、ダメ、ああ、ダメダメよ。
「S!」
E!
「X!」

そのあと二人でベッドに行ってクソ映画を朝まで一緒に実況して仲良く夕方まで爆睡した。

「ねえ隊長、今度学校で体育祭があるんだけど見に来てくれないかな?」
もちろん行くよ、と答えると彼女は嬉しそうに笑った
「Hooray!」

「いけジニー!トライステラ☆の力を世界に見せつけるのだー!」「ジニー、頑張って」
学校でもジニーの身体能力はずば抜けていた。
出た競技全てで目覚ましい活躍を見せ、今もリレーのアンカーで鮮やかな走りを見せている。
結果は自慢のお尻を見せつけながら余裕の1位。
「普段はあそこまですごくないんだけどね」「うん、今日はなんだか気合入ってるみたい」とはシタラと舞のコメントだ。
次は借り物競争。借り物が書かれている紙を見たジニーは少し考えこんでいたが、こっちに向き直ると走り出し俺の手を取る。
「わたしと一緒に来て隊長!」
動きっぱなしのせいか彼女の手は少し熱い。
ゴールしてから紙には何が書かれてたんだ?と聞いても教えてくれなかった。
「ありがとう隊長、おかげで凄く楽しかった!」少し顔を赤くしたジニーが言う。
ああ、それなら良かった。

錯乱した村人の放った凶弾が俺の腹部と胸部に合計三カ所を射抜いた。
ジニーは速やかに村人を始末してこちらに駆け寄った。
傷の具合を確認しているのか…。もう長くはないぞ俺は。そんなこと確認しなくたってわかる。
そんな顔をするなジニー…美人が台無しだ。
「ジニー…愛してるぞ…。俺の愛しいむす…め……」
そこまで口にするのがやっとだった。いや、ちゃんと伝わったか不安だが…。まあいいさ。
こうしてジニーの胸の中で死ねるのだから。
こうして俺はジニーの…バージニアグリーンベレーの思い出として彼女の一部になったのだ。

香ばしい匂いで目が覚める。
誘われるように台所へ行けばエプロン姿のジニーが朝食を作っていた。
「おはよう隊長。今日もお寝坊さんだね」
返事の代わりに尻でも撫でようかと思ったが危ないのでやめておく。
おとなしく椅子に座って待つことにしよう。
「待っててね、もう少しでできるから」
そして目の前のテーブルに出されたのはベーコンに目玉焼き、それにアボカドのサラダ。
簡単だがこれ以上はないご機嫌な朝食だ。あとは。
「はい、白いごはんだよ」
やはり白米。結婚してからも日本人としてこれだけは譲れない。
さていただき…おや、あれがない。
「あっ忘れてた。冷蔵庫から出してくるね」
ジニーがそれを目の前におく。俺はそれをごはんにかける。
「隊長本当にそれ大好きだよね」
当たり前だ。白米にはピーナッツバターに限る。

やあみんな!お待ちかねの成子坂TVショッピングの時間だ!
「Wow!今日はどんなゴミが拝めるの?」
辛辣だねジニー。でもこの成子坂クロスは違う、どんな汚れも一拭きで綺麗にする魔法の布さ!
「わたしの過去も綺麗に出来るかな?」
…うん?
「時々思うんだ。わたしが普通の留学生で、普通に東京に来て、普通にシタラと舞に出会っていたら…きっと心の底から笑いあっていられたんじゃないかって。無理だってことは自分が一番わかってるのに」
さあみんな!こういう時は?そう成子坂雑巾の出番だ!これをジニーの左手に置いて…1・2・3!
「…まあ凄いわ隊長!薬指に指輪がはまってピッカピカ!」
気に入った?ならこの婚姻届にサインだ。今ならおまけに素敵な旦那と新しい人生も付けるよ!
「Hooray!…でも駄目。目的を果たすまでは、ね!」
やれやれ、隊長は今回も売れ残りか。
「…ひょっとしていつもこんなことやってるの?」
そりゃアクトレスには手あたり次第…いっけね時間だ。
「やっぱりサインするよ。支払いは鉛玉でいいよね?生きてたら面倒見てあげる」
トラウマもこれで大丈夫そうだ!それじゃみんな、命があったらまた会おう!「「See You!」」

