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パワプロクンポケット7（謎の転校生 甲子園ヒーロー編）
花丸高校野球部監督。長年色々な学校で野球部の監督をしてきたものの甲子園の出場経験は無い。
元プロの磯田修一とは友人。「まさかこの俺が最後まで野球を続けているとはなぁ。40年近くひたすら同じことだけを続けてきたんだな。」との述懐から察するに、チームメイトだったのは学生時代と思われる。
甲子園を目指してはいるものの、学力を気にする公立校という制限もあり、現在の指導は投げやり気味で常に垂れ目でやる気が無い顔が特徴。その為に生徒からもあまり好かれていない。しかも突如現れたヒーローに自分の夢と野球部の全てを委ね、他の部員には辛く当たるだけで見向きもしなくなってしまった。二年秋の大会に至っては、試合でのマスク着用が認められないことからヒーローが出場を拒否した際、一般の部員の意向を無視して花丸高校野球部自体を大会から辞退させてしまっている。その為、花丸高校の生徒たちからはお世辞にも好感を持たれているとは言い難い状態に陥っている。
ヒーロー登場後も諸々の事情によって予選敗退を続け、三年夏の大会でようやく甲子園出場を果たす。しかし、ヒーローは主人公(7)達と対立・敗北し消滅してしまい、それを告げられた彼は気を失う程に絶望し、その後は采配を放棄するほどにやる気を失ってしまった。
そして花丸高校は主人公(7)達だけの力で甲子園優勝を成し遂げるも、彼は夢を叶えた達成感を全く得られず黄昏れ、人生の目標だけ見失ってしまう。加えて2回目のヒーロー消滅に伴い彼らについての記憶も失ってしまったことで、自分が甲子園優勝を成し遂げた本来の野球部員達を何故蔑ろにしていたのか、その理由さえ分からなくなってしまう。そして自分の人生は何だったのかと虚無感に苛まれ引退する事になる。結果的に本来の花丸高校野球部員主人公(7)達を蔑ろにしてヒーローだけに自分の夢と野球部を全て委ねた報いを受ける形になった。
以上のように悪い教師の見本とも言えるような言動が特に目立つが、ヒーローを追い出して、二十六高校に負けると、チームメイトをはげます等監督らしい一面も窺える。
そもそもの彼は指導熱心な監督で、生徒たちのために己の身を磨り減らすような「立派な生き方」を歩んできていた。しかし、結果を残せないままに歳を重ね、人生の終わりを感じ始めた頃、彼は自分自身が「ちっとも幸せでない」事に気づいてしまった。
「50を越えて独身で、狭い部屋に住んで安いメシを食ってて、趣味もない。」
そんな中で突如として現れたヒーロー達は、彼にとっては正しく｢初めてのチャンス｣に他ならず、だからこそ「教育者にあるまじき、名誉欲」と理解しながらも彼が追い続けた「人生の華」たる「日本一の監督」の夢をレッド達に託したのである。
また、ヒーローを特別待遇するのには利己的な思考もあるが、野球と「正義の味方」を両立させようとするレッドに対して打算とは別次元の親近感を抱いている様子が窺える。（彼もまた、若い頃には「正義の味方」だったのだという。）
劇中で彼が自らを苛む苦悩を明かすのは旧友の磯田を除けばレッドだけであり、「俺は先生には向いてないんだ」と弱音を語り、素顔すら明かさない彼に「レッド、正直に言うとな。俺はお前が何者でもいいんだ。」と全幅の信頼を寄せて最後の夢を託した事を思えば、彼がレッドたちの消滅を伝えられ、ショックの余りに気絶してしまった事も無理からぬ所と言えよう。
彼がレッドに「先生でなく、人生の先輩として」与えた忠告は、「まず自分の幸せを考えるんだな。そうすりゃ、年をとってから後悔せずにすむ。」であった。
パワプロクンポケット9（さすらいのナイスガイ編）
ブギウギビクトリーズに雇われて遠前町にやって来た監督。
今回は大村会長の知り合いのツテから、ビクトリーズの指揮を執る事になった。
よそ者の主人公(9)をキャプテンに任命したことで、古参メンバーと助っ人組の対立を煽る原因となるが、佐和田曰く「よそ者だから元々のメンバーに遠慮しなくなる」ということらしい。
能力主義で助っ人を重視するスタイルは相変わらずだが、特に確執を生みがちな寺門を諭す等、チームの分裂を防ぐ姿勢は明らかで『7』の一件以来野球には一切関心が無くなってしまったが、『7』と比べ性格が結構丸くなった。
