【暗躍する仮面!美女は愛ゆえに死す?】

Last-modified: 2024-03-24 (日) 23:03:25

IS

4章
地域ザム砂漠
12
派遣条件2周目以降
任務「キューブを巡る陰謀!罠を噛み破れ!」を達成
「レンの操作を手伝う」を選択
派生

概要

キューブを巡る陰謀の影には仮面の怪人ジョーカーがいた。
グラディウスのメンバーと共闘し、謎めいた道化師を逮捕せよ!


【レン】と共に【キューブ】の捜査を行う事にした【ヒューズ】、しかしレンは困惑そうな挙動を見せていた。
【地下都市ルミナ】に帰還したヒューズは【キグナス】の機関長である【ホーク】と喫煙所での会話の中で同じ喫煙仲間のレンが喫煙所に現れない事を話す。
更に喫煙仲間の【ノーラ】も現れるとレンからの伝言で捜査情報漏洩の手がかりを【失われた地】で掴んだと連絡を受ける。
目的地に向かうとそこには以前に冤罪で【ディスペア】送りにしてしまった【エミリア】と遭遇、
【グラディウス】の任務で【ジョーカー】の手がかりを追っていた。
【ルーファス】からの報告によるとジョーカーはキューブを入手するため、【ザム砂漠】のオアシスの礼拝堂に向かったと言う。
 
これを聞いたヒューズは不審な点に気づく。なぜなら、レンが伝言で指定した「失われた地」と、ルーファスの報告で指定された「ザム砂漠」は、ディスノミアの世界地図では真逆に位置する正反対の場所だからである。
同僚であるレンの伝言と、組織を別にするルーファスの報告のどちらに信憑性があるのかを探ったヒューズだが、エミリアは元の世界でヒューズから冤罪にされた愚痴をこぼしたことで、ヒューズはエミリアを冤罪にしたそもそもの原因=「レン死亡事件」そのものを忘れていたことに着目。
なぜこんな重要なことを「誰も覚えていない」のかを疑問に持ったヒューズは、ディスノミアにやってきた各人たちが元の世界での時系列はバラバラであったことを思い出す。
サンダイルから訪れた者が世代単位で来訪時期にズレがあったのだから、自分たちも(そこまでではないにせよ)多少のズレがあってもおかしくない。
実際エミリアは自分を恨んだのだから、この事件をしっかり覚えていた。
だったらIRPOにも、レン死亡事件のことを知っている時系列から来訪した者が1人ぐらいいるだろう。
メカであるラビットの記録まで存在しない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
 
その疑問の答えあわせとして最もつじつまが合うのは「記憶が人為的に消されたケース」であった。
自分たちの記憶を消すことで都合のいい人物がいるとしたら誰なのか、それでいてIRPOメンバー全員にたやすく接触できる人物の正体は⋯ここまで考えて、ヒューズはレンの行動に不審な点があることに気づく。そしてキューブ捜査についても「情報漏洩があったというレンの伝言」「キューブを追いかけるジョーカーの動きを掴んだルーファスの報告」を比較すれば後者の方が信憑性が上であるため、ルーファスの報告を信用し、ザム砂漠へと足を進めた。
こうしてレンは捜査線上に挙がってきたのである。
 
礼拝堂に向かうヒューズとエミリアだが、礼拝堂には既にルーファスと【アニー】【ライザ】が到着し、そこにジョーカーが出現。
ジョーカーとなっていたレンは、勘の鋭いヒューズが今回もっとも障害になることを察知し、ウソの報告で遠方へ誘導することで厄介払いを目論んでいたのだった。しかしヒューズの事件を追いかける嗅覚は「記憶の欠落」というわずかな手がかりを逃さず、ついに踏み込まれたのである。
一足先にグラディウスがジョーカーを包囲しており、奥の手としてキューブを取り込ませた【ディーヴァ】をしもべとして呼び出したが、そこにヒューズとエミリアが駆けつける形でディーヴァは討ち取られる。
ジョーカーにとっては、IRPOでないことを理由にエミリアへはノーマークだったが、依り代のレンにとって本来最も近い存在であり、なおかつグラディウスではいまや主力の一人であることを見落としていたこの誤算のツケは大きかった。そして、ヒューズの力量を甘く見て、捜査名目でキューブ入手をもくろんでIRPOメンバーの記憶を催眠捜査した工作も完全に裏目に出た。
身体が崩れたディーヴァの身体が崩れて出現したキューブをエミリアが手に入れるも、計画がもはやほぼ瓦解したジョーカーはこれを諦めず、キューブを渡すように催促し、そのためにエミリアへ接近しながらついに依り代がレンであることを自ら明かす。
「レン死亡事件」の真相自体は【リージョン】において【バイオ肉】を利用して死を偽装していたものだが、自ら種明かしをすることは絶対的優位の確信があったためで、依り代のレンを人質に取れば同僚のヒューズもフィアンセのエミリアも手出しができないと考えていたのだった。
キューブを手にしてエミリアとともに世界の頂点に立つ目的を明かすジョーカーだったが、【ジョーカーの仮面】に支配されていたレンは、仮面へ抵抗しエミリアに撃つように仕向けるが、それを迷い無く撃ったのがヒューズだった。銃弾は心臓の位置めがけて撃ち込まれたため、ジョーカーは死んだ人間をいつまでも依り代にしたままだと自身も死んでしまうためレンから分離。すぐさまヒューズはこの仮面を押収物として回収した。

ジョーカーを倒すことができたが、レンが犠牲となってしまった・・・ように見えた。しかし、ヒューズは殺すつもりで射撃したのではなく、レンは警察学校を出たお祝いにヒューズからもらったオイルライターを左胸のポケットにいつも入れていることを知っており、本当の狙いはこのライターであった。心臓の位置にショックを与えることでレンが撃ち殺されたとジョーカーの仮面に誤認させるまでが計算のうちだったのである。
ところが、正気を取り戻し起き上がったレンの胸ポケットを見たエミリアの口から、ライターなんてなかったという思わぬ事実を聞かされる。
なんとこのオイルライター、もらってからすぐに着火しなくなったのでとっくの昔に処分しており、左胸ポケットにはジョーカーとしての活動に使う投げナイフが代わりにぎっしり入っていたため偶然助かったのである。
あわや本当に殺害してしまうところだったことに気づいたヒューズは心底肝を冷したが、側に居たのは肝の冷えも忘れるほどの怒りをあらわにしたエミリアであった。
こうしてヒューズは、エミリアから銃を乱射されながら追いかけられ、最後は捕まってピンクタイガーの姿で滅多打ちにされた。

一方、キューブは仮死状態になっていたレンの蘇生にエネルギーを使い果たして消滅し、事件は収束を向かえたのである。

関連イベント

作品イベント概要
IS【ギュスターヴと海女!洋上の大冒険!】捜査の手がかりとなった、ディスノミア来訪元の時系列のズレについて
IS【エミリアついに結婚へ!砂漠の巨獣大行進!】エミリアとレンの披露宴と巨獣退治
ISEC【湯華と並び咲く宿命石!温泉郷に奔放な風よ吹け!】ディミルヘイムにおけるその後のジョーカー