RS2
【火山の噴火鎮静】を自力で解決し、【浮上島の秘密】が発生した場合に聞けるセリフ。
【魔道士の砦】にいる【魔道士】に話しかけた際に、魔道士がコムルーン火山を噴火させて【古代魔術書】を手に入れたようとしたことを知った【皇帝】の台詞に対する魔道士の返答である。
この魔道士の信条を一言で集約したと言えるセリフである。
実際のところ、この魔道士について言うならば、このセリフは上辺だけのものでは断じてなく、戦闘における行動は全て術であり、【体術】や武器を用いた攻撃は一切行ってこない。
【狂戦士】化すると文字通り棒立ちになる。たとえ理性を失おうとも術以外は許さないという強い信念の表れと言えるだろう。
落とす戦利品も【キャッツアイ】又は【宵闇のローブ】と、【魔力】か【理力】かは異なるが、どちらも魔法強化に資する防具となっている。
同型モンスターはロッド(棍棒)を落とすことはあるが、ロッドによる攻撃は物理であるため、彼の信念で言えば許されないということだろう。
いやいや、彼の砦には棍棒があったじゃないか、と思うかも知れないが彼の砦にあった棍棒は【リバティスタッフ】であり、固有技である【祝福】は【腕力】+魔力増加効果。腕力も増えるが、主としての用途は魔力増加と言うことを考えれば本当に魔法強化のための武器だったといえる。
……このように考えてみると、彼の術に対する信念は紛れもない本物であることが分かる。
もちろん、島の人々の生活を脅かした行動は許されるものではないが、そんな彼が古代の術を手に入れるためならば周囲のことなど顧みないというのは致し方ないことなのかもしれない。
術こそ全て、というのは流石に言い過ぎではあるものの、術の重要性を分からずにプレイした初心者からすると妙に説得力のあるセリフと言える。1周目に術を軽視した結果、【七英雄】を倒しきれなかったプレイヤーは思わず共感してしまうかもしれない。
全文
何をゴチャゴチャと。
術こそ全て、と言っても貴様のような愚か者には理解できまいがな。
術の素晴らしさ、己が肉体で味わうがよい!