ビクトリーズ内で古参と助っ人の軋轢が起こった際には佐和田はその対立をあえて見過ごし、あくまでチームメイト内で解決させる事で結果的に結束を高める采配も見せた。本人曰く「仲良しごっこじゃ強くなれない」との事。
ジャジメントスーパーとの問題が解決した後は再び監督を辞め町を去っていった。引退後はそれなりに楽しくやっている模様。
パワプロクンポケット10（甲子園一直線編）
かつての教え子である車坂と道端で偶然バッタリ出くわす。
だが『7』での磯田から甲子園以外頭に無いことに呆れられるイベントとは逆に野球に対し一切関心を無くし最早燃えカスのようになってしまった。しかし野球への情熱を燃やす車坂を落ち込ませないために、その事は話さなかった。車坂からは恩師として非常に尊敬されている事から、かつては今の車坂の様な熱血監督だった事が窺える。
プロフィールによれば花丸高校の甲子園優勝やビクトリーズでの功績により、世間では名監督と呼ばれるようになっているが、そのような世間の評価と反比例するように本人は無欲になっているという。
『10』しつもんコ～ナ～（12月26日）によると「2、3年目の時点では無職」との事。
エピローグでは親切高校をクビになった車坂の紹介先を探してあげている。
裏サクセス
パワプロクンポケット9（スペースキャプテン編）
ペラヘブン「失業者」で『9』『10』の服で登場。本名不明。伝導師で昔はペラより大事なものがあったというが、その価値はペラに相当させて考えている。
外部出演
パワプロアプリ
花丸高校の監督で登場。姿が完全に『7』と同じであり、ヒーロー贔屓と一般部員冷遇という立ち回りも同一。
尺やシステムの都合からか、『7』で語られていた彼なりの挫折や期待の反動といった事情はほぼ隠れたまま話が進んでいくため、原作以上に反面教師的に見えてしまっている。
その一方で練習コマンドで同席した際発生するイベントにて主人公を見た感想を窺い知れたり、ヒーローが居なくなった後に采配を投げ出さないなど、システムの都合に補完・救済された面もある。
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- 車坂監督の尊敬ぶりを見ると、昔は指導熱心な監督だっただろう。 -- 2011-02-24 (木) 22:42:47
- なんかしれねぇけど佐和田監督って中日の落合監督みたいだな。 -- 2011-06-16 (木) 06:07:02
- 確かにふてぶてしい性格の上、意外な采配で栄光に導くとか、裏では人に愛情あるのも佐和田監督と落合監督と似たところなのでは（さすがパワポケのオレ流） しかし両者ともいいかげんだけど僕は少し気に入る。 -- 2011-06-16 (木) 06:13:57
- 磯田さんと友人って事は選手としては、甲子園いったことあるのかな？ まぁ、いつ友達になったかわからんからそうとは言い切れんケド。 -- 2011-08-02 (火) 21:08:23
- ↑マニア仲間とか・ -- 2011-08-19 (金) 17:55:58
- ↑結構昔からの付き合いみたいだから違うと思う -- 2011-08-19 (金) 18:58:07
- 磯田氏と同年代とすると、監督ももう高齢だね。７の時点で50過ぎってのは確定だけど -- 2011-08-23 (火) 21:07:03
- 7でヒーローのレッドに9で再開してるんだよな…気づいてないだろうけどなんか複雑 -- 2013-11-27 (水) 01:12:57
- この監督、今まで何をしてきたんだろうかｗｗ無駄な人生だねぇ…ｗ -- 2015-01-23 (金) 10:42:24
- 若いころは正義の味方だったそうだし、自分よりも他人を優先して担じゃない？ -- 2015-09-07 (月) 09:39:56
- 良くを言えば 欲が無い 悪く言えばやる気がない こんな人が実際の監督でいたら嫌だな -- 2015-12-22 (火) 09:15:43
- 報われない人生送ってきたみたいだし、仕方が無い部分もある。 -- 2016-01-13 (水) 05:00:54
- 監督がレッド達を覚えてないって確定なの？花○高校野球部員が覚えてるんだから監督も含まれてると勝手に思い込んでたわ。でも覚えてたら９主の声に反応するか…？いや、ヒーローのこと覚えてないと９の対立を見過ごしたり寺門を諌めたりできないと思うんだけどなぁ。経験がいきたっぽい描写に見えるから… -- 2016-04-01 (金) 20:00:02
