(東京メトロ)ラッチ外乗換による往復乗車

Last-modified: 2023-08-14 (月) 23:44:34

問題

ラッチ外乗換駅にはラッチ内乗換も可能な駅が存在する。このような駅で一旦出場し、60分以内に再び入場して発駅まで戻ることによって、発駅まで片道運賃で往復することは可能であるか。

問題が発生する駅(乗換駅)

以下、ラッチ外乗換駅を「*」で示す。
往復とも同一路線の場合

(以下、ラッチ外のみ乗換可能な駅)
別路線だが同一区間扱いの場合

  • 渋谷:銀座線と半蔵門線*1(表参道方面)
  • 池袋:有楽町線と副都心線*2(要町方面)

往復が別路線の場合は、他のラッチ外乗換駅も該当する。
(例):大手町[半蔵門線]*九段下[東西線]大手町

結論

そもそも東京メトロはO型乗車を認めておらず、仮に乗車する場合は隣駅までの往復扱いとなる。よって不可能。*3
また、この場合同一方面に戻るという観点上不正乗車となる。

ICカードの場合は次のように取り扱われる。

  1. 入場駅と出場駅が同一駅の場合は乗換駅で打ち切り計算となり、往路・復路それぞれで発駅からの運賃が引き落とされる。異名接続駅の場合も同様である。(ラッチ内乗換の可否は関係無い)
    ただし、60分以内に乗り換えれば、履歴では「*」が表示される。
  2. 入場駅と出場駅が異なる駅で、一筆書きで進めるルートが存在する場合は、そのルートで計算される。(存在しない場合は不明)
    (例)渋谷[副都心線]*新宿三丁目[副都心線]明治神宮前と乗車した場合は、渋谷[銀座線]赤坂見附[丸ノ内線]*新宿三丁目[副都心線]明治神宮前と計算される。
  3. IC定期券の場合も、上記のいずれかの場合に準ずる。(定期券区間内の相互発着の場合は運賃は引き落とされない)

なお、発駅と折り返し駅が共に他社接続駅で、他社線も経由して往復する場合は実情が判明しておらず不明となっている。(Suica・PASMO)ラッチ内の他社接続駅相互の往復乗車も参照。


*1 副都心線も同一ラッチ
*2 丸ノ内線も同一ラッチ
*3 実際にはラッチ外乗換には乗換駅までの運賃が必要なため、隣駅までの運賃より乗換駅までの運賃の方が高い場合は乗換駅までの運賃が必要となる