「すぅすぅすぅ…」
「じゃあ行ってくるね、シタラ」
深夜、シタラが眠ったのを確認して私はこっそりと家を抜け出す。
最近昼は暖かくなってきたとはいえ、夜はまだ冷え込む。私は自販機でホットココアを買い、少し足早に公園に向かう。
「やぁジニー」
街燈が照らす公園、そのブランコにはいつも通り隊長が缶コーヒーを手に座っていた。
「夜中にコーヒー飲むと眠れなくなるよ?隊長」
「俺はいつも飲んで体がなれてるからいいの」
そう気楽な様子で話す隊長は昼に会うときとは少し違って見える。
「はい、これ」
「隊長いつもこの飴だよね」
隊長から飴を受け取り隣のブランコに座る。東京シャードの夜空にはまだ星が瞬いていた。
~~~
「それでシタラとゲームしてたんだけど…」
眠れなくて散歩していた途中、偶然から始まった夜中のお茶会が習慣になってからもうずいぶんと経つ。
「その時舞がね!…」
なんてことはない、ただゆっくりと二人でとりとめのない会話をして過ごすだけ。ただそれだけのことが、二人だけの秘密のように思えて少し楽しくなる。
「さて、そろそろ帰ろうか」
しばらく話した後、缶の中身が空になった頃にどちらからともなく帰る支度をはじめる。
「じゃあまた明日、隊長」
「また明日、ジニー。気を付けて帰れよ」
そして私はもらった飴玉を口の中で転がしながら、家路に着く。それが私のささやかな日常の楽しみになっていた。
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「むうう…」
「どうしたのよシタラ、そんな難しい顔して」
昼下がりの成子坂、二人の少女が話をしている。
「最近ジニーに隠し事をされてる気がする」
「気のせいじゃない?」
「絶対気のせいじゃないってば!この前夜中に目が覚めたときジニーが居なくなってたし!」
「私がどうしたの?」
「あら、噂をすれば」
「ジニー最近夜中に抜け出してない?」
「いやそれはちょっと…私ちょっと用事思い出したからもう行くね!」
「あ、逃げた」
「逃がすかー!夜中に家を抜け出して何をしていたのかこのシタラちゃんに白状するのだー!」
って感じで夜中にジニーと密会しながらラブコメしたいっす

「ああっ…んっ…もう隊長…いきなりおへそなめたいなんてどうしたの…?」
ジニーは恥ずかしながらも自ら臍を広げて舌を受け入れている。これ幸いと舌先を窄めて奥にぬるりと入り込み、レロレロと周辺をくすぐったり舌を広げたりしてジニーの臍をもて遊ぶ
「やぁ…ひゃっ!?んっ!!だめ…声でちゃ…変な気分になっちゃう…」
ちゅうちゅうとジニーの臍を吸い上げるとジニーはガクガクと震え、その重量感のある胸を俺の頭に乗せて気をやる。
「ぢゅっ…れろ…クチュクチュ…」
「あっあっ…だめ…もう…こんなことどこで…」
ジニーは照れ隠しにへそテクをどこで覚えたのか聞いてくる。俺は答えてやることにした。
「ああ、リタが好きなんだよ臍責め。もちろんその後胸とアソコで俺もいっぱい気持ちよくしてくれるけどな」

ねぇジニーさすがに最近の隊長がジニーをラプターとして扱うのはやばいから薫子さんかみさきさんあたりに一言いったほうがいいんじゃ…
ううん シタラ 私は今のままで嬉しいんだ
ワタシがちゃんとラプターできてないと殴られたりはする時もあるけどそれもたまにだしちゃんとラプターになれたら頭なでてくれたり誉めてくれたりもちろん愛してくれるんだよ!
ワタシがラプターになってる時だけは隊長の愛はワタシだけに向けられるんだ
だからシタラ ワタシと隊長の仲を邪魔しないでね…

例えば誰がかわいいだとか、好きだとか、そういった話をしていると聞き耳を立てる子がいる。意図せず聞かれてしまったというか、こんな下世話な話をしている自分達が勿論悪いのは承知の上で、更にいたずら心が鎌首をもたげてしまうのは致し方ないことだと言えよう。