- 上で落合に似ているっていうけど、無能過ぎるという決定的な違いがw落合は投手のこと分からないから -- 2017-03-16 (木) 16:24:28
- 分からないから森繁に任せてたらしいけど、例え森繁に任せてなくてもあんな無能采配は144試合中一試合もしなかったと思うけど。 -- 2017-03-16 (木) 16:27:40
- ↑７の阿部様や９の藤本の話をしているんだと思うけど… 無能采配云々に関しては、結局は主観だからなあ。むしろ結果的に甲子園優勝と商店街の勝利に導いているのだから、落合的な監督業（勝つことが監督の仕事）を体現していてより落合に似ていると感じますね。 -- 2017-03-18 (土) 16:59:50
- 佐和田監督って真央グッドアルバムの神様みたいな人だな -- 2017-05-04 (木) 17:54:50
- ページ更新したらコメント再送信してしまいました -- 2017-05-04 (木) 22:39:04
- ポケ9の1月1日9主が町を去る場合、主「無責任ですね。」佐「ああそうとも。最初っからな。」この最初ってのが7の時なんじゃないのか？って自分では思っている。佐和田さんも憎めない人だがヒーローの記憶が失われてたのなら思い出していて欲しい。 -- 2017-08-26 (土) 11:45:02
- ↑ミス。憎い人 -- 2017-08-28 (月) 13:02:07
- 7の世界観と雰囲気もあってか、一番人間臭くて現実味のあるキャラクターだと思う。 -- 2017-09-21 (木) 17:29:34
- ちっとも幸せでない？ だったらヒーロー達に洗脳されてしあわせ…。 -- 2017-12-19 (火) 14:55:00
- 高校野球で勝ちたいならレッドらへんを投手にすればよかったやん。無能監督やない？ -- 2017-12-19 (火) 15:41:54
- 車坂も結局20年後はこの人みたいになってしまうんだろうか -- 2018-02-04 (日) 14:04:55
- ↑彼のは特例中の特例だよ。部員達にキツく当たってたのだってヒーロー達が居たからだし、そのヒーロー達の記憶が無くなって部員にキツく当たってた記憶しか残ってないからだしね。 -- 2018-02-04 (日) 21:40:39
- 車坂さんがそんな経験することなんてないだろうし、佐和田さんみたいに虚無感しかない野郎にはならんじゃないかな？ -- 2018-02-04 (日) 21:44:12
- 可哀想。でも好き、7だと好きになれなかったけど10の車坂との会話見たらなんか泣ける -- 2018-10-04 (木) 14:18:05
- 甲子園出場が長年の夢だった指導者が、現生徒の能力に不満で「お前らなんかダメだ、無理だ！」と言っていたらいつの間にかその生徒が監督の努力と無関係に甲子園優勝を果たした、っていう歴史になったんだから、本人はやる気も自信もなくすだろうな。解決するにはもう一度本人の力で甲子園に行くしかないけど、やる気がないうちは無理だろうなあ -- 2019-11-21 (木) 10:47:14
- 監督にとってはヒーロー抜きの甲子園準優勝が一番幸せだったろうなぁと。優勝という生き甲斐も残ったし -- 2022-01-02 (日) 11:57:27
- 長年の夢を追いかける唯一のチャンスだからヒーローに傾倒した、いざ優勝した際はヒーローに関する記憶が消えたので生徒をないがしろにした事実と夢を達成してしまった虚無感だけが残った。でかなり味が出る人物だったなと今だと思う 年食うとこの人のことわかってきてしまうんだよな 夢追う期間が一番前向きだったろうに、途中で覚めてしまった……ところにヒーローという希望だもんな -- 2023-04-16 (日) 10:47:46
- この人もヒーローに振り回された被害者ってことか -- 2023-05-24 (水) 22:38:38
- 被害者ってより突然現れたヒーロー達に一方的に希望を託した愚か者だと思う ヒーロー優遇一般部員冷遇の環境を作ったのはレッド達じゃなくて監督自身だから虚無感と後悔に苛まれるあのラストはまぎれもなく自業自得 -- 2023-08-29 (火) 01:44:58
