概要
整流ダイオード
発光ダイオード(LED)
LEDは主に、電源のON,OFF確認や信号のHi,Lowや照明(イルミネーション)などに用いられます。
基本的にLEDもダイオードなのでダイオードと同じV-I特性を示します。
図1:一般的なダイオードとLEDのV-I特性のグラフ
図1の電流が流れ始める順方向電圧(VF)と言うのもがダイオードには存在します。
順方向電圧とは、LEDに電流が流れ始め、発光し始める電圧のことです。
LEDの使い方でやってはいけないことがあります。それは電源と直接接続することです。
図1のグラフでは分かりにくいですが、順方向電圧を超えるとダイオードは急激に電流が流れます。
小型LEDの定格電流はだいたい10[mA]くらいなので、順方向電圧を超えると10[mA]を超え
LEDを破壊します。なので必ず、電源とLEDの間に抵抗を挟んで回路を作ります。
図2:LED点灯回路の例
LEDを使い方の計算例を紹介します。
今回は、電源V1を5[V],LEDの順方向電圧V3は2.0[V]とします。
LEDの順方向電圧は電源が何[V]でも2.0[V]電圧が降下します。
なのでLEDに5[mA]流したいと考えた場合、抵抗には5-2=3[V]
かかっているので、オームの法則より3÷5m=600[Ω]の抵抗を付けると
LEDに5[mA]流すことが出来ます。実際には600[Ω]が手元に無いことの方が多いので
基本的には、定格電流を超えない程度の抵抗なら大丈夫です。