「やっぱり、ジニーは若いのにナイスバディでエロいよなぁ…」
しみじみとひとりごちる。今日の獲物は今物陰にかくれたジニーとする。
(えっ…えっ!?今隊長私のことエロいって…)
「やっぱりジニーは金髪のさらさらストレートロングがキレイだし、なんといってもあの胸…私服の黒Tシャツなんて誘ってるのかと思ったぐらいだし…あのTシャツをめくって下着を拝んでやりたいよな…フィールドストリップさせてあのでかい胸で挟ませて顔にぶっかけたい…」
(…………っ!!変態っ!変態がいるよっ!!東京の男の人ってこんな話するんだ…なんか顔が熱くなってくるよ……)
もじもじとするジニーを眺めていると、疲れがスッととれていく。ジニーはかわいいなぁ!

「早く早く!私今日を楽しみにしてたんだから!」
無垢な笑顔と形容するのにふさわしい笑顔を浮かべながら、ジニーは隊長の腕を引く。今日のショッピングデートに喜びが隠せないようすだ。だからこそ、悩む。何故なら隊長はジニーに残酷な真実を伝えなくてはならない。知ってか知らずか、ジニーの表情に少しの影がさす。隊長は覚悟を決めると、ジニーの腰を抱き、歩き始めた。
「えっ…隊長…?やだ、なんか恥ずかしいよ…恋人みたい…なんてね……」
ジニーを守るように、残酷な現実から目をそらすかのように歩き続ける。
「ついたぞ、ジニー」
「え?もう!?隊長と一緒の時間が楽しくてあっという間だったn……え?隊長……これは、何?」
空気が凍りつく。隊長が離れると、ジニーの視界には『アリス歯科ハイシャサン』の文字が飛び込む。
「私を……騙したんだね……」
隊長に銃口が向けられた。

「その銃を下ろしてジニー。君のためなんだ」
「私の為って何?浮かれた私を絶望させること?随分と良い趣味だね。ヘドが出そうだよ」
「落ち着けジニー。口が悪いぞ」
「誰のせいだと思ってるの?私今日のために頑張ったんだよ!?ヴァイスを潰して稼いで調査にも積極的に行った!きれいな私を見せたくて毎日ジムに通ったし、見てよこの服!今日のために新しい黒Tシャツをおろしたんだから!!」
「落ち着けジニー。特に黒シャツは違いがわからん」
「わかってよ!!!!今日私が来たのは隊長と腕を組ながらウィンドウショッピングを楽しんでお昼はおしゃれなパスタを一緒に食べてデザートにクレープたべさせあいっこして公園を散歩して夕焼けを見ながら観覧車に乗ってわたしきょうはかえりたくないのー!って隊長とホテルに入って!!なのにその結果がこれ??ハイシャサン??バカにしないで!!」
「でもジニーは虫歯じゃないか!!!!」

舞が張り切っててさ…そうだ!隊長も来る?
あの時私はそう言った…無自覚ではあれど舞と隊長を結んで考えていた…それこそ舞じゃあるまいし
うん…確かに私から見てもシタラから見ても…舞が隊長の事好きなのはバレバレなんだろう
でも…この喉に引っかかるような違和感は何なのか
友達の恋路を応援することくらい当たり前のことで…当たり前の…
7月に舞は隊長にリングを貰ったっけ…思えばあの時から何かが変なんだ
嬉しそうにその事を話されて…胸が苦しくなって…
…舞"なんか"より私の方が…なんて一瞬でも思ってしまった私が憎い
元からこの石に色なんか無かったけれど…それでもこんなに彩りがなかったっけ?
この前隊長に貰った"2番目の”指輪を眺めながら…薄暗い寝室のベッドにうずくまるの

あーそう考えるとよろもジニーと伊豆行きたいっす

金目鯛を刺身だったり煮付けだったりで食べたいっ

オラッ観光怪文書書けっす!

「いいお湯だったよ!隊長!」
マッサージチェアーに座り機械的な按摩を受けている私に、嬉しそうに笑ったジニーが覗き込んでそう知らせた。
勿論私も男女別れているとはいえ同じ湯に浸かっていたわけだし、彼女の報告がなくてもその事実は充分知っていたが、屈託の無い笑顔で言われてしまうと、それに水を差したくなくて"よかったじゃないか"と、まるで知らない事かのように答えてしまうのだった。
