【オイゲン公と竜の騎士の語り】

Last-modified: 2018-05-05 (土) 15:36:41

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かつてこの騎士団領のあたりは、何も無い荒地だったと言います。
オイゲン公は人々を率い、荒地に立ち向かったと言います。
そこに一匹の竜が現れ、サルーインを倒した人間の技を知りたがったと言います。
オイゲン公は竜に、騎士の技と騎士の心を教えたと言います。
竜も良く学び、遂には竜騎士と呼ばれるようになったと言います。
時は流れ、騎士団は大きくなり、新たにやって来た人々は、好奇と猜疑の入り混じった眼で竜騎士を見たと言います。
竜騎士は年老いたオイゲン公に、別れを告げたと言います。
まもなくオイゲン公はミルザの元へ旅立ち、騎士団の人々も竜騎士の事を忘れてしまったと言います。

詩人の一言

人々は色々な事を忘れていきます。でも、そのおかげで伝説が生まれるのです。