作品年表

Last-modified: 2013-01-08 (火) 17:08:28

全てを取り上げると膨大になり過ぎるので細かいバリエーションは個別ページにて解説することにする。

西暦作品・記録概要備考
516~518ハドニスの戦い?カンブリア年代記より
537~539カムランの戦い?カンブリア年代記より
550ギルダス『ブリタニアの征服と破壊』当時のブリテン島の事を記した貴重な書物。歴史的事実としての信憑性は高い。アーサーの記述は無い11世紀の写本がある
また8世紀頃の書物にこの書からの引用あり
600『ゴドディン』アーサー及びキノン(カログレナント?)の記述
830ネンニウス『ブリトン人の歴史』優秀な戦闘指揮官アーサーの記述
960『カンブリア年代記』カムランの戦いにおいてアーサーとメドラウドが倒れたとの記述
10C『タリエシンの書』アンヌヴンの略奪やウリエン/オワインへの歌が収録
12C以前『門番は何者か』
12Cトリスタンとイゾルデ
1135ジェフリー・オブ・モンマス『ブリテン列王史』ブリトンの王アーサーの生涯についての記述
1150ジェフリー・オブ・モンマス『マーリンの生涯』
1155ウァース『ブリュ物語』
Roman de Brut
1168クレチアン・ド・トロワ『エレックとイーニッド』
1170クレチアン・ド・トロワ『クリジェス』
1170マリー・ド・フランス『ランヴァル』/『すいかずら』
1172クレチアン・ド・トロワ『ランスロ、または荷馬車の騎士』
1174クレチアン・ド・トロワ『イヴァン、または獅子の騎士』
1182クレチアン・ド・トロワ『ペルスヴァル、または聖杯物語』
1194ウルリッヒ・フォン・ツァツィクホーフェン『ランツェレット』
1200?ロベール・ド・ボロン『アリマタヤのヨセフ』/『メルラン』/『ペルスヴァル』
1210~1230ランスロ=聖杯サイクル
1230~1240散文トリスタントリスタンとイゾルデの物語がアーサー王伝説に取り入れられたもの
1230~1240後期流布本サイクルマロリーのアーサー王の死の典拠とされる。ランスロ=聖杯サイクルを元に散文トリスタンの影響が強い
1275ウェールズ三題詩の現存する重要な写本の製作時期
13C~14C『アーサーの甥、ガウェインの成長記』
De Ortu Waluuanii Nepotis Arturi
1350リーゼルッハの白本のちにマビオギンにまとめられる話やウェールズ3題詩が書かれたウェールズ語の写本
14C後半『ガウェイン卿と緑の騎士』
Sir Gawain and the Green Knight
1384~1410ヘルゲストの赤本のちにマビオギンにまとめられる話やウェールズ3題詩が書かれたウェールズ語の写本
1485トマス・マロリー『アーサー王の死』
Le Morte Darthur
執筆は1469~1470
ウィリアム・キャクストン編集
マロリー原作にはウィンチェスター写本がより忠実
1795ウィリアム・オーウェン・プーヘ『マビノギオン、もしくは古代ウェールズのロマンスによる少年少女の娯楽』1838年シャーロット・ゲストにより英訳。マビノギ、マビノギオンと呼ばれるもの