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インフルエンザを予防する方法

Last-modified: 2013-08-28 (水) 22:07:08

読み Edit

いんふるえんざをよぼうするほうほう

意味 Edit

インフルエンザは、インフルエンザウィルスに感染して引き起こされる、急性の流行性感冒。
発熱や咳・鼻水などの風邪と同様の症状が現れるが、通常の風邪とは次の点で異なる。

  • 急速な発熱。高熱になることが多い。
  • 悪寒をともなう。
  • 筋肉痛や全身の倦怠感。
  • 肺炎を併発することがある。
  • 嘔吐や下痢などの胃腸症状。
    重度の場合は合併症を引き起こし、臓器不全に陥る危険がある。
  • 急性脳症を引き起こすことがある。
    意識障害,神経障害,痙攣,異常行動,不随意運動などの症状が現れ、重度の場合は死に至る。回復しても後遺症が残ることがある。



感染後、通常は1〜2日の潜伏期間がある。
回復しても1〜2日は他人にうつす可能性があり、通勤通学は医師と相談してからの方が良い。

感染経路 Edit

咳やくしゃみによる飛まつ感染が主な感染経路である。
咳やくしゃみによって、インフルエンザウィルスを含んだ唾液が細かい霧状に散布され、それを吸い込むことで感染する。
また、ウィルスを含んだ唾液が机やドアノブなどに付着し、そこに触れた手を口や鼻などの粘膜にあてることでも感染する。


“飛まつ”として飛んだ唾液から感染するが、多くの場合は目に見えないほどに細かい粒子になっているため、ウィルスを含んだ飛まつに気づくことはほとんどない。
咳やくしゃみによって飛まつが広がる範囲は、通常は半径1メートルほどだと言われる。


飛まつが蒸発した蒸気に含まれるインフルエンザウィルスが毒性を残していることがあり、空気感染することがある。
乾燥した閉め切った空間内では特に注意が必要。換気が悪いと6時間以上もウィルスが浮遊していることがある。


皮膚から皮膚への接触感染はしないが、咳やくしゃみを手で押さえるなどするとウィルスを含んだ唾液が付着するため、その手などに触れることで感染することはある。
同様に、感染者が使用したハンカチやタオルからも、間接的に感染する危険がある。

予防法 Edit

インフルエンザを予防するには、次のような方法がある。

生活・行動 Edit

手の衛生管理 Edit

風邪やインフルエンザ予防の基本は、石鹸を使用した手洗い。
水だけでなく、殺菌作用のある石鹸を使用することが望ましい。


手にウィルスが付着している場合、目や口など粘膜のある部分に触れると、そこから感染する*1
そのため、目をこすったり口に触れたりしないことも重要である。


外出時には手袋を着用することも有効。
着用していた手袋は、外したあとは水につけ、なるべく早く洗うようにする。

うがい Edit

予防の基本だが、口内にウィルスが入った場合は感染までの時間の猶予がほとんどない。猶予時間は20分程度しかないといわれる。
そのため、帰宅後即座にうがいをしなければ、効果は薄い。


水道水は塩素による殺菌効果があるため、水道水だけのうがいでも十分効果がある。浄水器を通した水やミネラルウォーターは効果が薄い。


緑茶も殺菌効果があるため、緑茶を使用したうがいも有効。
また、頻繁にお茶を飲むことで、口内へのウィルスの侵入を予防することができる*2

マスクの着用 Edit

飛まつが口内に入ることを防ぐため、マスクをつけることは予防に大きな効果がある。
人ごみの多い場所に行くときは、重要な予防法。


マスクを使用していても、隙間があるとそこからウィルスが進入する危険がある。
そのため、立体型で顔にぴったりフィットする、防塵性が高いマスクを選ぶようにする。


使用したマスクは、水に浸して密封したうえで捨てるようにする。

【参考情報】
インフルエンザ騒動で一気に進化した、最新マスクは何が違う? - ライフ - 日経トレンディネット

換気・加湿・暖房 Edit

換気を行うことで、ウィルスを追い出すようにする。
空気清浄機を使用しても効果がある。


インフルエンザウィルスは低温/低湿度を好むため、湿度を高く保ち暖房をきかせることで感染力を弱めることができる。
室温は20度以上、湿度は50パーセント以上に保つようにすると良い。

有効なサプリメント Edit

エキナセア Edit

「エキナセア」「エキナケア」「ムラサキバレンギク」と呼ばれる、ハーブ系のサプリメント。
炎症を抑え、免疫力を高める効果がある。
服用することで、感染を予防することができる。また、発症しても症状が重くなることを回避し、治りが早くなることも確認されている。


