Leeches

Last-modified: 2014-12-30 (火) 13:10:35

無駄カード (Leeches)
原文 = http://ankisrs.net/docs/Leeches.html(リンク切れ。別アドレスに移転か。2013-03-30)


このページの記述内容は古い内容です。
最新情報は 2.0/Leeches を参照してください。

無駄カード (leech) とは、何度も繰り返し忘れているカードのことです。無駄カードには数多くの復習が必要とされ、他のカードよりも多くの時間を取られます。

時間の浪費とストレスを避けるには、どのカードが無駄カードなのかを特定することが重要です。初期設定では、15回以上解答できなかったカードが無駄カードとなります。無駄カードを発見すると、そのカードは suspend され、「無駄 (Leech)」タグが付けられ、suspend されたことが通知されます。無駄カード 特定の閾値や、suspend するかどうかは Settings>Deck Properties>Advanced にて変更することができます。

Anki は難しいカードに対し、一定間隔ごとに無駄カード (leech) 警告を出し続けます。警告の間隔は初期の無駄カード閾値の半分です。つまり、16 回解答できないことを無駄カード (leech) の閾値に設定している場合、その後は 8 回解答できないたびに警告が出ます(24, 32, 40, ...)。

無駄カードが発見された場合には、復数の対処方法があります。

無駄カードを suspend したままにする (Leaving Leeches Suspended)

無駄カードは干渉によって発生することがあります。例えば、英語学習者が "disappoint" と "disappear" を学習したとします。これらの単語は見た目が似ているため、回答時に混乱する場合があります。このケースでは、どちらか一つだけに集中するのが生産的な場合が多いです。片方を確実に記憶することができたら、次にもう一方の学習を再開することができます。よってこの場合には、無駄カードを数ヵ月後に suspend 解除するのがよいでしょう。

無駄カードを削除する (Deleting Leeches)

無駄カードを管理する別の方法は、無駄カードを削除することです。覚えられなくて困っているカードが、本当に覚える価値があるのかどうか考えましょう。難しく曖昧な項目を選んで削除することで、他の項目を覚えることにより多くの時間を割くことができます。

無駄カードを編集する (Editing Leeches)

異なるアプローチとして、情報の与え方を変更するという方法があります。恐らく作成したカードには多すぎる情報が含まれているか、あるいは内容をしっかり理解することなく記憶しようとしているのでしょう。ファクトの表現を変更することが助けになる場合があります。語呂合わせなどを考えることも有効です。

別バージョンの Anki での無駄カード (Leeches on other versions of Anki)

AnkiOnline や AnkiMini もデスクトップ版の設定に基づき、自動的に無駄カードを特定します。しかしこれらは suspend したという通知を行いません。そのため、デスクトップクライアントで折を見て無駄カードタグの付いたカードがないか確認したほうが良いでしょう。

更なる情報 (More Information)

SuperMemo にも無駄カード (leech) に関する項目があります:

   http://www.supermemo.com/help/leech.htm