子供扱いだろうか?と不安になったが、彼女はそうは捉えなかったようだ。少し上気した顔でめいっぱい笑って見せて、うん!と頷く。時々見せる歳相応の仕草に私は、娘がいればこういう感じだったのかもしれない、と感傷に浸る。

 

しかしほんの少し視線をずらすと、子供らしからぬ霊峰が二つ程雫に形を変えてこちらへと降り行く光景が見えるではないか。いかんいかん、とかぶりを振ると、ジニーはそれを察したか
「You!」と、ネイティブに私を叱るのだ。その上マッサージチェアーに私を思い切り押し付けてくる。いたいいたいいたい。
「隊長もそういうの、興味あったんだね!」口調に怒りはないようだが、攻撃は実に効果的だ。揉み玉が肩甲骨に食い込む。声を上げて痛がる私に満足したか、彼女は大きく笑って少し離れた。私も観念して椅子から降り、二人で食堂を目指す。お揃いの浴衣が気恥ずかしかった。

 

さすがAEGISの保養地だけあって、料理の内容は素晴らしいの一言に尽きる。私とジニーは二人で我を忘れて貪り食べていた。無論行儀も多少は気にしたが、我慢しろという方が無理だ。金目鯛の刺身などそうそう食えるものではない。ジニーが海外から来ているという事もあり、多少は心配していたがそれも杞憂だった。一口ごとに感嘆の声をあげて目を輝かせる彼女を見れば、大変気に入ってくれたのだろうということがよくわかる。
コース最後のデザートまで楽しんで、濃いコーヒーを二人で静かに飲みながら窓を見る。

 

山々に囲まれた地域に夜景も何もないが、窓に映ったジニーは見えていた。陶器のカップに口をつける彼女は、先ほどとは打って変わってその横顔は妙に大人びた魅力を帯びている。きっちり着た浴衣からスラリと覗くうなじの曲線は、日本人でもこれ程の美しさを持つアールはいないだろうと思える程だ。あと10年若ければ、なんて考えたが、例え同い年だったとしても声はかけられまい。私はそれほどナンパではない。いや、勇気が無いだけか?

 

「すーっごくおいしかったけどさ……」
そんな私に、彼女は悪戯っぽく小声で喋りかけてきた。少し慌てて我を取り戻し、彼女を正面から見る。身を乗り出した彼女の顔の下に神々の山嶺のクレバスがあったが、内頬を噛んで耐える。
料理が気に食わなかったとは言って欲しくないが、彼女の口ぶりからなんらかの不満が見て取れた。いやいやだとすれば彼女を満足させられるものなんかこの世にあるかどうか怪しくなってくるぞ。そんな心配をよそにジニーはそっとこう告げる。
「ラーメンとか食べたくなるよね?」
……私は声を上げて笑い、確かに、と彼女に同意した。

この後やや暗めのオチをつけようと思ったけどやめたっす

「ねえ、隊長……それ一本頂戴?」
ジニーと瓦礫に背中を預けて座り込む。血を流しすぎてもう動けない。悪かない結末だとバラバラのヴァイスを眺めながら煙草に火をつけ、空を飛ぶ夜露たちの軌跡を眺めていると、彼女は煙草が欲しいという。バァカてめー未成年だ……もう、関係ないか。同じ色の血を流すジニーに一本咥えさせ、自身の吸っている煙草の先端をくっつける。ジニーが軽く吸うと、火種は二つになりジニーは咳き込む。
「やっぱり煙たいだけで美味しくないよ」
そりゃそうだ。甘いとかしょっぱいみたいな味はついてないさ。
「でも隊長のにおいがする」
嘘…そんなにタバコ臭かった?
「そりゃあもう。服も髪もね、吸いすぎだよ」
そりゃあわるいことをしたなあ。でもま、これが最後だ。吸い終わった煙草を捨てると、同じようにポロリと落ちるもうひとつの煙草。なんだよ、先に行っちまったのか……つれないな。
でもそうかわりはないだろう。待っててくれるかな、と目を閉じる。じょじょに失われる体温はジニーと隊長を眠りに誘うのだった。