錠剤状のサプリメントを服用するほか、ハーブティとして飲んでも効果がある。
日本では知名度が低いため、取り扱っていない薬局も多い。

ビタミンC Edit

昔から“風邪に良い”とされるビタミンだが、ビタミンCそのものには免疫力強化や感染予防の効果はない。
しかし、アミノ酸の生成,体の組織を作るタンパク質の生成(そのうち、主にコラーゲンの生成),ミネラルの効果的な吸収に重要な役割を果たす。
そのため、ビタミンCを取ることで、回復に必要な成分・化合物の吸収を高める効果がある。また、タンパク質の生成作用が高まることで、炎症の回復が早くなる。
予防よりも、回復に役立つビタミンである。


ビタミンCそのものは水に溶けるため、通常は取りすぎを気にする必要はない。
しかし、急激に過剰摂取すると、胃を痛めたり下痢を起こすことがある。


ミネラルの吸収を高める作用から、ミネラル系のサプリメントと併用すると、ミネラルの過剰摂取症状を引き起こすことがある。
そのため、ミネラルとビタミンCを同時に取りたいときは、別々のサプリメントで取るのではなく、複数のビタミンとミネラルをあらかじめ混合してあるマルチビタミン・ミネラルタイプのサプリメントを選ぶほうが良い。
特に、肉食やワインなどで鉄を多く取っている人は、ビタミンCと鉄分をサプリメントで取ると、鉄過剰症状を引き起こして臓器にダメージを与えるため、注意が必要。

葉酸 Edit

ビタミンB群の1つ。「ビタミンM」「ビタミンB9」「プテロイルグルタミン酸」とも呼ばれる。
ビタミンB12と協調して働き、新陳代謝や造血作用を高める。
貧血や動脈硬化対策のサプリメントとして知られるが、葉酸が不足すると免疫力が低下する。また、炎症の回復や、神経が受けたダメージを修復するためにも重要。


ビタミンB12と同時に取ることが推奨される。


一部の医薬品との組み合わせで、効用が相互に阻害されることがあるため、日常的に服用している薬がある場合は、医師に確認を取ったほうが良い。

ビタミンB2 Edit

ビタミンB群の1つ。「リボフラビン」とも呼ばれる。
体内でエネルギーを生産するために必要なビタミン。
体の健康維持に不可欠なビタミンで、免疫の維持と炎症の回避・回復に重要な役割を果たす。


運動などでエネルギー消費が増えると大量に消費される。また、疲労回復や病状からの回復にも必要。アルコール摂取時にも多く使用される。
不足しやすいビタミンである。


水に溶け、どんなに過剰にとっても余分な量は排泄される。過剰摂取を気にする必要はない。
水溶液は黄色。サプリメントを取ったあとにおしっこが黄色くなるのは、このビタミンが原因。

ビタミンB6 Edit

ビタミンB群の1つ。
新陳代謝や、神経伝達物質の生成、免疫力の維持に使われる。
腸内細菌で生成されるので通常は不足することはない。

ビタミンB12 Edit

ビタミンB群の1つ。
葉酸と協調して働き、新陳代謝や造血作用を高める。神経が受けたダメージを回復する効果もある。
神経疲労の回復効果が主で、免疫作用を高める直接の効果はない。葉酸の効果を高めるビタミン。


1日に必要な量は少なく体内の備蓄量も多いため、通常は不足することはない。
野菜にはほとんど含まれないため、菜食主義では不足することがある。
また、ビタミンB12の吸収にはタンパク質が必要なため、胃の切除や慢性的な胃炎で不足することがある。

ビタミンA Edit

身体の粘膜を保護し、粘液の生産に重要なビタミン。
目の健康維持に重要なビタミンとして知られ、紅魔郷では目が悪くなったというパチュリーに、ビタミンAが足りないと言う魔理沙のセリフがある。


不足すると、粘膜の保護作用が低下するため、感染症に対する抵抗力が下がる。


水に溶けず不要分は体内に蓄積される。過剰摂取すると、頭痛や吐き気、肝機能障害、神経性・精神性の障害などの副作用を引き起こす。
そのため、ビタミンAを直接取るより、その前段階のβカロテン(βカロチン)を取ったほうが良いといわれる*3

プロポリス Edit

炎症を抑え、免疫力を高めるといわれるサプリメント。他に、殺菌作用,鎮痛作用,抗酸化作用など多くの効果を持つ。


プロポリスは、ミツバチが行動範囲にある植物の樹脂を元に巣を補強するために作った物質で、行動範囲にある樹木によって成分が異なる。
そのため産地によっては、必ずしも有効な成分を含んでいるとは限らない。人体には有害な物質を含むこともあり、信頼できるものを選ぶ必要がある。

インフルエンザワクチン Edit

症状が出ないようにしたウィルスを体内に入れることで、体内の免疫機能を利用して抗体を作る。


ワクチンによって免疫ができる確率はおよそ70%くらいといわれる(2度接種することで90%くらいまで高めることができる)。
また、現在のインフルエンザワクチンは、感染予防よりも重症化の防止に重点が置かれている。
ワクチンによって免疫効果を得られても、その効果は身体が持つ免疫力に依存する。疲労やストレスで身体の免疫力そのものが低下していると、十分な予防効果を発揮することができない。


そのため、ワクチンを接種していても、インフルエンザを予防できるとは限らない。
過信をせず、感染しない行動をとることが重要である。


まれに、ワクチンの接種より副作用が出ることがある。
喘息,痙攣,免疫障害,循環器障害などがある場合は、予防接種にリスクがあるため、事前に医師に相談する必要がある。


現在、多くのワクチンは鶏卵を使って作られているため、鶏卵アレルギーがあるひとは予防接種でアレルギー症状がでる危険がある。
鶏卵アレルギーがある場合も、予防接種には医師との相談が必要。


ワクチンの製造には元となるウィルスが必要なため、新型のウィルスに対するワクチンは存在しない。
新型ウィルスを手に入れてからワクチンができるまでは半年程度かかるといわれ、この間は別の方法で予防しなければならない。

抗インフルエンザ薬による予防 Edit

インフルエンザの治療に使われるタミフルやリレンザは、予防用にも使うことができる。
ただし、予防薬としては保険適用外で、使用には条件が定められている。
通常、健康な成人や小学生以下の小児には適用されない。

身近にいる人が感染した場合 Edit

上記の予防に加えて、次のような対策をとると集団感染を防ぐことができる。

  • 感染者が使用したマスクやティッシュは、水につけて密封したうえで廃棄する。
  • 感染者が使用したタオルなどは共同使用しない。
  • 換気の際は、感染者が風下になるように気をつける。家の2ヶ所を開けて通気するより、空気清浄機を使用したほうが安全。
  • ドアノブやトイレなど、感染者が触れたところはアルコールなどで消毒する。
  • 感染者とのちゅっちゅは別の部屋からガラス越しに行う。

感染時の対処 Edit

暖かくして安静にしておくのが基本。発汗で急速に水分が失われるので、水分は十分に取る。
乾燥に気をつけ、加湿器などで湿度を保つようにする。


特に、身体を冷やしてはいけない。
汗を流すときは、熱めの湯を張った湯船に浸かるようにする。シャワーは身体が十分に温まりにくく冷えやすいので避ける。

熱への対処 Edit

インフルエンザウィルスは熱に弱いので、多少の熱であれば下げる必要はない。解熱剤で熱を下げると、かえって長引くこともある。
しかし、頭に熱がこもると脳に負担をかけ、精神的なストレスにもなるので、水枕や冷やしたタオル、チルノちゃんのひざまくらなどで、頭だけを冷やすと良い。
解熱剤は、それでも熱で苦しい場合に使用する。


熱が40度を超えるようなら、家庭療法での対応は困難なので、なるべく早く病院に行く。

抗インフルエンザ薬 Edit

発症してから早い段階(48時間以内といわれる)であれば、「タミフル」「リレンザ」といった抗インフルエンザ薬が有効。
しかし、発症から時間がたってしまうとあまり効果がない。


タミフル,リレンザともに、未成年者が服用したときに異常行動を起こすという報告があるが、今のところ因果関係はわかっていない。
そもそもインフルエンザ自体が、重症化すると脳症を併発して意識障害や異常行動を引き起こす。
厚労省の調査によると、タミフルについては、服用しなかった未成年の異常行動発生率がおよそ22%なのに対し、服用した場合はおよそ10%となっている。*4

幼児への対処 Edit

幼児は基礎体温が高いため多少熱が高くても問題ないと考える人もいるが、大きな間違いである。
むしろ成人と比べて、体力,免疫力で劣るため、より重症化しやすい。


成人が使用する薬剤には、小学生以下の幼児が服用すると副作用がでるものもあるため、安易な家庭療法はかえって危険を招く。
熱が38度を超えるようなら、なるべく早く病院に連れて行くべきである。


幼児は症状の自覚に乏しいことが多いため、周囲にいる大人が早めに気づくことが重要。

外部リンク Edit

インフルエンザ - Wikipedia

コメント欄 Edit

  • 管理人細かいw -- 2009-05-05 (火) 19:54:01
  • なんでこんな項目あるんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2009-11-18 (水) 12:16:35
  • 東方関係なさ杉ワロタwww -- 2009-12-11 (金) 14:42:46





*1 手に付着しただけでは、感染することは少ない。
*2 カフェイン中毒に注意する必要はある。
*3 βカロテンは、必要分だけビタミンAに変わり、不要分は排泄される。
*4 タミフルにラットの脳細胞を浸すと神経細胞が異常興奮状態になったという実験結果があるが、このとき使用されたタミフルの濃度は、通常の使用をはるかに超えるものであった。そのため、実験そのものが有効なものか疑問視されている。